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【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い展開されている、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』。Vol.42となる今回は、2024年に発足したBillboard KOREAの代表を務めるキム・ユナが登場した。
韓国の音楽業界における問題点の一つとして、女性アーティストのルックスへのこだわりを挙げると、「みんなスリムで可愛くないといけないという大きなプレッシャーを抱えていて、人間ではなく、人形のような存在を求められています。なので、若いK-POPセレブたちは、顔や体に多額の投資をし、より若く美しくあろうとしています」と話した。
こういった女性アーティストたちが長く活躍し続けるために、メディアとしてできることについては、「アイドルの見た目だけでなく、その思考や哲学も含めて理解し共感すれば、何歳になっても応援し続けたいと思うはず。我々メディアは、アーティストだけでなく、ファンの皆さんの声を聞くこともできますよね?アーティストとファンのインタラクティブな関係を構築していくことによって、アーティストは成長し続けることができると思っています」と明かした。
また、日本で人気のある韓国人アーティストは、男性も女性も含めグループが多いという指摘に対して、「韓国には様々なジャンルのアーティストがいますが、世界的にヒットしているのは、ガールズグループやボーイズグループばかりです。理由は、グループと比べてソロアーティストは強いファンダムを獲得することが難しいから」と述べると、「韓国には、才能あふれる女性ソロアーティストが数多くいます。Billboard KOREAでは、R&B、ジャズ、クラシック、ヒップホップ、トロットといった、あらゆるジャンルを世界に紹介していきたいと思っています」と意気込みを語った。
インタビュー全文は特集ページにて公開中だ。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることができる。
2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。
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