【深ヨミ】乃木坂46『チートデイ』の初週販売動向を過去作と比較調査

2024年9月1日 / 22:45

 2024年8月28日公開のBillboard Japan週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2024年8月19日~8月25日)で651,536枚を売り上げて31作連続となる首位を獲得した乃木坂46『チートデイ』。

 8月21日にリリースされた同作は乃木坂46の36thシングルで、初回仕様限定盤Type-A・B・C・D、そして通常盤の5形態でリリースされている。本作には井上和がセンターを務めている表題曲に加え、TVアニメ『ATRI-My Dear Moments-』のオープニング・テーマ「あの光」、テレビ東京系列『乃木坂工事中』の企画「新軍団ドラフトバトル」で結成された軍団によるユニット曲などが収録されている。

 ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『チートデイ』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/141174/2)は『チートデイ』と2024年4月リリースの35thシングル『チャンスは平等』、2023年12月リリースの34thシングル『Monopoly』、2023年8月リリースの33rdシングル『おひとりさま天国』、そして2023年3月リリースの32ndシングル『人は夢を二度見る』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2024年に発売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。

 グラフを見てみると、『チートデイ』の販売比率は前作『チャンスは平等』からかなり変化しているということがまず目に入る。前作まではどの作品も関東が突出していたが、『チートデイ』では中部が42.1%と大きく比率を伸ばしている。関東の販売比率に目を向けると、『チャンスは平等』まではほぼ50%以上をキープしていたのに対し、『チートデイ』では前作から23%近く減少した形となっている。この変化には、本作のリリース週に【乃木坂46 真夏の全国ツアー2024】の名古屋公演が開催されたことも関係している可能性もある。

 また、全シングルと比較すると、『チートデイ』は前述の中部と関東以外は全体と比較的近い比率の地域が多いことも分かる(関東、中部、近畿、九州以外の地域がずべて全体と±1.5%以内の差)。

 図2(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/141174/3)では上記5作の初週と累計販売枚数を比較している。どの作品も初週で60万枚超の売上枚数を記録しており、乃木坂46が安定した人気を維持していることが窺える。『チートデイ』は5作の中で一番低い初動枚数となっているが、その次に少ない『人は夢を二度見る』との差は約1万枚にとどまっており、他の作品から極端に減少しているわけではない。

 『チートデイ』で引き続き人気の高さを示した乃木坂46。前作『チャンスは平等』はリリースから14週連続で当チャートにチャートインし続けた。『チートデイ』が、2週目以降に今回比較した過去作のようなチャートアクションを見せていくのか、注目していきたい。


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