【深ヨミ】TWSの日本デビュー・シングル『はじめまして』初週地域別販売動向を調査

2025年7月13日 / 14:00

 2025年7月9日公開(集計期間:2025年6月30日~7月6日)のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、初週186,554枚を売り上げて首位を獲得したTWS『はじめまして』。

 2024年にデビューしたSEVENTEENの弟分、6人組グループ・TWS。本作は、7月2日に発売されたTWSの日本デビュー・シングルで、日本オリジナル楽曲を含む全3曲が収録されている。日本デビュー日となった7月2日にはプレミアム・ショーケースを開催し、3曲のステージを披露している。

 ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『はじめまして』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/151462/2)は、TWSが日本デビュー前の2024年12月にリリースした1stシングル『Last Bell』と今作『はじめまして』の実店舗における発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2025年に発売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。

 図1を見てみると、今作『はじめまして』は関東地方で63.3%(以下かっこ内全シングル:56.0%)、近畿地方で16.9%(15.1%)となっており、大都市圏の販売比率が高いことがわかる。大都市圏への売上集中はまだ一般への認知度がそれほど高くない海外アーティストに共通する特徴でもあるが、TWSにおいてはそこまで局地的な比率とは言えない。その他の地域にも目を向けてみると、例えば東北地方では2.6%(3.6%)、九州地方では5.8%(5.9%)となっており、全シングルの比率には及ばないものの、大都市圏以外でも認知を獲得していることが窺える。また、『Last Bell』と今作を比較してみると、関東地方における比率は減少(67.1%→63.3%)、その分大都市圏以外の地域で比率が高くなったところもある。デビューから約1年半と日が浅い点を考慮すると、今作の地域別販売比率は比較的バランスがとれていると言え、今後さらに認知度が上がってファン層が広がれば、全シングルの比率に近づいてくると予想される。

 続いて、図2(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/151462/3)は、1stシングル『Last Bell』と日本デビュー・シングル『はじめまして』の初週と累計販売枚数を比較したグラフだ。両シングルともシングル・セールス・チャートで首位デビューを果たしているが、今作『はじめまして』は『Last Bell』を大きく上回る初週販売枚数を記録。日本デビューの話題性だけでなく、【KCON JAPAN 2024】への出演や日本ファンミーティングの開催など、積極的な活動により着実に人気を伸ばしていると言えるだろう。

 7月11日から全国6都市をまわる初の日本ツアー【2025 TWS TOUR ’24/7:WITH:US’ IN JAPAN】を開催、9月には【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025】に出演することが決まっているTWS。全国的なさらなる人気拡大が期待できる彼らの今後の活動に注目していきたい。


TWS

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