エンターテインメント・ウェブマガジン
現地時間2024年4月12日~14日にかけて、米カリフォルニア州インディオにて野外音楽フェスティバル【コーチェラ・バレー・ミュージック&アート・フェスティバル2024】のウィークエンド1が、ヘッドライナーにラナ・デル・レイ、タイラー・ザ・クリエイター、ドージャ・キャットを迎えて開催された。ここでは、初日の<Mojave Stage>に登場した初音ミクのBillboard JAPAN特派員による現地レポートをお届けする。
もともと2020年の【コーチェラ】に出演予定だったが、新型コロナウイルスのために同年と翌年の開催がキャンセルとなったため、4年越しの出演となった初音ミク。YOASOBIの後に、初音ミクが登場するという流れは海外のオーディエンスに日本の音楽と文化をアピールするにはまさに最高だ。ステージ前には、髪を水色に染め、コスプレをした熱心なファンなどが早速スタンバイしている。
ステージ向かって左手にドラムとベース、反対側にキーボードとギター、初音ミクは中央に設置されたスクリーン上でのパフォーマンスとなった。1曲目は、挨拶がわりにピッタリの「Miku」で、馴染みやすいメロディーに合わせた「ミク、ミク」とコーラスをついつい一緒に口ずさんでしまう。ロック調にアレンジされた「ワールドイズマイン」に続いて、「ハロー、コーチェラ。初音ミクです。やっとここに皆さんといられることがとても嬉しいです。皆さんもワクワクしていますか?じゃあ、ショーを続けましょう」と英語で挨拶。ギターを構える初音ミクの映像が映し出されると、「アンノウン・マザーグース」が披露された。「ハイパーリアリティショウ」ではピョンピョン跳ねたり、両手でグリーンのライトを自由に操る姿が印象的な「Ten Thousand Stars」など、全体的に音源よりもロック色が強く、丸みを帯びた衣装やカラフルな服装になったりと視覚的にも楽しめられるように演出されたステージだった。
1週のみ2日間だけの開催だった2004年の【コーチェラ】が初参加だった筆者にとって、その20年後に初音ミクが出演する日が来るとは思いもしなかった。当時のラインナップのほとんどはインディー・ロック・バンドで、ジェイ・Zがヘッドライナーを務めた2010年、ドクター・ドレーとスヌープ・ドッグ、さらにはホログラムで蘇った故2パックらヒップホップ勢がにぎわした2012年、そしてエレクトロ/ダンス・ミュージックの代表格であるカルヴィン・ハリスがヘッドライナーだった2016年など、時代の移り変わりと共にフェスティバルのラインナップも柔軟に変化してきた。今回、初音ミクというバーチャル・シンガーの出演によって、【コーチェラ】の新たなマイルストーンを目の当たりにしたように感じた。
J-POP2025年11月18日
松任谷由実の40枚目となるオリジナルアルバム『Wormhole / Yumi AraI』が2025年11月18日に発売日を迎えた。 あえて“Yumi AraI”名義を使用し、AIとの共生をテーマに制作された今作。Chrono Recor … 続きを読む
洋楽2025年11月18日
アイス・スパイスが「Bikini Bottom」をリリースしてからおよそ3年が経ったが、パラマウント・ピクチャーズによる『劇場版スポンジ・ボブ 呪われた海賊と大冒険だワワワワワ!』で声優デビューを果たす。同作は12月19日に全米で劇場公開 … 続きを読む
J-POP2025年11月18日
2025年11月28日より公開となる坂本龍一のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』を一足先に鑑賞した、台湾出身の漫画家・イラストレーターの高妍(Gao Yan)が本作のために描き下ろしたイラストが到着 … 続きを読む
洋楽2025年11月18日
アリアナ・グランデが、映画『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズのフォッカー家に仲間入りするにあたって、現実の家族からインスピレーションを得ていたという。彼女はシリーズ最新作で演じるキャラクターのオリヴィアと、今年亡くなった祖母との間に共通点 … 続きを読む
J-POP2025年11月18日
竹原ピストルが、11月26日にリリースする映像作品『LIVE AT 大阪城ホール 2025.05.18』のトレーラー映像を公開した。 『LIVE AT 大阪城ホール 2025.05.18』は、2025年5月18日に大阪城ホールで行われた … 続きを読む