【インタビュー】フジロック主催SMASH「いろんな意味において、今年が正念場だと思っています」

2023年5月26日 / 13:00

『FUJI ROCK FESTIVAL’23』 (okmusic UP's)

2023年の<フジロックフェスティバル ’23>は、7月28日(金)から30日(日)にかけて開催される。2020年のCOVID-19蔓延による悲痛の開催中止、2021年の海外アーティスト不参加という<フジロック>にとって苦渋の時代となったコロナ禍をくぐり抜け、2022年には「いつも通りのフジロック」ではなく「いつも以上のフジロック」が実現された。

そして2023年。3月にはマスク着用も原則不要とされ、個人の主体的な選択が尊重されるようになった。ひとりひとりの自意識を尊重し各自で責任を全うするという精神性は、そのまま<フジロック>のあり方と共鳴する。

「不便を楽しんで欲しい」とし、「俺の夢はね、お客さんがどのステージも観なかったっていうものなんだよ」(代表・日高正博)と言い放つSMASHは、2023年をもって入場ゲート手前のフリーエリア「THE PALACE OF WONDER」も完全復活させることで、本来の<フジロック>を4年ぶりに取り戻すこととなった。

ロッカーたちは、自らの信念を貫きながら毎年ひとつひとつを乗り越えたことで、この数年を噛みしめより頑強な精気を再燃させていることだろう。“本来”の<フジロック>から、より強固でより多幸感あふれる“至高”の<フジロック>に刷新されるであろう<フジロックフェスティバル ’23>は、どういうフェスになるのか。

フェス開催に向けて、忙しく動き回るSMASHのスタッフをキャッチ、<フジロックフェスティバル ’23>の行方を聞いた。登場いただくのは、ブッキングを担当しているLA在住の佐藤ハリー氏、WHITE STAGE担当の山本紀行氏、そしてGREEN STAGEを担当する佐潟敏博氏の3名である。
コロナ禍を経て、どれくらいお客さんが戻ってくるかわからない状況

──2023年、ついに本来の<フジロック>が帰ってきますね。

佐潟敏博:そうですね。THE PALACE OF WONDER(ゲート前にある入場無料のエリア)も復活するし、そういったことも含めて、4年ぶりに本当に帰ってくると言えると思います。

──我々オーディエンスが待ち望んでいたものですが、それ以前にスタッフの方々が切望していたものなのでしょうね。その間に得たものはありましたか?

佐潟:ここ2年はいろいろな制限があった中でやってきましたので、それを取っ払えるというのはすごくいいことだと思っています。2019年まで欠かさず開催してきて、2020年はできなくて、2021年はいろんな規制の中でやったわけですけど、規制があったことで一旦ステージのレイアウトだったりお客さんの動線であったり、いろんなことを見直せたというのはありますね。密を避けるための新しい場所を作ったりという見直しができた。コロナ自体はよくなかったことですけど、そのおかげでまた1ステップ上がれたかなと思います。

──逆に失ったものや反省点は?

山本紀行:規制もあったことで、これまで施設なりをどんどん足していったところを見直しし、「ここはお客さん的に不都合があったかもしれないね」と、ある意味で反省点が浮き彫りになった気がします。それによってエリアの配置などが改善できましたし。
──ここ2~3年、参加してくれたオーディエンスやアーティストなどからは、どんな声が届いていたのでしょうか。

佐潟:2021年に開催した時は時期的に悪かったので、やっぱり「なんでこの時期にやるんだ」という声は多かったですよね。そういう時期だったので会場の人が少な過ぎて、お客さん的には快適だったという声はありました(笑)。特にその前の2019年は1日で4万人入っていた年だったので、それと比べると毎年来てる人たちにとってはすごく快適だったのかなぁと。我々としてはあんまり良くないんですけどね。

──ビジネスとしては(笑)。それにしても風当たりが強かった時でしたね。フジロックに限らず、ストレスが蔓延していた世相だった気がします。

佐潟:2021年は特に神経過敏な世間だったので、めくじらを立てる人は多かったです。結局、あの時期にやったのはうちだけだったんですよね。他のフェスは全部取り止めてましたから。

──でも実際に来たお客さんは実は快適だった、なんて…皮肉ですよね(笑)。

山本:すいてましたからね(笑)。あの時に来ていただいた方達っていうのは、ある程度コアな層であったと思うのですが、「やっぱりフジロックって楽しいよね」とも言っていただいたので、ああいう状況の中ではありましたけど「やる意義はあったのかな」って、終わってからお客さんの声を聞いて思いました。
──そんなコロナ禍を経ての2023年ですが、<フジロックフェスティバル ’23>のラインナップに関しては、どのような方針だったのでしょう。

