【米ビルボード・アルバム・チャート】タイラー・ザ・クリエイター自身3作目のNo.1、ホールジー初登場2位

2024年11月5日 / 08:45

 タイラー・ザ・クリエイターの新作『クロマコピア』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 『クロマコピア』は、2021年にリリースした前作『コール・ミー・イフ・ユー・ゲット・ロスト』から約3年ぶり、通算7枚目のスタジオ・アルバムで、アルバム・チャート“Billboard 200”では3作目の首位獲得、通算7作目のTOP10入りを果たした。

1stアルバム『ゴブリン』(2011年/最高5位)
2ndアルバム『ウルフ』(2013年/最高3位)
3rdアルバム『チェリー・ボム』(2015年/最高4位)
4thアルバム『フラワー・ボーイ』(2017年/最高2位)
5thアルバム『イゴール』(2019年/最高1位)
6thアルバム『コール・ミー・イフ・ユー・ゲット・ロスト』(2021年/最高1位)
7thアルバム『クロマコピア』(2024年/最高1位)

 『クロマコピア』の初動ユニットは299,500で、その内訳はストリーミングが157,000、セールスが142,000、トラックによるユニットは500をそれぞれ記録した。自身の週間ユニット数では過去最高記録を更新し、2024年のチャートにおける初動ユニットとしては、6番目に高い記録を打ち出した。

 初週のストリーミングは全14曲で2億1,255万回を記録して、自身の週間最高ストリーミング数を達成。今週のストリーミング・チャートでも1位に初登場した。同時に、週間セールスとしても過去最高記録を達成して、今週のセールス・チャートでもNo.1デビューを飾っている。週間セールス142,000枚のうち、66,000枚がアナログ盤による売上で、LPの週間セールスとしても自己最高記録を更新し、ルミネイトが集計を始めた1991年以降では、ラップ・アルバムのデビュー週として3番目に高い記録を達成した。

 『クロマコピア』は10月17日にリリースが告知され、その約10日後の10月28日(月)にリリースされた。今週の集計期間は2024年10月25日から10月31日の7日間で、本作はわずか4日間の集計期間でこれらの記録を達成したことになる(アルバムは通常金曜日にリリースされ、7日間の集計期間がある)。

 後述にある2位に初登場したホールジーの『ザ・グレート・インパーソネーター』は初動ユニットが93,000で、『クロマコピア』は集計4日間のストリーミング数(157,000)だけでも2位と差をつけて1位に初登場していたことになる。

 『クロマコピア』は、11曲を収録したデジタル・ダウンロード、14曲を収録したCDとアナログ盤、14曲を収録したデジタル・ダウンロードのデラックス盤とストリーミング・アルバムがそれぞれリリースされていて、14曲収録のアルバムは通常版の11曲に3曲が追加されている。14曲を収録したCDとアナログ盤には、「Mother」、「Sticky feat. セクシー・レッド&リル・ウェイン」、「Thought I Was Dead feat. サンティゴールド」の3曲、14曲を収録したデジタル・ダウンロードのデラックス盤とストリーミング・アルバムには、「Balloon feat. ドーチ」、「Sticky feat. グロリラ、セクシー・レッド&リル・ウェイン」、「Thought I Was Dead feat. スクールボーイ・Q&サンティゴールド」の3曲が収録されている。

 CDはアーティスト・グッズを封入した6種類のボックスセット、アナログ盤はグリーン・カラーがあり、いずれも公式ウェブサイトでのみ販売された。CDの通常版は一般の予約注文を受け付けているが、現時点では出荷されていないため、今週のフィジカルによるセールスは全て公式サイトでのみの売上となる。一方、11曲を収録したデジタル・ダウンロードと14曲を収録したデジタル・ダウンロードのデラックス盤は、iTunesなどのストアで購入できるが公式サイトでは販売されていない。

 前述の通り、今週2位にはホールジーのニュー・アルバム『ザ・グレート・インパーソネーター』がデビューして、通算5作目のTOP2入りを果たしている。

1stアルバム『バッドランズ』(2015年/最高2位)
2ndアルバム『ホープレス・ファウンテン・キングダム』(2017年/最高1位)
3rdアルバム『マニック』(2020年/最高2位)
4thアルバム『イフ・アイ・キャント・ハヴ・ラヴ、アイ・ウォント・パワー』(2021年/最高2位)
5thアルバム『ザ・グレート・インパーソネーター』 (2024年/最高2位)

 『ザ・グレート・インパーソネーター』は、初週セールスが81,000、ストリーミングが12,000(1,605万回)をそれぞれ記録して、累計93,000ユニットを獲得。高セールスを記録した本作は、CDとアーティスト・グッズを収録した複数のボックス・セット、サイン入りを含む8種類のアナログ盤が公式ウェブサイトでリリースされている。デジタル・ダウンロードは1~3曲の異なるボーナス・トラックを収録したエディションがあり、初週は割引価格の4.99ドルで販売された。

