マドンナ、「Dress You Up」40周年記念リミックス集を長年のファンに捧げる

　長らく噂されていた『レイ・オブ・ライト』のリミックス・アルバム『ヴェロニカ・エレクトロニカ』をリリースしたばかりのマドンナが、現地時間2025年8月1日の朝に、アルバム『ライク・ア・ヴァージン』からシングル「Dress You Up」の40周年を祝った。

　ダイヤモンド認定を受けた1985年のアルバムからの最後のシングルとなったこの楽曲は、今回3曲入りのデジタル作品として配信された。公式リミックスに加え、ファンキーなベース・スラップやベルの音が鳴り響くミッドセクションが追加された約6分に及ぶ「12”フォーマル・ミックス」が収録。この曲は、シックのナイル・ロジャースがプロデュースしており、チキン・スクラッチ・ギターも演奏している。そして、ボーカルを取り除き、楽曲のメロディに焦点を当てた4分半の「カジュアル・インストゥルメンタル・ミックス」も収められている。

　この3曲入りの作品は、先週初めにイタリアで交通事故により悲劇的に亡くなったバービー人形のデザイナーでありマドンナの熱狂的ファンでもあったマリオ・パグリーノとジャンニ・グロッシに捧げられている。「このリリースを彼らに捧げます。長年にわたり、数多くの創作にマドンナのアイコニックなルックを取り入れてくれてありがとうございます」とプレス・リリースには綴られている。

　なお、マドンナは映画『デッドプール＆ウルヴァリン』の監督＆プロデューサーであるショーン・レヴィとともに、自身の人生とキャリアを題材にしたNetflixのリミテッド・シリーズにも取り組んでいると報じられている。現時点では、このプロジェクトが彼女の50年近いキャリアのどの時期に焦点を当てているのかは明らかになっていないが、映画『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』に出演するジュリア・ガーナーは、自身が主演する予定だったものの2023年にお蔵入りとなったマドンナの伝記映画について、「まだ実現する予定です」と最近語っていた。