ジェイ・Zが米番組『CBS モーニングス』のゲイル・キングとのインタビューで、長年SNSユーザーを悩ませてきた自身に関するある問いの答えを提示した。
この二択問題とは、“50万ドル（約7400万円）の現金とジェイ・Zとのランチ、どちらを選ぶ方が賢い選択か”というもので、ジェイとのランチの方が彼の成功の秘訣などを直接聞けることからより価値があるかもしれないと考える人がいる。
番組が公開したティーザー映像でジェイは、自身の知恵はすでに音楽に込めていると指摘した。「金を受け取るべきだよ」と彼は述べ、「（知恵は）全部音楽の中にあって、10.99ドル（約1600円）で買える」と続けた。
米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得した13枚のアルバム、リンキン・パークやビヨンセとのコラボ・プロジェクト、何百もの印象的なゲスト・バースなど、膨大なディスコグラフィーを持つブルックリンのラップ・アイコンからしてみれば、音楽の中にすべてがあると言っても間違いではないだろう。
そんな彼は、「悪い取引をしろなんて言わないよ。50万ドルをもらっておいて、アルバムをいくつか買って、それを聞けばいい。全部そこにある。それをつなぎ合わせて、言葉のためによく音楽を聴けば、まあ、それが何であるか、それはすべてそこにある」と語っている。
ジェイ・Zとキングの新しい2部構成のインタビューでは、ブルックリン公共図書館の 【Book of HOV】展示の独占見学が予定されている。この展示は、【グラミー賞】を受賞している長大な音楽カタログや、スポーツ、音楽、アルコール、映画、公共サービスなどの領域にわたる画期的なビジネス取引まで、彼のキャリアの広大な広がりを年代順に整理した壮大なアーカイブ事業だ。
“ジェイ・Zとランチか、それとも50万ドルか”というミームは、少なくとも2017年以来、さまざまな形でSNSで流行している。この質問の前提は、ジェイが理論上50万ドル以上の価値がある知恵や適切なアドバイスを提供できるかということだ。この質問は何年にもわたって熱烈な反応を呼んでおり、ジェイの輝かしいキャリアを指して食事の選択肢を選ぶことを正当化する者もいれば、自分の資金管理能力に賭けて50万ドルを選ぶ者もいる。
ジェイ・Zはキングとの会話で、「これから起こると俺が言ったことはすべて起こった。やりたいと言ったことはすべて実現した」と付け加えている。