 初週のセールス81,000枚のうち、26,000枚がアナログ盤による売上で、LPの週間セールスとしては自己最高記録を更新した。

 新作の登場により、先週2位に浮上したサブリナ・カーペンターの『ショート・アンド・スウィート』(74,000ユニット / 5%減少)は3位にワンランクダウンして、今週4位には米テネシー州出身の女性カントリーシンガー=ケルシー・バレリーニの新作『パターンズ』がデビュー。2017年に最高7位を記録した『アンアポロジェティカリー』に続く2作目のTOP10入りと、自己最高位を更新した。

 『パターンズ』の初動ユニットは54,000で、その内訳はセールスが35,000、ストリーミングが19,000だった。週間ユニットとしては過去最高を更新し、週間セールスは2番目に高い売上を記録している。

 本作は、サイン入りを含む8種類のアナログ盤、通常版、コメント・トラックを収録した1種、ボーナス・トラックを2曲収録した1種の全3種類によるデジタル・ダウンロード、サイン入りを含む2種類のCDがそれぞれリリースされている。8種類のアナログ盤による売上枚数は12,000枚を記録して、自身最高の週間LPセールスを達成した。

 本作からは、ノア・カーンとデュエットした「カウボーイズ・クライ・トゥー」がカントリー・ソング・チャートでTOP20入りしている。

 先週4位にランクインしていたロッド・ウェーブの『ラスト・ラップ』(51,000ユニット / 24%減少)は5位にランクダウンして、6位にはエミネムの『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』が先週の44位からジャンプアップして、9月28日付以来のTOP10復帰を果たしている。

 『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』は、今週の集計期間に5種類のアナログ盤とカセットテープがリリースされたため、前週から193%増加の49,000にユニット数が増加した。49,000のうち31,000がアナログ盤による売上枚数(セールス)で、LPの週間セールスとしては自己最高記録を更新している。

 先週8位にジャンプアップしたグレイシー・エイブラムスの『ザ・シークレット・オブ・アス』 (49,000ユニット / 1%減少)は7位にワンランクアップして、モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(46,000ユニット / 9%減少)は6位から8位に下降。 ビリー・アイリッシュの『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』(46,000ユニット / 5%減少)は9位をキープして、グロリラの『グロリアス』 (45,000ユニット / 11%減少)は7位から10位にランクダウンした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは11月8日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『クロマコピア』タイラー・ザ・クリエイター
2位『ザ・グレート・インパーソネーター』ホールジー
3位『ショート・アンド・スウィート』サブリナ・カーペンター
4位『アンアポロジェティカリー』ケルシー・バレリーニ
5位『ラスト・ラップ』ロッド・ウェーブ
6位『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』エミネム
7位『ザ・シークレット・オブ・アス』グレイシー・エイブラムス
8位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
9位『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』ビリー・アイリッシュ
10位『グロリアス』グロリラ


音楽ニュースMUSIC NEWS

Vaundy、自身が監督/出口夏希が出演する「イデアが溢れて眠れない」MVで“頭の中のカオス”を表現

J-POP2026年5月25日

 Vaundyが、新曲「イデアが溢れて眠れない」のミュージックビデオを公開した。  2026年4月20日に配信リリースされた新曲「イデアが溢れて眠れない」は、フジテレビ系月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』の主題歌。難しいことに直面してワクワク … 続きを読む

TAGRIGHTのデビューシングルは『ZERO』、アートワーク&特典会第2弾も解禁

J-POP2026年5月25日

 TAGRIGHTが、2026年7月15日にリリースとなるデビューシングルのタイトルとアートワークを公開した。  デビューシングルのタイトルは「ZERO」。TAGRIGHTらしい疾走感あふれるロックサウンドのエモーショナルでメロディアスな一 … 続きを読む

Perfumeのドキュメンタリー映画、入場者プレゼント第3弾が解禁

J-POP2026年5月25日

 Perfumeのドキュメンタリー映画『Perfume“コールドスリープ”-25 years Document-』の入場者プレゼント第3弾が解禁となった。  2026年5月15日に公開となった本映画は、Perfumeの25年間の集大成を描い … 続きを読む

川西拓実(JO1)が作詞・作曲、実際にあったことを綴った「今日も満点で満天じゃない」MVに自然体な姿

J-POP2026年5月25日

 川西拓実(JO1)が、新曲「今日も満点で満天じゃない」を配信リリースし、ミュージックビデオを公開した。  新曲「今日も満点で満天じゃない」は、2026年6月24日にリリースとなるソロオリジナルEP『Sketch』の収録曲。川西拓実が作詞・ … 続きを読む

BOYNEXTDOOR、蜘蛛が印象的なコンセプトフォト&ムービー「WEAVER」公開

J-POP2026年5月25日

 BOYNEXTDOORが、2026年6月8日にリリースとなる1stアルバム『HOME』のコンセプトフォト&ムービー「WEAVER」を公開した。  本アルバムは、BOYNEXTDOORがデビュー後に経験してきた感情と記憶を率直に描いた作品。 … 続きを読む

page top