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ドッキリ企画はコメディーの頂点だと考える人がいる一方で、ビリー・アイリッシュはドッキリは心配になり、気まずさを感じるため苦手らしい。ところがそんな彼女が米エル誌の「Phoning It In」コーナーに仕掛け人として参加し、有名な友人やレーベルのスタッフに電話をかけてちょっかいを出す羽目になった。
「今、不安で一杯」と彼女は10分間のコーナーの冒頭で語っている。ゾーイ・クラヴィッツをロジスティックス上の理由で見送った後、最初に登場したのは映画『バービー』のスター、マーゴット・ロビーだった。ビリーは、“予定していたロケ地がNGになってしまったため女優の自宅をビデオ撮影に使いたい”という設定で電話をかけた。ビリーはコール音が鳴るたびに、「お願いだから出ないで、出ないで」と気を揉むようにささやいていた。
撮影現場で携帯電話を機内モードに設定していたのに何故通話できたのかと驚くマーゴットだっだが、まずビリーのアルバム『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』を絶賛した(「取りつかれてる」)。照れくさそうなビリーはさらに動揺しつつも、ミッションである偽の頼みごとをした。マーゴットは親切に、「いつもなら“全然いいよ”って言うところだけど、明日荷造りするんだよね」と答え、ビリーは椅子の上でもじもじしていた。
代案を探すふりをしながらビリーは、200人のエキストラを使う予定なので屋内外に多くのスペースが必要になるとさりげなく伝えたが、マーゴットが親身になって考えてくれている様子に我慢できなくなり、エルのドッキリであることを明かした。驚いたマーゴットは、「待って、なんですって?」と笑いつつ、解決策を見つけるために真剣に“頭をひねっていた”と述べた。「私はドッキリが大嫌いだし、マーゴットのことだってそれほどの仲じゃない!(とエル側に伝えていた)」と言い訳するビリーをマーゴットは快く許していた。
“最も恥ずかしい日”だと言うビリーは、次に自身のダークルーム・レーベルのCEOであるジャスティン・ルブライナーに電話をかけ、さりげなく音楽を辞めるふりをした。“体が今までにない温度”で、“今すぐにでも吐きそう”と言いながらも、彼女は努めて真面目なトーンで、「もうこれ以上できない、音楽をやめる、もうこんなことはしない」とジャスティンに伝えた。すると彼はまず彼女のことを心配して大丈夫かと尋ねたため、彼女はこのフェイク・ニュースを繰り返し、彼が何を言おうと気持ちが変わることはないと言い続けなければならなかった。
「仕事のことはちょっと忘れて、何が起こっているのか教えてくれないか?」と真剣に尋ねる彼の反応を受けて、ビリーが我慢しきれずにドッキリであると明かすと、彼は、「本当に深く心に響いたよ……君は本当に苦しんでいるようだった。君のいるところに車を飛ばして、ハグしてあげようと思ったんだ。そんなことを考えていた」と、動揺した様子で述べた。
次に彼女は、デート中に下着を汚してしまったという設定で友人のタイラー・ザ・クリエイターに電話をかけた。ビリーは、「ちょっとタイラー、たった今私に起きたことを信じられないだろうけど、すごく助けが必要なの。デート中で、トイレにいるんだけど大を漏らしちゃったんだ」とタイラーに伝えると、「最高。マジで? 最高。自業自得だ!」と彼らしい反応が返ってきた。
ビリーが、彼の家の近くにいるので着替えるために立ち寄れないかと聞くと、彼は今アトランタにいると答え、彼女はそれでもロサンゼルスの彼の家に行って着替えとシャワーを借りてもいいかとたたみかけた。タイラーは問題ないと答えたが、どうしてそんなことになったのかと質問した。ビリーは電話口でクスクス笑いながら、「おならだと思ったんだけどそのまま止まらなくなっちゃって」と説明し、タイラーはどうして彼女がガス以上のものを排出していることに気づかなかったのか不思議そうに考えていた。
彼女がエルの企画であると真実を告げた途端、『Loiter Squad』というコントやドッキリなどの番組を持っていたMCからはしばらく何の反応もなかったため、ビリーは、「彼、笑ってもいない。彼は面白いって思ってない。沈黙! 沈黙!」と笑いながらも焦った様子だったが、呆れた声でタイラーは、「今ってそれをジャーナリズムとしてやっている内容なの?」とジョークで和ませつつ、「いいじゃん。なあ、俺なんか2か月くらい前に“おなら漏らし”したよ」と驚きの告白をした。
皆の親切さに驚きながら、最後にビリーは友人のダコタ・ジョンソンに電話をかけ、オファーを受けている映画で赤ちゃんを演じるにあたって何かアドバイスがないかと尋ねた。ダコタはそれが良い脚本なのか、シリアスなのかコメディーなのかなどと適切な質問をし、ビリーが“赤ちゃんの声を出すのに適した方言指導者を知らないか”と聞くと、「それが質問なの? オファーを受けるべきかどうかじゃなくて?」と不思議そうに言った。真相を知ると、「ドッキリなのかって聞こうと思ったんだよ!」と彼女は言い、「私からの次の質問は、“もう十分お金を持っているんじゃないの?”だったんだよ」と明かした。そして、いつかビリー倍にして返すと脅したところでこのコーナーは終わった。
ビリーは現地時間2024年9月29日にカナダ・ケベック州のビデオトロン・センターで【ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト・ツアー】を開始する。
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