<ライブレポート>J-HOPEのワールドツアー終幕、メンバー勢ぞろいでBTS記念日を祝福「ずっと愛してます!」

2025年6月16日 / 18:00

 BTSのJ-HOPEが、2025年6月13日と14日に韓国・高陽総合運動場メインスタジアムにて、ワールドツアーのアンコール公演【j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’ FINAL】を開催した。BTSのデビュー記念日でもある13日には、客席にBTSのメンバーたちが集結。さらにJINとJUNG KOOKはサプライズでステージに登場し、BTSにとってもARMY(ファンネーム)にとっても特別な一夜となった。

 J-HOPEコールが響き渡るなか、J-HOPEは真っ赤な衣装をクールに着こなして登場。「What if…」「Pandora’s Box」「Arson」と、2022年にリリースした自身初のソロアルバム『Jack In The Box』からの楽曲を立て続けに披露し、瞬く間にARMYの心をつかんだ。

 その後、会場にいるARMYとオンラインで視聴しているARMYに笑顔で挨拶を。「ちょっと雨が降っていますが、今日の公演はもっと楽しくなりそうです。皆さんが流しているのが汗なのか雨なのかわからなくなるほど楽しみましょう! この公演を6月13日に行うことになってとても光栄です。ファイナル公演、一生懸命準備しました!」と、観客の期待をさらに高めた。

 そして「i wonder… (with Jung Kook of BTS)」では、JUNG KOOKがサプライズで登場! 2日前に除隊したばかりとは思えない完璧なビジュアルと、ブランクを感じさせない圧巻のボーカルで、会場の熱気は最高潮に! 何より久しぶりの共演となったJUNG KOOKとのステージに、J-HOPEも思いっきり嬉しそうな笑顔を見せていたのが印象的だった。大歓声が鳴り止まない中、JUNG KOOKは「ステージ裏ですごく緊張しちゃって……1年6か月の間、本当に会いたかったです。本当に」と語り、ARMYとの再会に喜びの表情を浮かべた。さらにJ-HOPEが「このまま帰すわけにはいかないですよね? ARMYの皆さんも望んでいると思います!」と呼びかけると、会場の熱気はさらにヒートアップ。その言葉に応えるように、JUNG KOOKは自身のソロ曲「Seven (feat. Latto)」のパフォーマンスへ。LattoのラップパートはJ-HOPEが担当し、ARMY大歓喜のスペシャルコラボが実現した。再会の喜びを全身で表現するかのような圧巻のステージで、会場はさらなる感動に包まれた。

 オールホワイトの衣装に身を包み、会場の雰囲気をガラリと一変させて披露したのは、この日リリースされたばかりの最新曲「Killin’ It Girl (feat. GloRilla)」。甘美で色気あふれるパフォーマンスで観客を一瞬で魅了した。続けて披露したのは、「MONA LISA」、「Sweet Dreams (feat. Miguel) – FNZ Remix」。それぞれ異なる魅力を放つ楽曲で、J-HOPEの表現力の幅を存分に見せつけた。まったく異なるカラーの楽曲も自在に魅せるJ-HOPEの表現力は、やはり圧巻! BTS・J-HOPEとしての底知れぬ実力を見せつけた。

 「ここからはJ-HOPEがどんな音楽をやってきたのか、ヒストリーを一緒にたどってみましょう」と告げて始まったのは、J-HOPEの歩みを振り返るコーナー。「Base Line」や「HANGSANG (Feat. Supreme Boi)」といった楽曲に加え、BTSの代表曲「MIC Drop」では、一人とは思えないほどの圧巻のパフォーマンスでステージを掌握。激しいラップとキレのあるダンスで、会場の熱気をさらに高めた。

「今日は6月13日! 幸せな日であり、ARMYの皆さんにとってもそうですし、メンバーたちにとってもそうです。今日ここにメンバーたちが来てくれました!」と語ると、スクリーンに映し出されたのは、RM、SUGA、JIMIN、Vの姿。会場は瞬く間に割れんばかりの歓声に包まれた。「『HANGSANG』はメンバーたちを見ながら歌いました。とても大切な存在です。彼らがいなかったら僕もいなかったし、皆さんがいなかったらグループも存在しませんでした。いろいろな意味で僕たちはつながっていると思います。本当にありがとうございます。僕はいつも同じです。体が動く限り、よいステージをお見せします。ずっといい音楽を聞かせたいと思います。ありがとうございます。」

 そう語り、メンバーとARMYへの深い感謝と愛を込めて「Hope World」のパフォーマンスへ。いつでもARMYを明るく照らし続けてくれる、まるで太陽のような彼の存在を象徴する楽曲「Hope World」。J-HOPEらしいエネルギッシュなステージで会場を魅了し、本編は幕を閉じた。

 アンコールではBTSの「Spring Day」を披露。BTSの楽曲のため「まさか……!?」と期待が高まる中、ボーカルパートでJINがサプライズ登場! 手を取り合いながら熱唱する2人の姿に、会場中が感動的なムードに。2人は熱いハグを交わし、一緒にステージに立つ喜びを分かち合っていた。歌唱後、JINは「J-HOPEさんがかっこよすぎてビックリしました。ここ(ステージ)に上がっていいのかなと思って、家に逃げようかなとも思いました」とJINらしさ全開のコメントで会場を和ませ、さらにソロ曲「Don’t Say You Love Me」が披露された。

 またJ-HOPE、JIN、JUNG KOOKの3人で、ユニット曲「Jamais Vu」を初披露。「初めて3人で歌いましたね。ジャンジャングク(3人がこの曲を歌う時にネーミングした自称ユニット名)でしたよね?」と、3人が嬉しそうにステージで語り合う姿に、思わず胸が熱くなった。

 その後J-HOPEは、「= (Equal Sign)」「Future」「NEURON (with Gaeko, yoonmirae)」と続けて披露し、ラストスパートへ。そして、「6月13日、本当におめでとうございます。ずっと愛してます!」と、変わらぬ愛情と感謝の言葉をARMYに贈り、感動的なステージの幕を下ろした。

 最初から最後まで一切手を抜くことなく、全身全霊で挑んだ本気のパフォーマンスは、まさにストイックなJ-HOPEらしさを感じさせるものだった。また、メンバーたちとのサプライズステージにもARMYへの深い愛情が感じられた。デビュー記念日にふさわしい、温かく特別な一夜は、ARMYにとって忘れられない思い出がまたひとつ刻まれたステージとなった。

Text by 紺野真利子
(P)&(C)BIGHIT MUSIC


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