アッシャー、R&Bの未来について語る「R&Bが死につつあると感じたことは一度もない」

2024年2月8日 / 13:30

 アッシャーが、米ビルボードの新しいカバー・ストーリーで、次世代のR&Bアーティストに敬意を表し、このジャンルがもう終わったのではと疑っていた人々は間違っていると語っている。

 ゲイル・ミッチェルとのインタビューで彼は、「過去のアーティストに触発されながら、自分たちが創作しているものに対して本物であろうとするR&Bアーティストの新しいインスタレーションがあることをとても嬉しく思っています。“R&Bは死んだ “と僕に言った人は、みんなクレイジーに聞こえます。R&Bの起源が他のあらゆるジャンルの音楽にあることを知っているから特に」と語っている。

 アッシャーは、ストリーミング時代の音楽業界が変化し続ける中でのR&Bの進化について詳しく説明する前に、「僕が言いたいのは、R&Bが死につつあると感じたことは一度もないってことなんです」と切り出し、「R&Bはただ拡大が必要なだけだと思う。TikTokやインスタグラムなど、人々は断片を見ていて、ファンがそれを理解するとそれを使って何かをするというスタンダードに向かっています。でも、もし我々がそう考え始めて、そのような場所から創作するようになれば、R&Bの基準は変わるでしょう。古いvs.新しいというような比較はできなくなる。ただそういうものになるってことです」と語った。

 彼はR&Bに関してもうひとつ興味深い見解を示している。このジャンルに関連したより具体的なアイテムを楽しむために、商業的な変革が必要だと考えているのだ。「他のスペースに商業を生み出すことですね。【Lovers & Friends】は、我々が作った楽曲を祝う場所を提供するR&Bのフェスティバルとして成功しています」と彼は説明し、「R&Bから連想されて、丸ごと受け入れられるようなものが必要なんです。たとえばヒップホップのように、メガネ、服、車、ジュエリー、スニーカー…人々がアクセスできる付随的なもの。R&Bにはそういったものが必要ですし、その可能性もあります」と続けた。

 アッシャーにとって今年の2月は最高の月になりそうだ。まず、現地時間2024年2月9日に9枚目のスタジオ・アルバム『カミング・ホーム』をリリースする。そんな彼は、「どのアルバムも、僕が人生においてどこにいて、何を分かち合いたいと感じていたかを少し提供しています。でも、自分の現在地にこれほど心地よさを感じたのは今回が初めてなんです」と言い、「100%ありのままの自分です。そして30年も(仕事をしてくれば)、これが過去の何かよりも偉大なものになるかどうかなんて、問いにすらならないはずです。(中略)僕はこのアルバムを、“それ自体がユニークなもの”として以外の何かと比較して考えていない」と語っている。

 そして待望のニュー・アルバムがリリースされた2日後、アッシャーは現地時間2月11日に米ラスベガスのアレジアント・スタジアムで開催される【第58回 NFLスーパーボウル】のハーフタイム・ショーのヘッドライナーを務める。


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