a-haのモートン・ハルケット、パーキンソン病を公表

2025年6月5日 / 16:00

 パーキンソン病と長らく闘病を続けてきたa-haのモートン・ハルケットが、自身の診断を公表した。

 バンドの伝記作家であるヤン・オムダール(Jan Omdahl)が執筆した手紙を通じてハルケットは、“近年”この神経疾患の治療を受けており、昨年6月と12月に脳の両側に症状を軽減する電極を埋め込む手術を受けたことを明かした。彼はまた、診断を公表すべきかについて長い間葛藤していたと述べている。

 彼は、「打ち明けたい気持ちも一部ありました。先ほども言ったように、診断結果を認めることは僕にとって問題ではありませんでした。仕事をするために平穏と静けさが必要であることが公表をためらっていた理由です。自分の全身が衰えるのを防ぐために、できる限りの努力をしています。投薬とその副作用の管理のバランスを取るのは難しいんです」とオムダールに語っている。

 「以前は病気のことを世間に知られてしまうことを考えると気になっていました。でも結局は、完全に私的なことを秘密として扱って守らなければならないことが、もっと気になるんです」と彼は付け加えている。

 メイヨー・クリニックによると、パーキンソン病は、「時間の経過とともに悪化する神経系の運動障害」であり、多くの場合は震えを引き起こし、患者の運動能力に影響を及ぼす。この変性疾患には根治的な治療法はないが、薬や手術によって症状を緩和することは可能だ。

 ハルケットにとって、どちらの治療法も“症状の劇的な改善”につながったものの、依然として定期的な疲労や緊張に悩まされている。また、歌の能力にも影響が出ているが、現時点ではそれほど大きな問題ではないと語っている。

 彼は、「歌いたい気分じゃないんです。自分にとってそれは兆候です。問題は、気持ちを声で表現できるかどうかです。現状ではそれは到底無理です。[中略] 僕は歌を自分の責任だと考えていて、歌えることが本当に素晴らしいと感じる瞬間があります。でも僕には他にも夢中になれるものがあります。自分にとって同じように大きな部分であり、同じように必要で真実であるものです」と述べている。

 それでも、このノルウェーの歌手はパーキンソン病と闘いながら新たな音楽制作を続けており、この人生の時期から生まれた作品に対して“大きな信念”を抱いていると明かしている。彼は、「リリースまでに完成できるかは分かりません。やり遂げられるかは時が経てばわかるでしょう。パーキンソン病患者として、アーティストとして、完全に既存の枠にとらわれない何かに挑戦するアイデアが本当に気に入っています」と語っている。

 彼はまた、ニュースを知ってファンが心配する気持ちはありがたいものの、すでに多くの慰めのメッセージや不要な助言が寄せられることを予期して疲れていると付け加えた。現時点でリスナーに伝えたいことを尋ねられた彼は、「僕のことは心配しないでください。あなたがなりたい自分を探してください。それは毎日新しいプロセスです。我々の存在の基盤である自然の良き僕となり、まだ可能なうちに環境を大切にしましょう」と述べた。

 ハルケットはさらに、「エネルギーと努力を現実の問題の解決に注ぎ、僕は面倒を見てもらっていることを知っておいてください」と付け加えた。

 世界保健機関(WHO)によると、過去20年間にパーキンソン病による障害や死亡の症例が“急速に拡大”している。2019年現在、推定850万人がこの病気にかかっており、その数は増加の一途をたどっている。この中にはマイケル・J・フォックス、オジー・オズボーン、フォリナーのミック・ジョーンズ、ニール・ダイアモンド、リンダ・ロンシュタッド、マーク・コーンなど、自身の診断を公にしている著名人も含まれている。

 a-haは1980 年代のポップス界を象徴するグループのひとつで、1980年代後半に「The Sun Always Shines on T.V.」「Cry Wolf」そして1位を獲得した「Take on Me」の3曲が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”にランクインした。a-haはハルケットと友人であるマグネ・フルホルメン、ポール=ワークター・サヴォイの3人で構成され、1982年にオスロで結成された。


音楽ニュースMUSIC NEWS

TWS、一生懸命働く『SODA SODA』コンセプトフィルム第2弾を公開

J-POP2026年6月24日

 TWSが、2026年8月4日にリリースとなる日本2ndシングル『SODA SODA』のコンセプトフィルム第2弾を公開した。  本作には、青春のきらめく瞬間を詰め込んだ日本オリジナル曲を含む全3曲を収録。炭酸のようにシュワっと弾けるときめき … 続きを読む

オレンジスパイニクラブ、全国各地のライブハウスを巡るワンマンツアー【Do you like me?】開催

J-POP2026年6月24日

 オレンジスパイニクラブが、2026年10月よりワンマンツアー【オレンジスパイニクラブ ワンマンツアー2026 「Do you like me?」】を開催する。  本ツアーでは、全国13か所で公演を実施。全国各地のライブハウスで、オレンジス … 続きを読む

川西拓実(JO1)、楽曲に込めた思いや制作背景をソロEP『Sketch』ライナーノーツで綴る

J-POP2026年6月24日

 川西拓実(JO1)が、2026年6月24日に配信リリースとなったソロEP『Sketch』のライナーノーツを公開した。  本作は、全6曲の作詞・作曲を川西拓実が手がけ、これまでの打ち込み主体のサウンドから一転、生楽器を基調としたサウンドで構 … 続きを読む

indigo la End、自身最大規模のワンマンライブ開催&アルバム『満ちた紫』アナログ盤リリースへ

J-POP2026年6月24日

 indigo la Endが、2027年2月23日に神奈川・Kアリーナ横浜でワンマンライブ【indigo la End 「蒼き花束 vol.4」】を開催する。  6月24日にニューアルバム『満ちた紫』をリリースしたindigo la En … 続きを読む

風男塾、新曲「男装★超メロ」MVは“致死量のメロさに溺れる魅惑のトンチキパーティ”がコンセプト

J-POP2026年6月24日

 風男塾が、新曲「男装★超メロ」(読み:ダンソウ・メチャメロ)のミュージックビデオを公開した。  40thシングル表題曲となる同曲は、“風男塾だからこそできるキュン度全開のハイテンションラブソング”。“メロい”をキーワードに、思わず恋に落ち … 続きを読む

page top