X


テイラー・スウィフト、“傷心の5段階”を表現したプレイリストをApple Musicで公開

 テイラー・スウィフトのニュー・アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』が、深い悲しみの5段階にインスパイアされているという説を唱えたファンはかなり洞察力があったようだ。現地時間2024年4月19日のアルバム・リリースに先駆け、Apple Musicのためにテイラーが個人的にキュレーションしたプレイリスト5種が4月5日に公開されたが、それぞれが彼女の最初の10枚のアルバムからの傷心の段階を表している楽曲で構成されている。

 プレイリストのうち4つのタイトルは先に発表されたデラックス・エディションのキャッチフレーズにちなんだもので、5つ目は『ザ・トーチャード・ポエッツ~』の曲名にちなんで「I Can Do It With a Broken Heart」と名付けられている。まず、“I Love You, It’s Ruining My Life”(愛してる、それが私の人生をダメにしている)と題されたリストには、「Style」や 「Treacherous」といった楽曲が収録されており、“denial”(否認)のステージを体現するようデザインされている。

 このプレイリストについてテイラーは、「これは何かの考えに夢中になるあまり、危険信号に気づくのが難しくなり、その結果、否認する瞬間やちょっとした妄想に陥ってしまうことを歌った曲のリストです。結果に差はあるかもしれません」と声明で述べている。

 次に、“You Don’t Get to Tell Me About Sad”(あなたに悲しみについて言われる筋合いはない)と名付けられたプレイリストには、「Vigilante Shit」、「Bad Blood、「We Are Never Ever Getting Back Together」など、“anger”(怒り)がサウンドトラックとして収録されている。テイラーは、「これらの曲には、怒りを感じながら書いたという共通点があります。長年かけ、怒りは様々な形で現れるということを学びましたが、私の人生において最も健全な形で現れるのは、それについて曲を書くことができたときです。そして多くの場合、(曲を書くことは怒りを)乗り越える手助けをしてくれます」と説明している。

 故エリザベス・キューブラー=ロス博士の有名な悲哀の5段階説に倣った“Five Stages of Heartbreak”(失恋の5段階)のプレイリストの次のテーマは“bargaining”(取引)だ。「Soon You’ll Get Better」、「Say Don’t Go」、「This Is Me Trying」といった楽曲が“Am I Allowed to Cry?”(泣いてもいいのかな)と題されたリストに集められている。

 テイラーは、「このプレイリストは、私が取引の段階にいた時に書いた楽曲、自分自身や大切な人と取引をしようとしているときに書いた楽曲で構成されています。物事をより良くしようとしているとき、しばしば本当に絶望的な気分になっています、なぜなら直感的に物事が自分の望むようには進まないと感じていることが多いからです。だからより絶望的になり、さらに取引しようとします」と綴っている。

 第4段階は“depression”(抑うつ)で、“Old Habits Die Screaming”(身についた癖はどうしても直らない)と題されたプレイリストでは「Champagne Problems」、「We Were Happy」、「Forever Winter」などの楽曲でこのテーマが表現されている。「私の曲の中によく出てくる憂鬱な感情を探求しましょう。こういったことを経験するのは本当に、本当に大変なことですが、喪失感や絶望感の強さを扱った曲を聴いたり(そのような)楽曲を書いたりしているときは、たいていその気持ちを乗り越えつつある段階だと感じることが多いです」と彼女は説明している。

 最後に、『ザ・トーチャード・ポエッツ~』の13曲目と同じタイトルの“I Can Do It With a Broken Heart”(傷心でもできる)と題されたプレイリストは、悲しみ/傷心の最終段階である“acceptance”(受容)がテーマだ。「You’re On Your Own, Kid」、「Closure」、「Now That We Don’t Talk」、「Long Story Short」など含むこのリストについて彼女は、「ここでようやく私たちは受け入れることができ、喪失や失恋から前に進み始めることができます」と綴り、「これらの楽曲は、自分の人生にもっと良いものを取り入れる余地を作ること、その選択をすることを表しています。多くの場合、何かを失うとき、得るものもあるから」と付け加えた。

 テイラーは現在、11枚目となるスタジオ・アルバムのリリース準備のため、グローバル・ツアー【The Eras Tour】を2か月中断している。これまでに新プロジェクトの通常ジャケットと4種類のデラックス・エディションの詳細が公開され、ポスト・マローンとフローレンス・アンド・ザ・マシーンがフィーチャーされていることも明らかにされている。

音楽ニュースMUSIC NEWS

Travis Japan、ダンス初披露の模様を収めた「Sweetest Tune」パフォーマンスビデオ公開

J-POP2024年5月18日

 Travis Japanが、2024年6月10日に配信リリースとなる新曲「Sweetest Tune」のパフォーマンスビデオを公開した。  新曲「Sweetest Tune」は、メンバーの松田元太が出演中のドラマ『東京タワー』の挿入歌。公 … 続きを読む

星野源のイヤーブック『YELLOW MAGAZINE ISSUE08 2023-2024』販売開始

J-POP2024年5月18日

 星野源のイヤーブック『YELLOW MAGAZINE ISSUE08 2023-2024』が、アーティストオンラインショップ「A!SMART」で販売開始となった。  本書は、メンバーシップサイト「YELLOW MAGAZINE+」のアーカ … 続きを読む

WANIMA主催【1CHANCE FESTIVAL 2024】、ワンオク/OKAMOTO'S/ゲス乙女/SiM/PEOPLE 1が出演

J-POP2024年5月18日

 WANIMA主催音楽フェス【WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2024】の第1弾出演アーティストが発表された。  同フェスは、今年8月24日・25日に、3年連続3回目となる地元熊本にて開催。第1弾アーティス … 続きを読む

Mrs. GREEN APPLE、新曲「Dear」MVティザームービー第1弾を公開

J-POP2024年5月18日

 Mrs. GREEN APPLEが、2024年5月20日に配信リリースとなる新曲「Dear」のMVティザームービー第1弾を公開した。  新曲「Dear」は、清武英利による『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』を原作とし、6月 … 続きを読む

ALI×般若がストイックなパフォーマンス、アニメ『ザ・ファブル』OPテーマのMV公開

J-POP2024年5月18日

 ALIが、新曲「Professionalism feat. 般若」のミュージックビデオを公開した。  新曲「Professionalism feat. 般若」は、TVアニメ『ザ・ファブル』のオープニングテーマ。フィーチャリングアーティスト … 続きを読む