佐潟:コロナ禍を経てどれくらいお客さんが戻ってくるかわからない状況だったので、2019年以前のように外国人が多くなってコストも膨らんでいくかたちより、核になるような日本人アーティストも入れてプランニングしたほうがいいのかな、と思いました。日本人アーティストのみでやった2021年の経験もあったので。

──出演ラインナップが全て国内アーティストというのは<フジロック>にとって初めてのことでしたが、お客さんからの反応はどうだったのですか?

佐潟:おおむね「しょうがないよね」っていう感じでしたね。海外から入国できない状況でしたから、<フジロック>を好きな人にとっては「また苗場に行ける」というところで、そこにはあまりマイナスはなかったんです。
──錚々たる洋楽アーティストがヘッドライナーを務めてきたフェスにもかかわらず、国内アーティストだけで成り立ってしまうところに<フジロック>の凄みを感じました。ラインナップが決まっていなくてもチケットが売れるというのは、フェスそのものに魅力が詰まっている証ですから。

佐潟:もちろん洋楽のアーティストがいないなら行かないという意見もある程度ありましたけど、それでも来てくれた人もいましたし、「フジロックに行きたい」「苗場に行きたい」っていう人たちもいたので、ホッとしたというかありがたかったですね。

──<フジロック>であれば、ラインナップは何でもあり。…ってそんなわけにもいかないか(笑)。

佐潟:そうですね。そこを越えてきてからの今年だったので、ある程度元に戻さないと。やっぱり離れていったお客さんも多いですし、「フジロッカー」と呼ばれるようなお客さんも歳を取って年々減ってきてると思うんですね。もう一回掘り下げて広げていかないと長続きしないのかな、と思います。
ヘッドライナーのリゾは、 ちょっと冒険した感はあったんです

──テーマのようなものはあるんですか?「若いアーティストを呼ぼう」とか。

佐潟:それはやっぱりありますよ。大御所的なフー・ファイターズだったりストロークスだったりがいるんですけど、それ以外のヒップホップとかも含めた新しめのアーティストをね。ここ4~5年はそのような意識で動いてるんですけど、今年は特に強かったようにも思います。

──最終日30日のヘッドライナーはリゾですし。

佐藤ハリー:ヘッドライナーはみんなで案を出しながら相談しあって決めていくんですが、ブッキングで動いているアーティストのひとつにリゾがいて、みんなでアプローチした感じでしたね。

──ヘッドライナーって大きな話題になりますが。みなさんで相談して決めるんですか?

佐潟:これが結構ね、意見割れるんですよ。

──わかる気がします(笑)。どうやってまとめるんですか?

佐潟:タイミングにもよるんですよね。ぶっちゃけ言うと、決めたときは「フー・ファイターズやストロークスと比べると、ヘッドライナーとしてリゾは弱いよね」って言ってたんですよ。だからちょっと冒険した感はあったんですけどね。

──まぁ、キャリアが全然違うけど。

佐潟:そうです。でも、2023年2月3日に出演発表をして、その翌週に彼女がグラミー賞(年間最優秀レコード賞)を獲ったんですよ。

──神様が微笑んだ瞬間だ。

佐潟:そうそう(笑)。それでリゾが盛り上がってきた。

──素晴らしいアンテナ感度。

佐潟:たまたまですよ(笑)。
──いや、先見の明ですから。過去、そのような忘れられないミラクルなブッキングって?

佐潟:思い出すのはやっぱりケンドリック・ラマーですよね。当時(2018年)だと「ヘッドライナーに持ってくの?」っていう意見もありましたから。

ハリー:そこにちょうどボブ・ディランが入ってきたんです。それはよく覚えてますね。

──ボブ・ディランの出演もとんでもないことでした。

佐潟:ケンドリックが決まった後にパッとたまたま出てきた話だったんですよね。アジアツアーやるからフジに出たい、みたいな話になって。

──なぜ<フジロック>だったんだろう。

佐潟:まぁ、本人なのかマネージメントなのかわからないですけどね。「え、UDOさんに言わなくて大丈夫なの?怒られちゃうよ」とは思いましたけど(笑)。

──それにしてもすごいエピソード。

佐潟:いろいろと紆余曲折してますから、やってて楽しいですよね。「リゾ入れてよかったな」って思えたりします。当初は批判的な人もいましたけど…僕も含めて(笑)。

──<フジロック>に出たいと熱烈なオファーもたくさんあるんでしょうね。

佐潟:そうですね。出たいって言ってくれるアーティストはいます。もう20年以上もやってるので、海外のマネージメントもさすがに名前を知っていて、<フジロック>に出てからもう一回単独で日本に戻ってくるという流れも多いですね。

