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今年、ケンドリック・ラマーとシザのコラボ曲「Luther」は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で13週にわたり1位を獲得し、来年2月の【グラミー賞】では<年間最優秀楽曲>と<年間最優秀レコード>にノミネートされた。しかし、楽曲をプロデュースしたサウンウェイヴによれば、そもそも“存在するはずではなかった”そうだ。
現地時間2025年12月15日に公開された、米ローリング・ストーンの最新記事では、米コンプトン出身のケンドリックによる高評価アルバム『GNX』の制作過程が掘り下げられており、プロデューサーのサウンウェイヴは、故ルーサー・ヴァンドロスをサンプリングした「Luther」が当初はインタールードとして構想されていたと明かしている。「ドラムは一切なかった」とサウンウェイヴは述べ、「文字どおり、自分がサンプルを刻んで、ドット(ケンドリック)がメロディをハミングしていただけなんだ」と振り返った。
「このサンプル自体はずっと温めてきたけど、どうすればいいのかわからなかった」とサウンウェイヴは続け、「でも、彼がある特定のメロディを出した瞬間に、これはもっと大きなものになるべきだと確信した」と明かしている。
そのサンプルとは、故ルーサー・ヴァンドロスとシェリル・リンによる1982年のデュエット曲「If This World Were Mine」で、ラマーとシザのコラボ曲全編にわたって使用されている。『GNX』を代表する楽曲となった「Luther」は、Hot 100年間チャートで、ブルーノ・マーズとレディー・ガガの「Die With a Smile」に次ぐ年間2位として年を締めくくったほか、2026年の【グラミー賞】では、<最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス>にもノミネートされている。
同じ米ローリング・ストーンの記事の中で、サウンウェイヴは、共同プロデューサーのジャック・アントノフ、ソングライターのインクとともに『GNX』の制作過程についても語っている。同作は、2026年の【グラミー賞】で<年間最優秀アルバム>と<最優秀ラップ・アルバム>にノミネートされているが、文化的なインパクトを与えたドレイクのディス・トラック「Not Like Us」が発表されるよりも前、つまり2024年の2人のビーフが始まるずっと前から制作が進められていたという。
だが、スタジオでのとあるエモーショナルな瞬間を迎えるまで、サウンウェイヴは『GNX』が完成したとは思えなかったそうだ。「アルバムの最後の1秒までに涙が出なければ、まだ完成じゃない」と彼は語り、「朝6時だったけど、最後の曲の最後の音が止まった瞬間、涙がこぼれた。そのときに“これで完成だ”と思ったんだ」と話している。
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