エンターテインメント・ウェブマガジン
感情爆発系ダンス&ボーカルで注目を集め、和製ジェニファー・ロペスとも称されるMeik。台風を吹き飛ばした真夏のバースデイワンマンライブ(https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/141026)から4か月、12月7日(土)東京・GRIT at shibuyaにてワンマンライブ【Meik ~Winter LIVE 2024~ Make Joy!】を開催した。
<初のダンサーなし&完全バンド編成のスペシャルライブ>
いつもはダンサーチームと共に踊りっぱなしのワンマンライブを行っているMeikだが、今回の公演は初のダンサーなし。全編完全バンドアレンジ編成でお届けするスペシャルな仕様となっていた。前説の「渋谷に舞い降りたファンキーダイナマイト! 情熱のダンシングディーヴァ! ソウルシスター!」という呼び込みとMeit’z(Meikファンの呼称)による「Meik!」コールを受け、MARIN/宮澤茉凜(g)、桝谷マリ(dr)、Asucah(key)、shizupi(b)といった豪華メンバーと共に登場した彼女は、グルーヴィーかつドラマティックな生演奏に乗せて「Dance Forever」「ONE STEP TODAY」といったキラーチューンを冒頭から感情の溢れた全力の歌声で響かせていく。
「皆さん、調子はどうですか!【Meik ~Winter LIVE 2024~ Make Joy!】へようこそ! 私、ソロ活動を始めて約8年ぐらい経つんですけど、ワンマンライブには必ずダンサーを付けていたから、初めてダンサーがいないこの光景。ちょっと寂しくはあるんですけど、でもやっとシンガーとして勝負できるなと思って、すごく嬉しいです! 今日は初めての完全バンドセットアレンジのスペシャルライブになります。皆さん、今日は楽しんでいってください!」と、その後もMeit’zが輝かせるサイリウムの光に包まれながら「WOMAN(アン・ルイスカバー)」、さらに「SWEET 19 BLUES(安室奈美恵カバー)」をお届け。Meikと言えばパワフルボイスでお馴染みだが、この曲ではオリジナルのシルキーな歌唱法も取り入れながら(めちゃくちゃハマっていた)新しい一面でも我々を魅了してみせた。
<12歳から寮で一人暮らし~自らの人生の歌をみんなの人生の歌へ>
そんな常に聴き手を飽きさせない様々なアプローチに挑戦し続けているMeikだが、この公演ではアコースティックコーナーも用意。「アコースティックライブを年に何回か対バンライブでやっているんですけど、そのときはMARINさんとマリさんがギターとパーカッションで参加してくれていて。で、今日は(Asucahのキーボードとshizupiのベースも加わった)この編成で、アコースティックライブでやっている楽曲たちも披露できたらなと思っています」と、オシャレなカッティングギターとジャジィなピアノの音色から始まるアレンジで「Kotori」を切なげに歌い聴かせたかと思えば、普段はダンサーと共に熱く踊りながら披露している「有機体」や「恋するハート・ショット」も細かい感情の機微を感じさせるボーカルと、それを抑揚させるアコースティックベース&パーカッションのリズム隊含むバンド演奏でじっくりと堪能させてくれた。
「元々、私はダンサー出身で、4歳からダンスを始めて、小学3年生のときにEXILEさんのバックダンサー、EXPG特待生のオーディションを受けて、最年少でEXPG東京校の特待生になって。それと同時期に雑誌とお洋服のブランドで結成されたJ☆Dee’Zというグループでも走り出して。で、12歳のときに地元の静岡から東京へひとりで出てきて、それから寮で一人暮らしをしているんですけど、もちろん良いことだけじゃなかったし、今も「ブレイクするには?」ってたくさんたくさん悩んで考えることも毎日あります。みんなもきっとお仕事とか学校とかで良いことだけじゃないと思うし、がんばって笑顔でやんなきゃいけないこともあると思う。次に歌う曲は、そういうみんなにとって大切な曲であってほしいなと思うんですね。
私は12歳から一人暮らしだったから、学校の友達関係も上手くいかなくて不登校になってしまったこともあって。でも、自分には音楽の道があるからってガムシャラに走ってきたけど、その時期に家族がそばにいなかったのは寂しくもあり、私を強くしてくれたなとも思うんですね。で、そのずっと住んでいた寮に屋上があるんですけど、すごく景色が良くて、星がね、めっちゃ見えるの。いつも一人ぼっちだった私は、その屋上で「静岡にいる家族もこの星を見てるかな。ファンのみんなも見てるかな」「また頑張ろう」って毎日思っていました。次の曲は私が17歳のとき、ソロデビューをした1年後、その屋上に行って、自分で歌詞を書いた物凄く想いが詰まっている可愛い楽曲になります」──そう語った彼女は、決して強くはないけれど、それでも星を眺めながら走り続けてきた人生の歌を届け、それを自分と同じように悩みながらも生きているみんなの人生の歌へと昇華する。
弱いから強くなりたいと思う。ひとりでも多くの人たちへ音楽を届けたいと思う。そんなMeikのアーティストとしてのアイデンティティとライフスタイルがよく表れた一幕であった。その後も「It’s Time」「Sincerely」と、彼女のシンガーとしての魅力が全面に打ち出されたアコースティックライブで涙を誘うと、ライブはいよいよ本編のクライマックスへ。
