ビートルズ最後の曲をAIで!?、ニーナ・シモンのライブ音源発掘、シザがアンチ投稿に苦言:今週の洋楽まとめニュース

2023年6月17日 / 11:00

 今週の洋楽まとめニュースはザ・ビートルズに関する話題から。結成から60年以上経った今、ポール・マッカートニーが、現代テクノロジーの奇跡により、ザ・ビートルズの最後の楽曲が完成しつつあると語っている。英BBC Radio 4の『Today』に出演したポールは、タイトル未定の楽曲を完成させるために、人工知能を使って古いデモ音源から故ジョン・レノンの声を取り出したと明かした。

 1978年にジョンが作曲した「Now and Then」かもしれないとBBCが推測したタイトル未定の楽曲について、ポールは、「ちょうど完成したところで、今年リリースされるよ」と述べている。

ポール・マッカートニー、“ザ・ビートルズ最後のレコード”をAIの力を借りて完成させたと明かす

 生誕90周年を迎えたニーナ・シモンが、1966年【ニューポート・ジャズ・フェスティバル】にて行ったライブ音源が発掘され、アルバム『ユーヴ・ガット・トゥ・ラーン』として7月21日に全世界リリースされる。

 1966年7月2日【ニューポート・ジャズ・フェスティバル】にてニーナのステージは「ユーヴ・ガット・トゥ・ラーン」の魅惑的な演奏から始まり、圧倒的で独特なスウィング感のある「ミシシッピ・ゴッダム」を演奏した後、観客は彼女をステージから帰らせようとせず、情熱的なスタンディング・オベーションが贈られた。その後アンコールを待ちわびる観客へ向けて「ミュージック・フォー・ラヴァーズ」が演奏され、ステージは幕を閉じた。今回その貴重な音源がアルバム化される。 

ニーナ・シモンの完全未発表ライブ音源を発掘、7月に全世界リリース決定

 現地時間2023年6月13日、シザがネット上でリゾに対して書き込まれるアンチコメントに対して苦言を呈した。

 シザは「美徳を掲げて、饒舌に普段書き込んでるインターネット戦士たちが、本当に守らなきゃいけない人がいるときにどこにいるのか気になって仕方ない。リゾのためには動かないの?」というツイートを始め、「あなた達は本当に他人をサポートする方法を知ってるの?それとも他人を叩くことしかできないの?」など連投し、疑問を投げかけた。

シザ、SNS上でのリゾに対する誹謗中傷に怒り

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、モーガン・ウォレンの「ラスト・ナイト」が通算10週目の首位を獲得した。“Hot 100”で首位を獲得した全タイトル1,149曲のうち、10週を超えたのは「ラスト・ナイト」が44曲目で、わずか4%の快挙を達成した。同楽曲はジャンル別では、通算9曲目の首位を獲得したカントリー・エアプレイ・チャートで6週目、先週自身初のTOP10入りを果たしたポップ・エアプレイ・チャートでも10位をそれぞれキープしている。

 また、ルーク・コムズの「ファスト・カー」も、先週の8位から今週4位に上昇して最高位を更新している。TOP5に2曲のカントリー・ソングがランクインするのは、2000年2月~4月にローンスターの「アメイズド」とフェイス・ヒルの「ブリーズ」が8週間ランクインして以来約23年ぶりの記録

【米ビルボード・ソング・チャート】モーガン・ウォレン通算10週目の1位、23年ぶりにカントリー・ソング2曲同時TOP5入り

 そして、アルバム・チャートでは、Stray Kidsの新作『★★★★★(5-STAR)』が1位に初登場した。同作はStray Kidsにとって昨年リリースした2枚のミニ・アルバム『Oddinary』(2022年4月2日付)、『MAXIDENT』(2022年10月22日付)に続く3作目の首位となった。

 また、今週は上記の『★★★★★(5-STAR)』に加え、ジェリー・ロールの『Whitsitt Chapel』(3位)、ENHYPENの『DARK BLOOD』(4位)、映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のサウンドトラック(7位)、フー・ファイターズの『バット・ヒア・ウィ・アー』(8位)、そしてマネーバッグ・ヨーの『Hard to Love』(10位)の6枚のアルバムが初登場している。TOP10に6枚以上がデビューしたのは2020年10月10日付以来、約2年半ぶりのチャートアクションとなる。

【米ビルボード・アルバム・チャート】Stray Kids『★★★★★(5-STAR)』初登場1位、6作品がTOP10入り

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