＜フジロック’24出演＞ガール・イン・レッド、レディー・ガガ「音楽を探求するのが好き」、エド・シーラン10周年記念エディション：今週の洋楽まとめニュース

　今週の洋楽まとめニュースは、ガール・イン・レッドに関する話題から。

　オルタナティブ ・ シンガー・ソングライターであるガール・イン・レッドは、2021年のデビュー・アルバム『イフ・アイ・クッド・メイク・イット・ゴー・クワイエット』で、静観的なソングライティングと混沌としたプロダクションの境界線を曖昧にした。これによって本名をマリー・ウルヴェンというノルウェー人アーティストには、同じように興味深い次回作を作るという難題が与えられた。だが、『アイム・ドゥーイング・イット・アゲイン・ベイビー！』（2024年4月12日にコロムビア・レコードより発売）は、2ndアルバムに課せられたタフな基準に見事に応えている。彼女のソングライティングの切れ味は深く鋭く、マティアス・テレスのプロダクションには、一段と多くの影響がちりばめられている。

　25歳のガール・イン・レッドは、このアルバムを前作より“レベルを引き上げた”ものだと説明している。「よりクリエイティブな感じがする」と彼女は述べ、「ぐっと楽しく、さらに遊び心があり、前作に増して自信がある。安全策をとっているわけではない。これは重要なことですね……すべてがさらに昇華された感じです」と話している。ここでは、ポップ界におけるスーパースターたちとの共同作業から洗練された料理の嗜好まで『アイム・ドゥーイング・イット・アゲイン・ベイビー！』 に影響を与えたインスピレーションについて、彼女が詳しく語っている。

＜フジロック’24出演＞ガール・イン・レッドが語る、最新ALをインスパイアした1960年代NYやテイラー・スウィフト

　レディー・ガガが、現地時間2024年5月23日の夜に開催された、自身のコンサート映画『ガガ・クロマティカ・ボール』の米ロサンゼルス・プレミアに、彼女らしい奇抜なファッションで姿を現した。華麗なレッド・カーペット・ルックで知られる彼女は、自動車のバンパーをビスチェに成形したパーツなどで構成された、白いストラップレスのセルヴァのドレスを着て登場した。

　彼女はX（旧Twitter）に、「レッド・カーペットでは、（マスコミに）車のパーツだと伝えた。何の種類なのか聞かれたけれど、私は整備士じゃないからわからないって答えたよ」と投稿した。ガガはまた、ファンへの詩的な賛歌とともに、彫刻のようなこのドレスの一連の写真をインスタグラムに投稿している。

レディー・ガガ、次回作のために“毎日毎日”スタジオ入りしていると明かす「音楽を探求するのが好き」

　エド・シーランの『X（マルティプライ）10周年記念エディション』国内盤CDが2024年7月3日に発売される。歌詞対訳と解説がついており、各店舗の特典内容は後日発表となる。

エド・シーラン、『X（マルティプライ）10周年記念エディション』国内盤CDが発売決定

　さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ポスト・マローンの「アイ・ハッド・サム・ヘルプ feat. モーガン・ウォレン」が2週目の首位を獲得。

　「アイ・ハッド・サム・ヘルプ」は、カントリー・ソング・チャートでも今週2週目の首位を獲得。Hot 100とカントリー・ソングの両チャートで同時（同週）に1位を獲得したのは史上27曲目で、両チャートで初登場から2週間首位を獲得したのは、昨年の8月26日から9月2日付でオリヴァー・アンソニー・ミュージック「リッチ・メン・ノース・オブ・リッチモンド」が達成したのに続く2曲目の快挙となる。

【米ビルボード・ソング・チャート】ポスト・マローン＆モーガン・ウォレン2週連続1位、ビリー・アイリッシュTOP５デビュー

　そして、アルバム・チャートでは、テイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』が5週目の首位を獲得した。

　テイラー・スウィフトは、今週でBillboard 200での首位獲得総週を74週目に更新して、ソロ・アーティストとしては故エルヴィス・プレスリーのもつ67週をさらに引き離し、史上最長記録を塗り替えた。首位獲得総数としては、ジェイ・Zのもつ14作に並び、ザ・ビートルズ（19作）に続く史上2番目、ソロ・アーティストとしては同率のトップに立っている。

【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト『TTPD』5週連続首位、ビリー・アイリッシュ初登場2位

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