エンターテインメント・ウェブマガジン
アイアン&ワインが、2024年4月26日にリリースする通算7枚目となるアルバム『ライト・ヴァース』から「You Never Know」を先行公開した。
パンデミックが始まり、世界が閉ざされたとき、アイアン&ワインことサム・ビームの創作活動も停止した。その代わり、長い間感じたことのなかった家庭的な時間が生まれた。そこには多くの報酬があったが、音楽を作ることはそのひとつではなかった。「僕や僕の友人や家族のほとんどが、他の多くの人たちに比べれば比較的無傷でパンデミックを乗り切れたことは、恵まれていたと思うし、感謝している。僕が一番書きたくなかったのはCOVIDのことだったのに、ペンを持つたびに、その思いが片隅に残って端離れなかった。これは2年以上続いたんだ」とビームは当時を振り返る。
友人でありプロデューサーのマット・ロス・スパングと共にEP『Lori』のためにローリ・マッケンナの曲をレコーディングするため、米メンフィスでセッションを行ったことが、復帰への旅の始まりとなった。このカタルシスのような経験によって、ビームは音楽を作ることへの愛を取り戻し、やがて麻痺は治まり、歌詞を書き上げ、後に『ライト・ヴァース』となる作品のためにスタジオを予約するようになった。
本作は、エンジニア/ミキサーのデイヴ・ウェイと共に、米ローレル・キャニオンにある彼のスタジオ、Waystationでレコーディングされ(24人編成のオーケストラとの追加のセッションはスタジオ、Silent Zooでおこなわれた)、タイラー・チェスター、セバスチャン・スタインバーグ、デヴィッド・ガルザ、グリフィン・ゴールドスミス、ベス・グッドフェロー、カイル・クレーン、ポール・カートライトといった才能あるミュージシャンが参加した。そして、デュエット曲「All In Good Time」には、フィオナ・アップルがボーカルで参加した。
このアルバムはアイアン&ワインにとって最も遊び心のあるアルバムかもしれないが、このタイトルは、パンデミックの重苦しさと不安の後に、喜びとともに曲が生まれたことを反映しているとビームは言う。『ビースト・エピック』や『ウィード・ガーデン』といった最近のアルバムが、中年の弱さや傷つきといった不穏な空気を漂わせていたのに対し、『ライト・ヴァース』の曲はそれを受け入れて集中することに置き換えている。
◎リリース情報
アルバム『ライト・ヴァース』
2024/4/26 RELEASE
J-POP2025年12月25日
勢喜遊(King Gnu)とYohji Igarashiによるユニット・勢喜遊 & Yohji Igarashiが、新曲「SUPERMARKET」を大晦日12月31日に配信リリースする。 新曲「SUPERMARKET」は【FUJ … 続きを読む
J-POP2025年12月25日
GACKTがロックとオーケストラのコラボコンサート【GACKT PHILHARMONIC 2025 魔王シンフォニー THE REVIVAL】を12月23日、東京・すみだトリフォニーホールで開催した。 本公演はソロ活動25周年を記念して … 続きを読む
J-POP2025年12月25日
野村訓市がゲストとともにお届けする特別番組『J-WAVE YEAR END SPECIAL Jeep CLOSING TIME / NEW YEAR SPECIAL OPENING TIME』が12月31日に放送される。 今年で7回目を … 続きを読む
J-POP2025年12月25日
2025年12月25日公開(集計期間:2025年12月15日~12月21日)の年号別チャート“Billboard JAPAN Hot Heisei Books”で、柚木麻子『BUTTER』が堂々の1位を獲得した。 本チャートは、紙書籍・ … 続きを読む
J-POP2025年12月25日
年号別チャート“Billboard JAPAN Showa Books”の2025年12月25日公開分(集計期間:2025年12月15日~12月21日)で、有吉佐和子『青い壺』が1位を獲得した。 本作は、1977年に刊行された13話から … 続きを読む