ビリー・アイリッシュ、「Lunch」MV撮影の意外な苦労を明かす

　ビリー・アイリッシュは、「Lunch」の90年代風のミュージック・ビデオで『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』時代の楽曲を紹介した。このビデオでは、ビリーが特大サイズのスポーティな衣装を身にまとって踊りながら、セクシーな歌詞を口ずさんでいる。

　Vevoの『Footnotes』の新エピソードで、22歳のビリーはカラフルなMVの撮影秘話を公開した。MVに添えられたコメンタリー文で彼女は、この作品が「90年代のミュージック・ビデオと私が愛して育ったすべてのビデオへの賛歌」であると綴り、「私はいつも（90年代MVの）パフォーマンスのシンプルさが大好きで、このビデオではあまり多くのことをしたくなかった」と説明している。

　彼女は、故2パック（トゥパック・シャクール）、スパイス・ガールズ、グリーン・デイといったアイコンにインスパイアされたと付け加えた後、「Lunch」MVの撮影で予想外に困難だったのは、食べ物を食べることだったと明かした。MVでは、彼女がリンゴやさくらんぼなどさまざまな食べ物を口にする様子が映し出されている。ビリーは、「巨大なテーブルに山盛りにされた食べ物を、1日中、少しずつ口にしては吐き出すということを繰り返しました。でも、最初からそうすればよかった。だって最初は実際に全部食べてしまって、すぐに満腹になってしまったから。割と量があったんですが、それだけの価値はありました」と振り返っている。

　自分で監督したこのMVは、全体的にシンプルに仕上げたかったと彼女は言う。「あからさまなビデオにはしたくありませんでした。歌詞がすべてを物語っていると思ったので、ビデオは歌詞を聞きながら見るエキサイティングなビジュアルになればと。典型的な、シンプルなビデオにしたかっただけです」と彼女は語った。

　ビリーに関するその他のニュースとして、最近Spotifyで最もストリーミング再生された月間アーティストとして発表され、ザ・ウィークエンドに代わり頂点に立った。2024年6月に月間リスナー数が1億人を突破し、ザ・ウィークエンドとテイラー・スウィフトに次いでこの偉業を達成した3人目かつ最年少のアーティストとなった。