ハリー:最近、海外からの売り込みが多いんです。海外アーティストのマネジメントの人と話してても<フジロック>のことはみんなよく知ってます。国際的な認知はあるし、海外のアーティストもアジアに行ったらまず出たいフェスとして名前は挙がってくるんですよ。

──どんな魅力を感じて<フジロック>に出たがるんでしょう。アーティストに対するケアが手厚いから?

山本:いや、我々が特別何かをしてるっていうことではないと思うんですね。菓子折りを渡すようなわかりやすい何かもしてませんし(笑)。来日して宿泊して、苗場までやってきて最終的にステージに上がるという中で、できるだけストレスのないようにしてるだけです。東京からだと車でも3時間くらいかかりますし、海外から来たアーティストが高速道路を走って山の中に入っていくというのは普段は全くない出来事ですから、わからないことがあったりするわけですけど、そういうところでもストレスがないようにはしています。いざステージに上がった時は、各ステージの各スタッフができる最善のことするだけ。でもそういうことは最低限の普通のことですから、特別に何かを意識をしてやっているわけではないんです。ただ、根底として、<フジロック>に来るアーティストには、小さいバンドであろうが大きいバンドであろうがせっかくだから「いいライブをしてほしい」「楽しんで帰ってもらいたい」っていう気持ちはスタッフ全員が持っていますから、もしかしたらそういう部分がアーティストには伝わってるのかもしれませんね。

佐潟:あとはね、あの場所だと思いますよ。山に囲まれた苗場という環境。やっぱり、昼間とかにグリーンステージに立つと気持ちいいですもんね。
──ステージに立ったことないから分からないけど(笑)。

佐潟:気持ちいいですよ。雨が降らなければ(笑)。

──ま、ステージに限らず、お客さんにとっても気持ちいい環境ですから。

佐潟:そうですね。川とかもありますし、滅多にできない体験だと思いますよ。

山本:日本のバンドもそうですけど、あの環境の中であれだけ大きなステージに立つということは、それだけで特別な体験だと思うんですよね。実際、それが好きだからという理由で<フジロック>には出たいというアーティストもいますし、それで何度も来てもらってるアーティストもいますから。
フェスは飽和状態。 どう他との区別をつけていくか

──今年のラインアップの注目ポイントはありますか?きゃりーぱみゅぱみゅから矢沢永吉まで、すごい振れ幅ですが。

佐潟:頑張って振ってみました(笑)。やっぱりどうしても<フジロック>にはイメージがあるので、あまり振れ幅を大きくし過ぎるとお客さんが離れてしまうんですけど、こうなってくるとある程度…180°に振るわけにはいかないですけど、120°とか150°くらい振れ幅を持ったほうがバラエティに富んでいろんなお客さんに来てもらえるのかな。

──これから順次ラインナップが発表されると思いますが、今年はどんな<フジロック>になりそうですか?

佐潟:コロナが5類になってからのお客さんへの対応がどういう感じになっていくのかはまだ見えてなくて、いまだに電車ではマスクをしてる人も多いですし、コンサートでもマスクをしたりもしてるので、その辺がどうなっていくのか、色々考えたりします。

──ここ数年でマスクにすっかり慣れたので、<フジロック>で土埃が舞っても怖くなくなりました(笑)。

佐潟:でも昼間は暑いし雨降ったら濡れますから、マスクも大変ですけどね(笑)。

──音楽文化においてフェスの重要性はより大きくなっていますから、ほんとに楽しみ。

佐潟:でもそれも飽和状態にあって、夏になると必ず各地で毎週2~3ヶ所でフェスが行われているような状態ですから、どのようにオリジナリティをもって他との区別をつけていくかは大きなポイントだと思います。それは外タレが出てるということだけではなく。

──圧倒的な存在感を放つ<フジロック>に、何か心配あります?

