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大黒摩季が、12月22日に大阪・リーガロイヤルホテルでの公演をもって【ディナーライブ2023 ~バブルへGO!!~】の全3公演をソールドアウトで終えた。
大黒摩季のディナーライブと言えば、2022年にシンフォニック・ツアーを開催したものの、ここ数年は毎年定期的に開催されている。これまで、「ディズニー映画特集」「昭和デュエット・ソング特集」「アニソン特集」など毎回エンターテインメントなコーナーを持ち込み、いつものレギュラー・ツアーとはまた違った様相でファンを楽ませてくれている大黒。2023年のテーマは、サブ・タイトルにもあるように「バブルへGO!!」だ。1980年代バブル期の洋楽、邦楽のヒット曲全21曲がそれぞれノンストップ・メドレーで披露された。
ライブは、同じく80年代を代表するクリスマスの定番曲、山下達郎の「クリスマス・イブ」。意表をついたスタートに会場は歌い出しで早くも大喝采、観客それぞれの思い出を回想させるように響く歌声は、会場のクリスマスデコレーションと相まって、なんとも素敵な光の対流となり煌めいていた。バンド・メンバーは肩パッドの入ったダブルのスーツを着用、背景には発光系のシルバーなストローカーテンが揺らめき、大きなミラーボールがカラフルな光を踊らせ躍動すれば、一足飛びにバブル時代へ。
そして、「お名刺がわりに」と茶目っけたっぷりに自らのヒット曲を畳み掛ければ、会場はすっかり西麻布のデカ箱ディスコへタイムスリップ。イントロを聞いただけで毎晩通ったディスコを思い起こさせるバナナラマの「ヴィーナス」から始まり「君の瞳に恋してる」まで洋楽メドレー全8曲を歌いきる。
ここで、大黒は“熱湯コマーシャル”風にステージ上で衣装チェンジ。「ダンシング・ヒーロー」のイントロとともにボディコンのワンピースを着て、ジュリアナ扇子を振り上げた大黒が登場した。客席もディナーライブらしからぬ盛り上がりを見せる。ヘアも前髪を跳ね上げたトサカ風に、当時一世を風靡したスタイルに。そして、ステージ両サイドのお立ち台には、やはり当時のボディコン・ファッション、ダンスそのままにお立ち台ガールが登場して、ここはバブル期のディスコかと錯覚させるような世界に突入した。
13曲を14分に渡り一気に歌った邦楽メドレーは、「ダンシング・ヒーロー」「CHA-CHA-CHA」「Romanticが止まらない」「シーズン・イン・ザ・サン」「BE MY BABAY」「あゝ無情」「DESIRE」「WON’T BE LONG」「Diamonds」「M」「浪漫飛行」「ラブ・ストーリーは突然に」「Choo Choo Train」など、聞いただけでその時代をリアルに生きて来た人たちをワクワク大沸騰させるようなヒット曲が並んだ。
大黒自身も、自分が聞いて来た音楽をベースにしながら、毎回このコーナーを考えることを楽しみにしているという。2023年は、円安からの物価高騰、税金など生活に密着した問題をたくさん抱え、一方世界に目を向けると新たな紛争も勃発し、誰もが鬱蒼とした日々を送って来たのかもしれない。
だからこそ、「美味しいものを食べて、ライブではっちゃけて、スッキリ発散して帰ってください!」と、毎夜ドンチャン騒ぎして浮かれていたバブル時代へファンを連れて行くべく、「バブルへ戻ろう」ではなく、「もう縮めるばかりの毎日は飽きましたよね!! この楽しい時間で英気を養って私たちの世代、もう一回踏ん張ればまたバブルを起こせるかもしれないじゃない?! 起こそうよ~!!」そして「バブルへGO!!」という2023年のテーマを考え出したのだ。
そして、アンコールでは、普段のライブではなかなか聞けない、ファンからの想いを預かり制作された超レア曲「いとしい人へ~Merry Christmas~」、クリスマスのためにファンタジックにアレンジされた「ら・ら・ら」の2曲が披露される。
「音はね、空気の響きだからみんなで響かせれば世界にも届くんですよ」と会場を練り歩きながら“LOVE&PEACE”と歌い合うその光景は、きっとジョン・レノンがイマジンで描きたかったPeace溢れる美しい世界ではなかろうか。
こうしてバブル・メドレー、オリジナル・ヒット曲で送るゴージャスなセットリストは、観客のハートを鷲掴み「1人ふたりでおバカなことすると恥ずかしいけど、集団でやるとね! 無敵になるのよ!!(笑)」とどこまでも沸騰し、熱く盛り上がったファンの気持ちを穏やかに、そしてホッとさせるバラードや「ら・ら・ら」も含め、100分におよぶライブは終了した。
まもなく、2024年。来年はどんな年になるのだろうと一抹の不安を抱えてしまいがちな昨今。そんなネガティブさを吹き飛ばし、明るく元気に新年を迎えようと思う勇気を与えてくれる。まさに大黒摩季のエンターテインメントがみなぎる夜だった。30周年の150本近い本番数を立派に歌い抜いた彼女は、「もう怖いものは無くなった。好奇心も挑戦も躊躇なんかせずに、やれること全部やって私は私を使いきるの!」と、まさに無敵なオーラを放っていた。大黒摩季の2024年が楽しみでならない。
◎公演情報
【大黒摩季 ディナーライブ2023 ~バブルへGO !!~】
2024年12月5日(火)熊本・ホテル日航熊本
2024年12月10日(日)ひたちなか・ホテルクリスタルパレス
2024年12月22日(金)大阪・リーガロイヤルホテル
<セットリスト>
1.クリスマス・イブ
2.あなただけ見つめてる
3.チョット
4.DA・KA・RA
5.夏が来る
6.洋楽バブル・メドレー
・ヴィーナス
・I Should Be So Lucky
・Take On Me
・Never Gonna Give You Up
・Freedom
・Breakout
・Livin’On A Prayer
・君の瞳に恋してる
7.邦楽バブル・メドレー
・ダンシング・ヒーロー
・CHA-CHA-CHA
・ロマンティックが止まらない
・シーズン・イン・ザ・サン
・BE MY BABY
・あゝ無情
・DESIRE
・WON’T BE LONG
・Diamonds
・M
・浪漫飛行
・ラブ・ストーリーは突然に
・Choo Choo Train
8.熱くなれ
9.いちばん近くにいてね
10.Anything Goes!
11.君に届け
EN-1.いとしい人へ ~Merry Christmas~
EN-2.ら・ら・ら ~Sweet Angel ver.~
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