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レゲエを日本の音楽シーンに根付かせた立役者のひとりであり、老若男女に愛される楽曲をこれまでいくつも生んできたMINMI。デビュー20周年を迎えた昨年夏【Freedom青空 2022 淡路島】を大成功に収めた彼女が、その勢いに乗って【Freedom BAY 2023 千葉】を開催することが決定した。
MINMIのライフワークとして長年各所で主催してきた【Freedom】だが、関東初の開催となる今回のフェスは、どんな想いや経緯から実現するに至ったのか。MINMI本人が語るオフィシャルインタビューをここに公開する。
◎MINMI【Freedom BAY 2023 千葉】オフィシャルインタビュー
<「一緒につくってここまで来たね!」という感動>
--2022年8月【Freedom 青空 2022 淡路島】実現。5年ぶりの淡路島での開催となったわけですが、MINMIさんの中でどんなフェスになりましたか?
MINMI:一言でまとめられないぐらいの感動がありました。久しぶりに【Freedom】が開催できた感動もあるし、20周年の集大成としての感動もあったし、クラウドファンディングに参加してくれた支援者の方、ファンのみんなや共演者の方もそうですし、多くの仲間の皆さんと本当にゼロからつくったという、今までとは全然違う醍醐味や感動もありました。他の出演者の方も、ファンの皆さんも「一緒につくってここまで来たね! 本当に実現したね!」という感動を味わって下さったと思うんですよね。それプラス、淡路島の土地の空気感というか、物凄く元気にさせてくれるエネルギーみたいなものが溢れていて、自分も全身からエネルギーが溢れている感じがしたし、みんなからも溢れている感じがしたし……やっぱり淡路島でやってよかったな! と1日中思っていました。
--そんな最高の20周年の締め括りには、ニューアルバム『essence』のリリース。そして、関東初の【Freedom BAY 2023 千葉】を開催するんですよね。まず実現させようと思った経緯を教えてもらえますか?
MINMI:2022年の【Freedom】でご協賛頂いた方々の中に千葉の企業さんがいらっしゃって「千葉を盛り上げたい! 音楽フェスをしたい」というお声掛けを頂いたんです。ただ、今まで【Freedom】を関東でやったこともないですし、これまで山や里といった自然に囲まれた場所でやってきていたので、千葉という都会の湾岸エリアで開催するのであれば【Freedom】じゃないほうがいいかなと、最初は思っていたんですよね。でも【Freedom】のジャンルレスで親子で遊べるフェス、自然や地球、仲間とつながる一体感。このコンセプトを都会でも実現できるのか挑戦しようと思い、【Freedom BAY】という形で、今までとは違う新しい【Freedom】をやってみようと思ったんです。
--また新たな挑戦になるわけですね。現状、MINMIさんの中ではどんなフェスにできたらいいなと思っていますか?
MINMI:日本からアメリカに戻ってきて(現在、MINMIはアメリカ在住)【コーチェラ・フェスティバル】という世界的に人気があるフェスへ遊びに行ってきて、いろいろ楽しい経験をして「フェスとしてお手本になるな」と感じたことがたくさんあったんです。昨年、淡路島で久しぶりに【Freedom】を開催して、20周年に皆さんの「やってほしい」に応えて一息つけた感覚になっていたんですけど、コーチュラに参加してみたらすごく楽しくて感動したから、それがきっかけで「こんな風にもっと感動を届けたい! フェスがまたやりたい」と思うようになったんですよ。
<フェス=複合的なエンターテインメントを突き詰めたい>
--コーチュラに触発されたわけですね。
MINMI:フェスって通常のライブやコンサートと違って、1日を通して音楽だけじゃない、その空間とか、合間の時間をどう過ごすかとか、いろんなことが複合的にエンターテインメントになっていると思うんです。その体験や思い出は、人生観も変える。私もフェスで人々にパワーやハッピーを届けたい! そんな風に思っていたときに千葉のフェスのお話を頂いたんですよ。それで、これまでは淡路島にすごく拘っていたし、今ももちろん「自然環境の中でフェスをやりたい」という想いは核にあるんですけど、フェスへの熱がまた高まってるところに頂いた有難いご依頼なので、この【Freedom BAY 2023 千葉】を通してみんなに凄いパワーと感動を持って帰ってほしい! そして、まだ知らない千葉の魅力を私も知って、みんなと千葉という新しい場所に素晴らしい空間、時間を創造したいと思って。それをゼロから今つくっていくところなんです。
--運命的なタイミングで【Freedom】を進化させる機会に恵まれたんですね。
MINMI:ちなみに、コーチュラはめちゃくちゃ良いフェスなんですけど、終演後にゴミが散らかっていたんですよ。でも【Freedom】はみんな私たちの理念やメッセージを受け止めてくれているから、自然へのリスペクトがあってゴミひとつないんですよね。これは【Freedom】の凄いところ! 「これだけ自然の中で楽しませてもらったから」という想いがみんなの中にあって、だから適当にゴミを芝生に置いて帰ろうと思わないんですよね。それはお行儀が良いとか悪いとかの話じゃなくて、それだけ楽しめた証拠なんだろうなって。心が浄化されてイヤなことも忘れて、すごく綺麗な気持ちになってくれているんだろうなって。なので、私といろんなアーティストたちと【Freedom BAY 2023 千葉】でもまたそれぐらい楽しい体験をシェアして、感動的な1日にしたいと思います。
--【Freedom BAY 2023 千葉】はどんなアーティストが集まる予定なんでしょうか?
