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現地時間2025年3月16日、日本貿易振興機構(JETRO)主催による日米音楽業界関係者及びメディアに向けたプレスカンファレンス【 the matsuri’25 JP Music Industry Mixer & Panel】が行われた。
ジェトロ・ロサンゼルス事務所の津脇慈子氏は「ライブ【matsuri ’25】はアメリカを含め世界で活躍する日本のアーティストのショーケース。日米の音楽に携わる業界人の絆を深める機会を構築したい」と挨拶した。続いて、CEIPAの理事である野村達矢氏が「CEIPAはレコード・メーカー(日本レコード協会)、アーティストマネージメント・プロダクションズの2社(日本音楽事業者協会と日本音楽制作者連盟)、ミュージック・パブリッシャーズ(日本音楽出版社協会)、コンサート・プロモーターズ(コンサートプロモーターズ協会)の5団体からなるもの。音楽が聴かれる方法が、ストリーミングに変わってきた中、日本の音楽コンテンツの世界進出に向けて一致団結していきたいと考えています」と説明した。なお音楽産業のグローバル化、成長支援を推進するための取り組みとして、CEIPAはTOYOTA GROUPとともにプロジェクト【MUSIC WAY PROJECT】がスタート。【matsuri ’25】は、本取り組みの一環として開催された。さらに、今年5月には60以上のジャンルを表彰する【MUSIC AWARDS JAPAN】の初開催が予定されており、野村氏は「【matsuri ’25】や同アワードを足掛かりにして日本の素晴らしい音楽コンテンツを広めたい。そしてそれらのプロジェクトに日本のアーティストが刺激され、素晴らしい作品を作るという循環によって、未来の日本の音楽業界を作っていきたい」と意気込みを語った。
続いて行われたパネルディスカッションでは、【Camp Flog Gnaw】や【Head In The Clouds Festival】などを手がけるGoldenvoiceのエレン・ルー氏、ロード、ビリー・アイリッシュ、アルト・ジェイといったアーティストのコンサートキャリア構築を担ったWasserman Musicエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントのトム・ウィンディッシュ氏、そしてクリエイティブマン・プロダクションズのロブ・ケルソ氏がパネリストとして登壇した。日本のアーティストがアメリカでコンサートを行う際のアドバンテージとディスアドバンテージについて、アメリカには日本の音楽をサポートするファンやアニメ・ゲーム好きがいるという点において適しているが、ビザや渡航費の経費が高いと三者が口を揃えて回答した。トム氏は「この10年で様々なプラットフォームができ、ファンがアーティストに対してコメントするなど、直接参加できるようになりました。日本のアーティストではあまり見かけませんが、あるアーティストは”自分たちのライブに興味があるなら、名前、メールアドレス、住んでいる地域の郵便番号を記入してください”とファンに呼びかけ、どこにライブのニーズがあるのかをリサーチしています」と付け加えた。一方、ロブ氏はアニメやゲームのコンベンションに出演するのは、海外進出のきっかけにはなるが、そこで留まってしまい、次のレベルに到達しない日本のアーティストもいると警告。そして、エレン氏はアニメやゲームのコンベンションをきっかけとして使い、ロサンゼルス、オレンジカウンティ、サンフランシスコといった他の場所で自分たちのコンサートを行うことで、ファン層を拡大することが重要だと指摘した。
最後に、今後日本のアーティストがアメリカで活躍するにはどうすれば良いかという質問に対し、トム氏は優秀なパブリシストの起用が重要だと返答した。ロブ氏は「英語以外の言語でも通用する時代になった今、例えば日本、台湾、アメリカのバンドがクロスオーバーするといった、コラボレーションは面白いと思います。コラボレーションしたアーティストを日本のフェスティバルに招くとともに、アメリカや台湾のアーティストは日本のアーティストを自国のフェスティバルに招くのはどうでしょうか」と提案した。エレン氏は言語が英語ではない映画やテレビシリーズが人気になり、エンタテインメントのグローバリゼーションが起きているとも説明。「ラテン音楽、日本の音楽、韓国の音楽、中国や台湾の音楽…。英語ではない音楽にもオーディエンスはいます。これからのフェスティバルは従来のアメリカやヨーロッパのアーティストだけでなく、音楽リスナーが今聞いているアーティストをブッキングしていく必要があります」と述べた。
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