<一足早いクリスマスプレゼント~来年夏のワンマン決定>
「ちょっとみんなクールダウンしちゃってるんじゃない? 始発までいこうか(笑)? まだまだいけますか!」と、楽器をエレキに持ち替えたバンドメンバーたちとファンキーでよりアグレッシヴなライブアレンジに生まれ変わった「Super Duper Love」「Feeling Good」を披露し、一瞬で会場を熱狂の渦に巻き込んでいく。そして「ラストスパート、いけますか!」と、さらにエモーショナルに疾走していくバンドサウンドと一体化しながら「Alien」「Just Move Your Soul」そして百戦錬磨の「Timing(ブラックビスケッツカバー)」をいつにも増して全身全霊で歌い踊りながらぶっ放していくMeik。その熱量は客席にもダイレクトに伝染、共に歌い叫びながらはしゃぎまわるMeit’zたちの姿は絶景であった。
そして、このライブはアンコールでさらなるスパークを生んでいく。Meikは「皆さん、私、見ての通りクリスマスです!」と赤いファージャケットを身にまとって再登場し、一足早いクリスマスプレゼントとしてなんとマライア・キャリーの大名曲「恋人たちのクリスマス」を日本語カバーで披露したのだ。誰もが知る歌唱難易度トップクラスのアッパーチューンながら、一切臆することなく楽しげに歌い上げていくMeikを前に大喜びのMeit’z。が、Meikからのプレゼントはこれで終わりじゃなかった。「次に繋がる未来の発表をさせてください。2025年8月2日、恒例の夏のワンマンが渋谷近未来会館で開催決定しました!」──香港の廃墟をイメージしたサイバーパンクな世界観の空間で、Meikの音楽とパフォーマンスがどんな化学反応を見せるのか。今から楽しみで仕方がない。
「初めてダンサーがいないワンマンライブで、今までに感じたことのない緊張感とワクワクがあったんですけど、皆さん満足して頂けましたでしょうか?」の問いかけに大喝采でレスポンスするMeit’z。そして、完全にテンションの上がり切ったライブの最後に披露されたのは、最強のダンスキラーチューン「Let It Spin」! 歴代のワンマンライブでも爆発的な盛り上がりを見せてきたナンバーだが、Meikに「私は明日オフだからね、ぶっ倒れるよ! みんなもいける?」と煽られながら、時にフュージョン的な展開も見せるディスコファンクなバンドサウンドと、限界突破したソウルフルな感情爆発ボーカルに誰もが歓喜乱舞。攻めに攻めた生バンドとMeikのグルーヴの心地良さに会場中が揺れまくっていた。
「私にとって物凄く挑戦だったワンマンライブでした。何かひとつ皮を剥けた気がします。今日は皆さん、本当にありがとうございました!」──またひとつ新たなライブスタイルを確立し、大きな進化を感じさせたMeik。来年夏のワンマンライブ含め、今後の展開にもぜひ注目してほしい。
取材&テキスト:平賀哲雄
◎ライブ【Meik ~Winter LIVE 2024~ Make Joy!】
2023年12月7日(土)GRIT at shibuya セットリスト:
01.Dance Forever
02.ONE STEP TODAY
MC
03.WOMAN(アン・ルイスカバー)
04.SWEET 19 BLUES(安室奈美恵カバー)
MC
05.Kotori
06.有機体
07.恋するハート・ショット
MC
08.Shining Star
09.It’s Time
10.Sincerely
MC
11.Super Duper Love
12.Feeling Good
MC
13.Alien
14.Just Move Your Soul
15.Timing(ブラックビスケッツカバー)
En1.恋人たちのクリスマス(マライア・キャリー/日本語カバー)
En2.Let It Spin
J-POP2026年6月12日
乃木坂46が、最新シングル表題曲「是非に及ばず」を6月13日0時に先行配信することが決定した。 7月22日リリース「是非に及ばず」は表題曲センターを5期生・一ノ瀬美空が初めて務める、乃木坂46・42枚目のシングル。先日シングルを彩る最新 … 続きを読む
洋楽2026年6月12日
オリヴィア・ロドリゴが、自身3作目となるスタジオ・アルバム『恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね』をリリースした。 あわせて、新曲「ステューピッド・ソング」のミュージック・ビデオも公開。映像は監督のミッチ・ライアンが手 … 続きを読む
J-POP2026年6月12日
globeが、映像作品『globe tour 1998 “Love again” Remaster Edition』を8月5日にリリースすることを発表した。 本作は1998年に開催されたglobeのスタジアムツアーラストを飾る横浜スタジ … 続きを読む
J-POP2026年6月12日
オープンチューニングやタッピング奏法などの高い演奏技術を持つアコースティック・ギタリスト、押尾コータロー。メジャーデビュー25周年イヤーの開幕を祝した全国ツアーのファイナルをビルボードライブ横浜で開催することが決定した。 2002年に『 … 続きを読む
J-POP2026年6月12日
三宅香帆が、最新刊『推したちとどう生きるか』を7月17日に新潮新書より発売する。 本書は「推し活」文化の源流から令和の最前線までをひもとき、ポスト消費社会における「推しの構造」を読み解く一冊。野球、観劇、アイドル、VTuber、アニメ… … 続きを読む