MINMI:VIBESの間違いないアーティスト。売れてる売れてない、流行ってる流行ってない関係なく、ライブで伝える力のあるアーティストやミュージシャンとの出会いや繋がりを大切にしてきたのが【Freedom】なんですよね。そんなファミリーが集まる【Freedom】ですが、初参戦のアーティストももちろんウェルカム!
<スタンダードをまだ決めずに活動していきたい>
--そんな【Freedom BAY 2023 千葉】の開催に向けて、今後どのような活動をしていきたいと思っていますか?
MINMI:20年の集大成となるアルバムリリースを控え、制作の真っ只中です。久しぶりのオリジナルアルバムに『essence』と名付けたのですが、『essence』とは「本質」という意味。このタイトルソングを今つくっています。ナチュラルに自分を探して、自分が求めていること、自分の本質というものを見つけてきた気がします。ただ、20年も続けていると、アーティストの形はそろそろ出来上がっていい頃だと思いますが、私はまだ発展途上。いろいろな挑戦をして、失敗して、肯定して、泣いて笑って……それらの経験を歌にしていきたいし、まだまだMINMIの完成に向けていろいろチャレンジしていきたいんですよね。自分の可能性をもっともっと掘り下げていきたい。
--まだまだMINMIはこれからであると。
MINMI:MINMIのイメージのスタンダードがあるとしたら、レゲエやソカの曲を歌っている人だと思うんですけど、それだけに捕われず、海外のアーティストとコラボレートしたり、フェスのプロデュースもそうですし、アメリカでもいろいろトライしていきたいんです。なので、ここからどうなっていくのか未知ですし、自分の中ではスタンダードをまだ決めずに活動していきたい。「常に新しくチャレンジして進化しているのがMINMIだ」と思って楽しんで頂けたら嬉しいです。
--では、最後に【Freedom BAY 2023 千葉】へ来てほしい皆さんへメッセージをお願いします。
MINMI:とても良いアルバムが出来そうです。この夏、たくさんのミュージックビデオもリリースになります。20周年の最後、そして21年目のスタート。いろいろとリリースがあるので、楽しみにしていて下さい! そして、初の関東での【Freedom】。子供が生まれてからコンサートやフェスに行けていません……みたいな人も多いと思うんですけど、そういう方々も参加しやすいフェスを【Freedom】ではつくっているんですよね。なので、親子で音楽の感動を味わってほしいし、もちろん10代や20代にも、おじいちゃんやおばあちゃんにも楽しんでもらえるフェスにしますので、ぜひ音楽と自然と仲間と繋がりに来てください! 関東初開催となる【Freedom BAY 2023 千葉】一緒に最高の日にしましょう!
Interviewer:平賀哲雄
◎リリース情報
20周年記念アルバム『essence』
2023/9/21 RELEASE
収録曲:19曲(予定)
◎イベント情報
【OHKA HOLDINGS presents Freedom BAY 2023 千葉】
2023年10月15日(日)千葉ポートパーク 円形芝生広場
OPEN/START 11:30(終演 19:00)※雨天決行/荒天中止
https://chiba-portpark.com/
主催:MASTERBEAU / OHKA HOLDINGS
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