<イベントレポート>藤井フミヤ、公式アンバサダーを務める没入型展覧会【クリムト・アライブ】に登場「もっと日本の人に知ってもらいたい」

2025年12月11日 / 10:00

 12月5日より大阪・堂島リバーフォーラムにて開催中の【クリムト・アライブ 大阪展】のメディアセッションが10日行われ、公式アンバサダーを務める藤井フミヤが登壇した。

 本イベントは、19世紀末のウィーンを代表する画家、グスタフ・クリムトの傑作を“映像×音楽×香り”を駆使した演出で楽しむ没入型展覧会。場内では、金箔を使用した日本の美術(琳派など)に影響を受けたクリムトの作品の数々を映し出す360度の巨大スクリーンに、大音量で流れるベートーヴェンやモーツァルトなどのクラッシック音楽、さらに館内に漂う官能的で温かい香りがリンクする新感覚のアート体験が堪能できる。

 クリムトのお墓参りやアトリエを訪れるほどの大ファンだという藤井フミヤは、アンバサダー就任に「嬉しかったですね。あと(この展覧会で)どんな世界が観られるのか、期待感もありました。」と、日本で一度に多くのクリムト作品に触れられるのは特別な機会だと語る。

 クリムトの魅力については「写実的な女性や人物像を描ける技術だったり、ジャポニズムに影響を受けている部分が日本人としてシンパシーを感じる。そういう日本人的なセンスとクリムトのセンスが自分的には一致した感じが、見た瞬間から“この人の絵好き”と感じた。」と、自身も女性の絵を描くことが多いという藤井は、クリムトの作品に大きな影響を受けていると話し、ミュージシャンとしても刺激になると語っていた。

  また、実際に展覧会を体感した藤井は「筆の細かいタッチがよく見えるので絵を描く人はそこも注目してほしい。クリムトは、デザイン画、人物画、風景画と様々なバリエーションがあるので、このような展示演出に向いていると思います。」語った。

  そして、自身が手掛けた楽曲で、クリムトの世界観にあう楽曲は? という質問には「『TRUE LOVE』とか言っちゃおうかな(笑)」と答え、場を沸かせたが、その理由の一つには、クリムトが、生涯結婚はしなかったものの、愛した人はエミーリエという女性ただ一人と言われていることを明かし、誰もが納得した。

 最後に藤井は、「日本人として繋がるような気持ちになるので、クリムトをもっと日本の人に知ってもらいたい。」とPR。【クリムト・アライブ 大阪展】は、同所にて2026年3月1日まで開催されている。

TEXT:森島良子
PHOTO:ハヤシマコ

◎イベント情報
【クリムト・アライブ 大阪展】
2025年12月5日(金)~2026年3月1日(日)
大阪・堂島リバーフォーラム
開館時間:10:00~17:00
※最終入場は閉館の45分前まで
※休館日2025年12月30日(火)~2026年1月1日(木・祝)
※展示室内はすべて写真、動画撮影可能
https://klimtalive.jp/osaka/

 


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