佐潟:いや、ありますよ(笑)。他のフェスに追い抜かれてる部分はあったりするので。

──苗場の空気、解放感、非日常感。不便さの中で対峙する人間力の大切さとか、音楽を通しながら自己開放する喜びとか、<フジロック>が持つ個性とパワーは誰にも真似できないと思いますけど。

山本:ええ。ただ世の中的には、いろいろなフェスが出てきて内容も快適さもアップデートされているという中で、<フジロック>には元々「不便を楽しむ」というコンセプトがありましたけど、環境的なことも含めて来たことのない人にも楽しんでもらえるようにアップデートしていくっていうのは大切なのかなとは思います。時代に合わせる必要も出てきますし、そこを怠っていくと、単に「最初に始めたフェスだから」「古いフェスだから」という前提だけになっていってしまう。今まで楽しんでもらったお客さんも失望させないように、新しいお客さんには「こんなフェス見たことない」と、なおかつ快適に楽しんでもらえるように毎年アップデートさせていきたいと思っています。じゃないと、フェス自体が衰退して面白くもなくなっちゃうと思うんですよね。
──エンターテイメントの最たるポイントは、予定調和じゃないところにあると思うのですが、そういう意味で<フジロック>は、天候面においても思い通りにはならない。最初から予定調和にならないことが分かっているのは、魅力的だと思うんです。

山本:良くも悪くも、ですよね(笑)。

佐潟:予定調和じゃないというところが、そもそもフェスティバルの本質だと思います。いろんなステージが同時に進行してる中で、ある程度自分で決めていかないといけないし。コンサートは、会場行ってライブ見て終わったら帰るというものですけど、フェスは好きな音楽を聞いたり休憩したりご飯食べたり自分で決めるところが、普段のコンサートのスタイルとは違うところかなと思います。

山本:いろんな原体験ができるということが、ライブでありフェスであると思うんですよね。<フジロック>でいえば、苗場の山の中という環境による非日常があったりする。個人的には、そういうのを感じてもらうことが必要なのかなって思います。

──出演アーティストも、<フジロック>は特別なものと感じているのかな。

山本:やっぱり「特別だ」って聞きます。だからこそ、何かスペシャルなことやサプライズを考えたりしてくれますし。何度も来てる洋楽の人たちは「出た時の体験・経験が凄かったからまた来たい」と言ってくれて、「今度はここのステージでやってみたい」って話になる人たちもいますね。

ハリー:実際に、ケミカル・ブラザーズがフジロックのライブをDVDとしてリリースしたりしてますよね。そのくらい海外のアーティストにとっても特別なんだと思います。

──今年も伝説のステージが見られそうですね。先ほど、ヘッドライナーを決めるときは社内でも意見が割れるとおっしゃってましたけど、そういう時って誰の意見が勝つんですか?圧が強い人?

山本:確かに、何が勝つんですかね?

佐潟:まぁ言ってみても、結局ダメだったら否定的だった意見の方に戻ることもありますよね。最初は「フランク・オーシャンでいこう」って言ってても、ギャラが折り合わない…みたいな。まぁコストとのバランスもありますからね。

──海外だったら渡航費もかかりますね。

佐潟:でもそういうパターンって結構多いですよ。これが理想と思って話してみるんですけど、結局スケジュールやお金が合わなくて、じゃあこっちで、って。

──でも自分にはなかったアイディアに「なるほど、それがいいな」って思い直すこともありますよね。

佐潟:当然ありますね。

──話だけお伺いしてると、なんか楽しそうですね。

佐潟:最近少しめんどくさいですけどね。勝手に決めてくれと思います(笑)。

山本:何も決まってなくて、あれがいいねこれがいいねって言ってる時だけが楽しい(笑)。実際に動き出して、「あぁ、決まらない…」とかなったり、「いや、それはあんまりよくないでしょ」っていう意見が出てきたりすると、途端に面白くなくなる。

──(笑)、ストレスもいっぱいあるでしょうね。

山本:「あれ呼びたい」「あれカッコいいよね」っていう夢話をしてる時期が一番楽しいです。

──いろんな制限もなくなり、本来の意味で<フジロック>のリスタートですから、我々はとにかく楽しみ。

佐潟:いろんな意味において、今年が正念場だと我々も思っています。去年はゲートに「SEE YOU IN 2023」として開催日程を書いていなかったので、みんな心配してたみたいですけど(笑)。

山本:僕達も心配しましたけどね(笑)。「あ、書いてない」って思って。

佐潟:単純に「今年はもう書かなくてもよくない?」って俺が言っただけなんですけどね(笑)。
普段と違う夏の過ごし方を したいんだったら

──そういうドキドキもたまにはいいですね(笑)。フジロッカーじゃない人に<フジロック>への楽しみ方のアドバイスはありませんか?

