【米ビルボード・ソング・チャート】ジャック・ハーロウ「ラヴィン・オン・ミー」通算5週目の首位、グラミー関連曲が急上昇

2024年2月13日 / 09:30

 ジャック・ハーロウの「ラヴィン・オン・ミー」が通算5週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 1位に初登場した2023年12月2日付、2024年1月13日~1月20日付、2月3日付、そして今週(2月17日付)で5週目の首位を獲得した「ラヴィン・オン・ミー」は、今週の集計期間(2024年2月2日~2月8日)にエアプレイが7,670万回(1%増加)、ストリーミングが2,320万回(10%減少)、セールスは6,000(39%減少)をそれぞれ記録して、エアプレイ・チャートでは4週目の首位を獲得。R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでは、それぞれ12週目の首位を獲得した。

 2位は、先週4位にランクインしていたテディ・スウィムズの「ルーズ・コントロール」が上昇して、初のTOP3入りと自己最高位を更新している。また、先週8位に初のTOP10入りを果たしたベンソン・ブーンの「ビューティフル・シングス」も今週3位に浮上し、初のTOP3入りと最高位を更新した。

 「ビューティフル・シングス」は、今週2,280万回(23%増加)を記録してストリーミング・ソング・チャートで1位に上昇し、ベンソン・ブーンにとって初のNo.1タイトルを獲得した。なお、週間再生数は1位の「ラヴィン・オン・ミー」(2,320万回)より少ないが、ストリーミングの集計方法は定額制の有料サイトや広告付きのものなど、再生されたサービスによって比重が異なるため、順位が入れ替わることがある。

 テイラー・スウィフトの「クルーエル・サマー」は先週の3位から4位に順位を下げたが、今週でランクイン総週を40週目に更新し、「アンチ・ヒーロー」(53週 / 2022~23年)、「シェイク・イット・オフ」(50週 / 2014~15年)、「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」(50週 / 2008~10年)、「ラヴ・ストーリー」(49週 / 2008~09年)、「ティアドロップス・オン・マイ・ギター」(48週 / 2007~08年)に続き、チャートインした全232曲(女性アーティスでは最多記録)の中で、40週以上を記録した6曲目の快挙を達成した。

 続いて5位には、シザの「スヌーズ」が先週の10位から上昇して再びTOP5入りを果たしている。同曲は、現地時間2024年2月4日に米ロサンゼルスのクリプト・ドット・コム・アリーナで開催された【第66回グラミー賞】で<最優秀R&Bソング>を受賞し、昨年大ヒットした「キル・ビル」とメドレーでパフォーマンスを披露。その反響により、ストリーミングが前週から29%増加の1,650万回、セールスも284%増加の3,000にそれぞれ数字を伸ばした。

 「スヌーズ」は、今週でチャートイン総週を60週目に更新し、Hot 100の集計が始まった1958年8月4日付以降、30,000曲以上のランクインした曲の中で、60週超えをした26曲目の快挙を達成した。同時に、R&Bソング・チャートでは28週目の首位を獲得している。

 【第66回グラミー賞】で<最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス>を受賞したザック・ブライアンの「アイ・リメンバー・エヴリシング feat. ケイシー・マスグレイヴス」は、先週に続き6位をキープして、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとロック・ソング・チャートではそれぞれ24週目、カントリー・ソング・チャートでは20週目の首位を獲得した。

 テイト・マクレーの「グリーディー」は5位から7位にダウンしたが、現地時間2月3日にカナダのトロントで開催されたNHLオールスター・ゲームでパフォーマンスを披露した反響により、セールスは6%増の1,000に上昇している。

 続いて今週8位にはルーク・コムズの「ファスト・カー」が前週の20位からジャンプアップしてTOP10に返り咲いた。同曲も【第66回グラミー賞】で<最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス>にノミネートされ、原曲を歌うトレイシー・チャップマンとパフォーマンスを披露した反響により、ストリーミングは26%増加の1,360万回、セールスは1,185%増加の17,000、エアプレイも1%増の3,940万回にそれぞれ上昇した。

 また、トレイシー・チャップマンによる原曲の「ファスト・カー」も、ストリーミングが前週から153%増加の600万回、エアプレイが67%増加の130万回、セールスは8,215%増加の35,000に跳ね上がり、Hot 100では42位に再ランクインを果たし、デジタル・ソング・セールス・チャートでは1位を獲得した。

 トレイシー・チャップマンにとって、Hot 100のランクインは1996年12月28日付以来約27年ぶりで、ビルボード・チャートでの首位獲得は「テリング・ストーリーズ」(2000年)がアダルト・オルタナティブ・エアプレイ・チャートで8週間首位を獲得して以来、約24年ぶりの快挙となる。なお、原曲の「ファスト・カー」は1988年10月22日付以来、約35年半ぶりのランクインとなった。

 トレイシー・チャップマンは、1989年に開催された【第31回グラミー賞】で「ファスト・カー」が<最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス>を受賞し、<年間最優秀新人賞>にも輝いた。また、同曲が収録されたデビュー・アルバム『トレイシー・チャップマン』も、<最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム>を受賞している。

 ドージャ・キャットの「アゴラ・ヒルズ」を9位に挟み、今週10位にも【第66回グラミー賞】で<年間最優秀レコード>と<最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス>を受賞したマイリー・サイラスの「フラワーズ」が先週の32位から急上昇し、再びTOP10にランクインした。「フラワーズ」は、ストリーミングが51%増加の1,130万回、セールスは2,160%増加の26,000、エアプレイも3,300万回にそれぞれ数字を伸ばしている。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは2月16日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ラヴィン・オン・ミー」ジャック・ハーロウ
2位「ルーズ・コントロール」テディ・スウィムズ
3位「ビューティフル・シングス」ベンソン・ブーン
4位「クルーエル・サマー」テイラー・スウィフト
5位「スヌーズ」シザ
6位「アイ・リメンバー・エヴリシング」ザック・ブライアン feat. ケイシー・マスグレイヴス
7位「グリーディー」テイト・マクレー
8位「ファスト・カー」ルーク・コムズ
9位「アゴラ・ヒルズ」ドージャ・キャット
10位「フラワーズ」マイリー・サイラス


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