BABYMETAL＆ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ、米ビルボードのメインストリーム・ロック・エアプレイ・チャートで歴史的な1位

　ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ（5FDP）が、2025年11月22日付の米ビルボード・メインストリーム・ロック・エアプレイ・チャート“Mainstream Rock Airplay”で自身の連続首位記録をさらに伸ばし、BABYMETALは日本のアーティストとして初めて同チャートを制した。

　5FDPの最新シングル「The End」は、BABYMETALをフィーチャーした楽曲で、前週2位から1位へと上昇。5FDPにとって通算17作目、そして13作連続の首位となり、1981年に始まった同チャート史上最長の連続1位記録を更新した。

　この連続記録は2018年の「Sham Pain」から始まり、2025年にはすでに2曲が首位を獲得している。「The End」に先立ち、7月にはマリア・ブリンクを迎えた「I Refuse」が1週だけ頂点に立っていた。

　通算17作の1位は、5FDPがMainstream Rock Airplayで歴代3位の1位獲得数を維持していることを意味する。

◎Mainstream Rock Airplayチャート1位獲得数上位アーティスト
21曲 シャインダウン
19曲 スリー・デイズ・グレイス
17曲 ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ
14曲 フー・ファイターズ
14曲 メタリカ
13曲 ディスターブド
13曲 ゴッドスマック
13曲 リンキン・パーク
13曲 ヴァン・ヘイレン

　「The End」は、元々アイヴァン・ムーディー率いるバンドの2022年作『アフターライフ』のためにレコーディングされた楽曲で、5FDPの代表曲を再録した今年の『ベスト・オブ（Volume 2）』向けに新たに録り直された。

　一方BABYMETALは、メイン/フィーチャリングを問わず日本のアーティストとして初めてMainstream Rock Airplayを制覇した。アジア大陸にルーツを持つアクトとしても初の快挙となる。ただし肩を並べる存在としては、初期にアラブ首長国連邦で結成されその後英国へ拠点を移したアスキング・アレクサンドリア、そして米国で結成されたもののメンバー4人中3人が国外生まれ（サージ・タンキアンとジョン・ドルマヤンはレバノン生まれのアルメニア系、シャヴォ・オダジアンはアルメニア生まれ）で、残るダロン・マラキアンも米国生まれだが両親がアルメニア出身というシステム・オブ・ア・ダウンが挙げられる。

　同時に「The End」は、ロック全体を対象としたオーディエンス規模ベースの“Rock & Alternative Airplay”チャートで19位から17位へ上昇した。ルミネイトによると、11月13日までの週でオーディエンス・インプレッションは16パーセント増の250万ユニットとなった。

　11月22日付の全ビルボード・チャートは、現地時間11月18日に米ビルボードのサイトに更新される。