【米ビルボード・アルバム・チャート】ポスト・マローン『F-1 トリリオン』初登場1位、カントリー・チャートでは自身初首位

2024年8月26日 / 10:00

 ポスト・マローンのニュー・アルバム『F-1 トリリオン』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 『F-1 トリリオン』は、昨年7月にリリースした前作『オースティン』から1年ぶり、通算6枚目のスタジオ・アルバムで、デビュー・アルバム『ストーニー』(2016年)から6作連続のTOP10入り、3作目の首位を獲得した。

4位『ストーニー』(2016年)
1位『ビアボングス&ベントレーズ』(2018年 / 3週)
1位『ハリウッズ・ブリーディング』(2019年 / 5週)
2位『トゥエルヴ・カラット・トゥースエイク』(2022年)
2位『オースティン』(2023年)
1位『F-1 トリリオン』(2024年)

 8月16日にリリースした通常盤には、ドリー・パートン、ハンク・ウィリアムズ・ジュニア、ブラッド・ペイズリー、ブレイク・シェルトン、ハーディなど、カントリー界の人気アーティスト15組とコラボレーションした18曲が収録されていて、同日には9曲のソロ・トラックを追加した『F-1トリリオン:ロング・ベッド』をリリースしている。

 『F-1 トリリオン』は、今週のカントリー・アルバム・チャートでも1位に初登場して、ポスト・マローンは同チャートで初のランクインにして首位を獲得した。また、ストリーミング・アルバム・チャートとアルバム・セールス・チャートでも1位に初登場している。

 アナログ盤は4種類のカラー・バリエーションがリリースされていて、合計25,000枚を売り上げた。LPの週間セールスとしては、自己最高記録を更新している。CDとカセットテープ、デジタル・アルバムは、通常盤とデラックス盤(ロング・ベッド)それぞれクリーン・バージョンとエクスプリシット・バージョンがリリースされた。

 カントリー・アルバムの週間ユニットとしては、4月13日付で407,000を打ち出したビヨンセの『カウボーイ・カーター』に次ぐ今年2番目に高い記録で、そのビヨンセに続いて別のジャンル・チャートからカントリー・アルバム・チャートで首位を獲得した今年2組目のアーティストとなった。

 ポスト・マローンは、上記の『ストーニー』、『ビアボングス&ベントレーズ』、『ハリウッズ・ブリーディング』、『トゥエルヴ・カラット・トゥースエイク』の4作でR&B/ヒップホップ・アルバム・チャートの1位を獲得し、前作『オースティン』ではロック&オルタナティブ・アルバム・チャートで首位を獲得した。ビヨンセは、デビュー・アルバム『デンジャラスリィ・イン・ラヴ』(2003年)から『ルネッサンス』(2022年)まで8作がR&B/ヒップホップ・アルバム・チャートで1位を獲得し、『カウボーイ・カーター』で初のカントリー・アルバム・チャート首位を獲得した。

 『F-1 トリリオン』からは、5月にリリースしたリード・シングル「アイ・ハッド・サム・ヘルプ feat. モーガン・ウォレン」がソング・チャート“Hot 100”で通算6週間(5月から7月)1位を獲得して、アルバムのヒットに繋げた。同曲は、その他ストリーミング・ソング・チャート、エアプレイ・チャート(総合)、カントリー・ソング・チャート、カントリー・エアプレイ・チャート、ポップ・エアプレイ・チャート、アダルト・ポップ・エアプレイ・チャートでもそれぞれ1位を獲得している。

「アイ・ハッド・サム・ヘルプ」に続き、6月には「プア・ミー・ア・ドリンク feat. ブレイク・シェルトン」、7月には「ガイ・フォー・ザット feat. ルーク・コムズ」を立て続けにリリースしていて、それぞれソング・チャート“Hot 100”でTOP20入り、カントリー・ソング・チャートではTOP10入りを果たしている。

 今週TOP10に初登場したのは『F-1 トリリオン』1作のみで、以下2位から10位は先週ランクインしたアルバムが続く。

 先週2位に最高位を更新したチャペル・ローンの『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』(72,000ユニット / 1%減少)は今週も同位をキープして、先週15週目の首位を獲得したテイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(62,000ユニット / 27%減少)は、今週3位にダウン。モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(60,000ユニット / 5%減少)は3位から4位、ビリー・アイリッシュの『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』(53,000ユニット / 8%減少)も4位から5位にそれぞれワンランクダウンしている。

 ザック・ブライアンの『ザ・グレート・アメリカン・バー・シーン』(44,000ユニット / 8%減少)は5位から6位、チャーリーXCXの『ブラット』(41,000ユニット / 14%減少)も6位から7位、ノア・カーンの『スティック・シーズン』 (38,000ユニット / 2%減少)は7位から8位、モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(36,000ユニット / 5%減少)もそれぞれワンランクダウンして、ザック・ブライアンの『ザック・ブライアン』(33,000ユニット / 1%減少)は10位をキープした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは8月30日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『F-1 トリリオン』ポスト・マローン
2位『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』チャペル・ローン
3位『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』テイラー・スウィフト
4位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
5位『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』ビリー・アイリッシュ
6位『ザ・グレート・アメリカン・バー・シーン』ザック・ブライアン
7位『ブラット』チャーリーXCX
8位『スティック・シーズン』ノア・カーン
9位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
10位『ザック・ブライアン』ザック・ブライアン


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