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現地時間2024年12月19日、ポール・マッカートニーの【Got Back Tour】の最終公演に、ザ・ビートルズ時代のバンド仲間であるリンゴ・スターが英ロンドンのO2アリーナに登場した。
リンゴはアンコールの際にステージに上がり、「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)」と「Helter Skelter」でドラムを演奏した。
「I’ve Got A Feeling」で故ジョン・レノンを称えた後、ポールは熱狂する観衆に向かって、「もうひとつサプライズがあります。偉大なる唯一無二のミスター・リンゴ・スターをステージに」と語った。リンゴとステージ上で抱き合った後、ポールは、「俺らロックすべきかな?演奏する準備して」とリンゴに声をかけ、2曲を披露した。
ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッドもステージに登場し、「Get Back」でギターを演奏した。この曲を紹介する際にポールは、50年以上前に盗まれた古いベース・ギターについて語り、世間に呼びかけた結果、最終的に返却されたことを紹介した。ステージ上でホフナーを抱えながら彼は、「50年間これを弾いていなかったんだ」と述べ、無くなってから初めてステージで使うことを明らかにした。
2022年に始まった【Got Back Tour】で、82歳のポールは世界中でパフォーマンスを披露した。同年6月には【グラストンベリー・フェスティバル】でヘッドライナーを務めた。その後、米国とラテン・アメリカでも公演を行い、最終的には欧州での公演と、ここ数週間の英国での数々のコンサートでツアーを締めくくった。
この夜はエド・シーラン、デュア・リパ、ケイト・モス、ジュディ・デンチ、グレタ・ガーウィグなど、多くの大物スターが客席で参加したスター揃いのイベントとなった。
また、1979年の楽曲「Wonderful Christmastime」のパフォーマンスというサプライズもあった。キャピタル・クワイアがバック・ボーカルを務め、雪に見立てた紙吹雪が会場に降り注ぐ中、同曲が披露された。
また、ザ・ビートルズの「Let It Be」、「Hey Jude」、「Something」といった名曲や、ウイングスの楽曲、そして「Live and Let Die」や「Band On The Run」といったソロ作品からの楽曲も披露した。2023年にリリースされたザ・ビートルズの“最後の”曲で、支援用AIの力を借りて完成した「Now and Then」の演奏が終わると、彼は目に見えて感情が込み上げている様子だった。ポールは近い将来にライブはもう予定されていないが、最後に観客に向かって“またすぐに会おう”と約束した。
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