<わたしたちと音楽 Vol.42>Billboard KOREA代表キム・ユナが語る、女性アーティストが長く活動していくためのメディア作り

2024年7月20日 / 12:00

 【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い展開されている、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』。Vol.42となる今回は、2024年に発足したBillboard KOREAの代表を務めるキム・ユナが登場した。

 韓国の音楽業界における問題点の一つとして、女性アーティストのルックスへのこだわりを挙げると、「みんなスリムで可愛くないといけないという大きなプレッシャーを抱えていて、人間ではなく、人形のような存在を求められています。なので、若いK-POPセレブたちは、顔や体に多額の投資をし、より若く美しくあろうとしています」と話した。

 こういった女性アーティストたちが長く活躍し続けるために、メディアとしてできることについては、「アイドルの見た目だけでなく、その思考や哲学も含めて理解し共感すれば、何歳になっても応援し続けたいと思うはず。我々メディアは、アーティストだけでなく、ファンの皆さんの声を聞くこともできますよね?アーティストとファンのインタラクティブな関係を構築していくことによって、アーティストは成長し続けることができると思っています」と明かした。

 また、日本で人気のある韓国人アーティストは、男性も女性も含めグループが多いという指摘に対して、「韓国には様々なジャンルのアーティストがいますが、世界的にヒットしているのは、ガールズグループやボーイズグループばかりです。理由は、グループと比べてソロアーティストは強いファンダムを獲得することが難しいから」と述べると、「韓国には、才能あふれる女性ソロアーティストが数多くいます。Billboard KOREAでは、R&B、ジャズ、クラシック、ヒップホップ、トロットといった、あらゆるジャンルを世界に紹介していきたいと思っています」と意気込みを語った。

 インタビュー全文は特集ページにて公開中だ。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることができる。

 2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。


音楽ニュースMUSIC NEWS

TWICE、コラボ“LINEスタンプ”登場 公式キャラ「TWICE LOVELYS」×サンリオキャラクターズ

J-POP2025年11月27日

 TWICEの公式キャラクター「TWICE LOVELYS」とサンリオキャラクターズのコラボデザインのLINEスタンプが販売開始となった。  これまでのコラボデザイン第1弾と第2弾を合わせた40種がラインナップされている。 ◎商品情報 LI … 続きを読む

AKASAKI、劇場アニメ『ALL YOU NEED IS KILL』主題歌の新曲「連れてって」配信リリース

J-POP2025年11月27日

 19歳のシンガーソングライターAKASAKIが、新曲「連れてって」を配信リリースした。  本楽曲は、桜坂洋の同名小説を原作とする劇場アニメ『ALL YOU NEED IS KILL』の主題歌として書き下ろされ、AKASAKIにとって初のア … 続きを読む

Chilli Beans. 、Netflixシリーズ『プリズム輪舞曲』主題歌を担当

J-POP2025年11月27日

 Chilli Beans.が、2026年1月15日より世界独占配信するNetflixシリーズ『プリズム輪舞曲』の主題歌を担当することが決定した。  『プリズム輪舞曲』は、『花より男子』の神尾葉子が原作、キャラクター原案、脚本を手がける完全 … 続きを読む

ドラマチックアラスカ、新曲「問題です」寿司くん監督のMV公開

J-POP2025年11月26日

 ドラマチックアラスカが、「問題です」のミュージックビデオを公開した。  「問題です」はリリース前からライブでも披露されており、フロアを巻き込んで踊れる定番曲となっている。  今回のミュージックビデオは寿司くん(ヤバイTシャツ屋さん こやま … 続きを読む

カラノア、ニューデジタルSG「Sugoroku」リリックビデオ公開

J-POP2025年11月26日

 カラノアが、ニューデジタルシングル「Sugoroku」をリリースし、リリックビデオを公開した。  本楽曲は、タイトなビートが聴く人の歩みを煽る疾走感のあるドラムンベースになっている。多重なトラックにギミックを詰め込んだアレンジや、左右で鳴 … 続きを読む

Willfriends

page top