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10-FEETの初となる韓国ワンマンライブ【10-FEET “コリンズ” TOUR 2023 in Korea】 が、7月15日にソウル・KBSアリーナで開催された。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』の韓国での観客動員数が450万人を突破、そのエンディング主題歌(ストリーミング総再生数1億7千万回突破)の熱狂的なヒットを受けて実現した公演には、約3,000人のファンが集まることとなった。なお、10-FEETが訪韓したのは、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールで行われた【SLAM DUNK Festival】に参加した4月以来となる。
当日15時30分から始まったツアーグッズの先行販売では韓国公演限定グッズも販売され、ファンが長蛇の列を作った。開演時刻の18時30分過ぎになると場内が暗転、最新アルバム『コリンズ』の1曲目「SLAM」からライブがスタートすると、埋め尽くされたアリーナ場内は歓声に包まれた。「VIBES BY VIBES」ではTAKUMA(Vo./Gt.)の「跳べー!」の声に呼応して場内が一斉にジャンプした。スタンドにはスマホのライトを点けてレスポンスする観客もいて、国内のライブやフェスとはまた違った盛り上がり方を見せていた。さらにTAKUMAのギターソロやNAOKI(Ba./Vo.)のシャウトなど、メンバーの一挙手一投足に会場に鳴り響く歓声が上がった。TAKUMAの「ワッツアップ? コリアーー!」との呼び掛けにも大きな声で観客は応える。
MCでは「TAKUMAアジョシ(おじさん)」「KOUICHI(Dr./Cho.)アジョシ(おじさん)」「NAOKIオッパ(お兄さん)」といつも通りの笑いを誘う。また、NAOKIは「昨日は雨が降っていたからチヂミを食べました」、KOUICHIは「今度一緒にカラオケ行こう」、そしてTAKUMAが「諦めたらそこで試合終了ですよ」とつたないハングルを懸命に披露すると、メンバーの韓国愛に呼応するように歓声も上がり、初の韓国ワンマンで徐々に観客との距離を詰めていく。
韓国でも人気の「ハローフィクサー」ではイントロが流れた瞬間に歓声が上がり、TAKUMAはサビで「ハローコリア!」とライブアレンジで応えた。「RIVER」ではスマホのライトでウェーブする恒例の美しい景色が韓国の地でも作られた。そして朝鮮民謡「アリラン」のカバーをバンドアレンジで披露すると大合唱が生まれ、そのまま「その向こうへ」となだれ込み、場内のテンションを一段も二段も上げる。そこに全観客が待ち望んでいた「第ゼロ感」を畳み掛けると、その日一番の大歓声が上がった。派手な煙の特効も炸裂、サビでのレスポンス“ウォーウォウウォーオー”や“Swish da 着火you”では、国内でも聴いたことの無い音量の大合唱が響いた。ライブ本編は、これも大合唱となった「ヒトリセカイ」で幕を閉じたが、すぐに大歓声のアンコールでステージへ呼び戻され、「back to the sunset」と「CHERRY BLOSSOM」の2曲のアンコールで応える。それでもアンコールは止むことなく「アジョシ」コールも沸き起こり、ダブルアンコールとしてこの日二度目の「第ゼロ感」を演奏し始めると、この日の大合唱のボリュームがさらに更新されることとなった。メンバーは「カムサハムニダ!」と感謝の言葉を連ねて、名残惜しそうにステージを去った。
会場から出てくる観客には満面の笑顔が溢れ、場内で販売されていたアルバム『コリンズ』も即刻完売し、終演後のグッズ販売には開演前を遥かに超える長蛇の行列が作られたことからも、この日のライブが韓国のファンにとっていかに満足度が高かったかが窺えるだろう。「また会いましょう」という言葉を残してステージを去った10-FEETが、再び韓国を訪れるのがいつになるのかは分からないが、いずれにしても10-FEETはこの日、韓国の地で新たな、大きな一歩を踏み出した。
◎公演情報
【10-FEET “COLLINS” TOUR 2023 in Korea】
2023年7月15日(土)韓国・KBSアリーナ
<セットリスト>
01. SLAM
02. VIBES BY VIBES
03. アオ
04. 1sec.
05. aRIVAL
06. 和
07. SHOES
08. goes on
09. シエラのように
10. ハローフィクサー
11. 2%
12. アンテナラスト
13. STONE COLD BREAK
14. ブラインドマン
15. 深海魚
16. RIVER
17. アリラン(cover)
18. その向こうへ
19. 第ゼロ感
20. 蜃気楼
21. ヒトリセカイ
encore
01. back to the sunset
02. CHERRY BLOSSOM
W encore
01. 第ゼロ感
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