【米ビルボード・アルバム・チャート】バッド・バニー2週連続1位、故マック・ミラー『バルーナリズム』初登場3位

2025年1月27日 / 09:30

 バッド・バニーの『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』が2週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 先週のチャート(2025年1月25日付)で1位に到達したバッド・バニーの『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』は、前週から26%減少したものの、今週(2025年2月1日付)も高水準の151,000ユニットを記録して、2週目の首位をキープした。

 アルバム・チャート“Billboard 200”でこれまで首位を獲得した4作中、2週間以上首位を獲得したのは、2022年に通算13週間(非連続)をマークした『Un Verano Sin Ti』に続く2作目で、その他の2作『El Último Tour Del Mundo』(2020年)、『Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Mañana』(2023年)は各1週だった。

 今週(2025年1月17日~1月23日)記録した151,000ユニットの内訳は、ストリーミングによるアルバム・ユニット(SEA)が146,000(前週比25%減少)、アルバム・セールスが4,000(前週比46%減少)、トラックによるアルバム・ユニット(TEA)は1,000(前週比30%減少)だった。

 週間再生回数は1億9,878万回を記録して、ストリーミング・アルバム・チャートでは初登場から3週連続で首位を獲得。アルバム・セールス・チャートでは8位から11位にランクダウンした。

 デラックス盤に位置づけられるアルバム『LANA』(ラナ)のリリース効果で再び上位に返り咲いたシザの『SOS』は、今週90,000ユニット(前週比12%減少)を記録して、先週の3位から2位に再浮上している。

 続いて今週3位には、米ペンシルベニア州出身のラッパー=故マック・ミラーの遺作アルバム『バルーナリズム』がデビュー。本作は、2018年に急逝したマック・ミラーが2014年に制作していたとされるアルバムで、リリースするタイミングはそれ以降のアルバムが優先されたため、今年の1月17日にようやく発表されたという経緯がある。

 アルバム・チャート“Billboard 200”でのTOP10入りは、2021年10月に最高3位を記録したミックステープ『フェイセズ』以来、約3年3か月ぶりで、以下に続く通算8作目のランクインとなる。

【マック・ミラー TOP10アルバム ※()は最高位獲得年】
『ブルー・スライド・パーク』(2011年/最高1位)
『ウォッチング・ムーヴィーズ・ウィズ・ザ・サウンド・オフ』(2013年/最高3位)
『GO:OD AM』(2015年/最高4位)
『ザ・ディヴァイン・フェミニン』(2016年/最高2位)
『スイミング』(2018年/最高3位)
『サークルズ』 (2020年/最高3位)
『フェイセズ』 (2021年/最高3位)
『バルーナリズム』(2025年/最高3位)

 『バルーナリズム』は、初週アルバム・セールスが41,000、ストリーミングによるアルバム・ユニットが40,000(週間再生回数は5,156万回)をそれぞれ記録して、累計81,000ユニットを獲得。アルバム・セールス・チャートでは1位、ストリーミング・アルバム・チャートでは4位にそれぞれデビューした。高セールスを記録した本作は、6種類のアナログ盤、CD、デジタル・ダウンロード、カセットテープがリリースされている。

 2024年12月7日付で1位に初登場したケンドリック・ラマーの『GNX』(59,000ユニット/前週比8%減少)は、先週に続き4位をキープ。先週10位にランクインしていたグレイシー・エイブラムスの『ザ・シークレット・オブ・アス』は、3種類のアナログ盤とCDのリリース効果により前週から42%増加の52,000ユニットを記録して、今週5位に上昇した。

 先週6位にランクインしていたサブリナ・カーペンターの『ショート・アンド・スウィート』(43,000ユニット/前週比9%減少)は今週も同位をキープして、1月18日付で1位に初登場したリル・ベイビーの『WHAM』(39,000ユニット/前週比30%減少)は5位から7位にダウン。モーガン・ウォレン『ワン・シング・アット・ア・タイム』(37,000ユニット/前週比3%減少)は9位から8位に上昇して、ビリー・アイリッシュの『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』(37,000ユニット/前週比8%減少)は7位から9位に順位を下げた。

 10位には、テイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(35,000ユニット/前週比3%減少)が先週の12位から浮上して、再びTOP10入りしている。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月31降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』バッド・バニー
2位『SOS』シザ
3位『バルーナリズム』マック・ミラー
4位『GNX』ケンドリック・ラマー
5位『ザ・シークレット・オブ・アス』グレイシー・エイブラムス
6位『ショート・アンド・スウィート』サブリナ・カーペンター
7位『WHAM』リル・ベイビー
8位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
9位『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』ビリー・アイリッシュ
10位『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』テイラー・スウィフト


音楽ニュースMUSIC NEWS

木村柾哉(INI)が奇妙な世界へ誘う、ダンスビデオ「spacetime」第3弾

J-POP2025年1月27日

 INIが、公式YouTubeチャンネル内のメンバープロデュース企画「INI STUDIO」にて、木村柾哉がプロデュースを手がけたダンスビデオ『spacetime # 3 -ALIEN-』を公開した。  今回公開されたのは、木村がプロデュー … 続きを読む

ピアニスト・藤田真央、ベートーヴェン「熱情」第3楽章を披露 <THE FIRST TAKE>

J-POP2025年1月27日

 ピアニスト・藤田真央の一発撮りパフォーマンス映像『藤田真央 – ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 へ短調 作品57「熱情」より第3楽章 / THE FIRST TAKE』が公開された。  一発撮りのパフォーマンスを鮮明に … 続きを読む

EXILE B HAPPY、カバーソング「ビューティフル・ネーム」配信&スペシャルイベントが決定

J-POP2025年1月27日

 EXILE B HAPPYが、2025年4月2日に楽曲「ビューティフル・ネーム」を配信リリースする。  「PROJECT EXILE」の第3弾として、EXILE TETSUYAがアンバサダーを務めるLDH JAPANのキッズエンタテインメ … 続きを読む

羊文学、新曲「声」MVに塩塚モエカ出演 月9ドラマ『119エマージェンシーコール』主題歌

J-POP2025年1月27日

 羊文学が、現在放送中のフジテレビ系月9ドラマ『119エマージェンシーコール』主題歌「声」のミュージックビデオを公開した。  「誰かの声が、自分の内の声が、聞こえるのに、まだ届かない」そんな葛藤の中で、手を伸ばして前に進んでいく主人公を塩塚 … 続きを読む

w-inds.、ツアー【Nostalgia】映像作品化 ニューアルバムより「Who's the Liar」先行配信へ

J-POP2025年1月27日

 w-inds.が、2025年3月26日にLIVE DVD&Blu-ray『w-inds. LIVE TOUR 2024 “Nostalgia”』をリリースする。  今作には、キャリア初期の楽曲で構成されたツアーより … 続きを読む

Willfriends

page top