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今週、米ビルボード・チャートで記録を塗り替えたのはビヨンセだけではない。母親の楽曲「Protector」にゲスト参加したルミ・カーターが6歳9か月で、ソング・チャート“Hot 100”入りした史上最年少の女性アーティストとなった。
ビヨンセの最新アルバム『カウボーイ・カーター』に収録されているこの曲は、ストリーミング、エアプレイ、セールスに基づいたHot 100(4月13日付)で初登場42位を獲得。ルミネートによると、全米での初週(3月29日~4月4日)公式ストリーミング数は1,130万回だった。
2024年最大となる407,000ユニットを獲得した『カウボーイ・カーター』は、アルバム・チャート“Billboard 200”、カントリー・アルバム・チャート“Top Country Albums”、アメリカーナ/フォーク・アルバム・チャート“Americana/Folk Albums”で1位に輝いた。これにより、ビヨンセは黒人女性として史上初めてTop Country Albums首位を獲得した。
ルミは、姉のブルー・アイヴィー・カーターの記録を抜き、Hot 100にランクインした女性アーティストとして最年少記録を更新した。ブルー・アイヴィーは、2019年にビヨンセ、セイント・ジョン、ウィズキッドによる「Brown Skin Girl」にフィーチャーされ、当時7歳でHot 100の76位にチャートインしていた。この曲は、実写版映画『ライオン・キング』にインスパイアされたアルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』に収録されている。
なお、米ビルボードの全チャートにおいては、ブルー・アイヴィーが最年少記録を依然と保持している。B.I.C.名義でフィーチャーされた、父ジェイ・Zによる2012年の「Glory」は、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート“Hot R&B/Hip-Hop Songs”で63位、ラップ・ソング・チャート“Hot Rap Songs”で23位を記録した。この曲には、ブルー・アイヴィーが生まれた直後に録音された吐息や寝息が含まれている。
ルミは、1958年に集計が開始して以来、Hot 100にチャートインした史上最年少の女性アーティストとなったが、全体では1993年に「Dur Dur D’être Bébé!」(赤ちゃんでいるのは難しい)という楽曲で、わずか5歳でチャートインしたジョーディが最年少記録を保持している。
ルミとブルー・アイヴィーの両親であるビヨンセとジェイ・Zは、言うまでもなくこれまでに何曲も米ビルボード・チャートに送り込んだヒットメーカーだ。今週ビヨンセは、Hot 100チャートイン曲数が夫ジェイ・Zの記録105曲を上回り、計106曲(女性としては歴代3位)となった。
一方、ルミとブルー・アイヴィー・カーターは、長年Hot 100にチャートインしてきたきょうだいの仲間入りを果たした。この中には、マイリー、ノア、トレイス・サイラス(さらに父親のビリー・レイ・サイラス)や、(故ロビンの双子の故モーリスと結成された)ビージーズのバリーと故ロビン・ギブや、ジャネット、ジャーメイン、ラトーヤ、故マイケルとリビー・ジャクソン(ジャクソン5を含む)や、ジェイデン・スミスとウィロー・スミス(そして父親のウィル・スミス)や、ウィルソン・フィリップスのカーニーとウェンディ・ウィルソン(ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの娘たち)などがいる。
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