佐潟:とりあえず初心者の方は、1日来てみてほしいです。

──日帰りでいい?

佐潟:はい。ちょっとお金はかかるんだけど、晴れてる日を狙って1日来てみてください、みたいな感じですかね。雨だと来なくなっちゃうと思うんで(笑)。

山本:雨はつらい(笑)。

──一度でいいから、あの空気を吸ってみればいいんですね。

山本:無理して3日間来なくていいんで(笑)、まず1日だけ、好きなアーティストがいる日に来て歩いてみて欲しい。できれば絶対お天気のほうがいいんですけどね。まずは1日。残りの2日分はテレビで「あ、あの場所でやってる」とかっていう見方もしてもらって楽しんでもらって。で、楽しかったら「また来年も行こう」って、翌年も別に1日でもいいと思うんですよ。「来ると楽しい」らしいので。僕らやってるほうはわからないので(笑)。

SMASH石飛智紹:雨もまたよし、でね。

山本:いや、雨はダメです。

石飛:都会の雨と苗場の雨はまた違いますから。

山本:雨じゃないほうがいい。僕らだって晴れの方が良いんですから。

──でも、フェス主催側が「3日間来てください」って言わないんですね(笑)。

山本:1日でいい(笑)。しかも「楽しいらしいから、来てみてください」という。

ハリー:えっと、僕は、3日間行け派ですね。

(全員爆笑)

──同感です(笑)。

ハリー:僕は雨も肯定派。本当に<フジロック>にはさまざまな意見があると思うんですよね。僕はもともとお客さんとして行っていた人間だったので、普段と違う夏の過ごし方をしたいんだったら、旅行に行くとかもそうですけど、ひとつのオプションとして<フジロック>というのがあるんで、ちょっと飛びついてみるのもどうでしょう?っていう提案の仕方ですかね。あとは、友達作れーっていう話かな。
──我々男の場合、彼女と行くのがいいんですか? 男友達と行くほうがいいんですか?

ハリー:彼女と行くのはオススメしないですね(笑)。

佐潟:彼女と行くなら<サマソニ>ですね(笑)。

山本:<フジロック>は彼女と行く感じではないよね。

──彼女と<フジロック>に行って何が悪い(笑)。

山本:まあ、気心の知れた友達と、勝手に遊んで勝手にワイワイやるのがいいんじゃないですかね。

佐潟:誰とも意見合わないと思うんで、友達と来て会場に入ってから個人行動してまたどこかで落ちあうのがいいと思います。

山本:最終的にオアシスでみんなで飲んだり食べたりするのが楽しいんじゃないかな。

ハリー:そうですね。だけど、彼女と行くのは経験上オススメできないかな(笑)。

──雨とか降ると喧嘩になりそう。

山本:喧嘩して3日間とかツラいですよね。初日に喧嘩なんかしちゃったらたいへん。

──<フジロック>は気持ちが揺さぶられるということですね。それもまたよし。ではみなさん、苗場で会いましょう。
取材・文:烏丸哲也(JMN統括編集長)

写真:宇宙大使☆スター
『FUJI ROCK FESTIVAL’23』

2023年7月28日(金)29日(土)30日(日)@苗場スキー場

<出演者>

■7/28(金)

THE STROKES

DANIEL CAESAR / NxWorries(Anderson .Paak&Knxwledge)

DENZEL CURRY / 矢沢永吉 / YEAH YEAH YEAHS / YO LA TENGO

鋭児 (selected by ROOKIE A GO-GO)/ Alexander 23 / THE BUDOS BAND / CORY HENRY / eastern youth

EY∋ × COSMIC LAB / FEVER 333 / IDLES / KEYTALK / 菊池亮太 & ござ

君島大空 合奏形態 / 思い出野郎Aチーム / OVERMONO / Ryoji Ikeda

坂本慎太郎 / STUTS / SUDAN ARCHIVES / Tohji / Vegyn (Live)

YONA YONA WEEKENDERS / YUNG SINGH / YVES TUMOR

■7/29(土)

FOO FIGHTERS

ELLEGARDEN / LOUIS COLE

ALANIS MORISSETTE / CORY WONG / SLOWDIVE / Vaundy

BENEE / CAROLINE POLACHEK / Chilli Beans. / d4vd / DERMOT KENNEDY

GEZAN with Million Wish Collective / GO GO PENGUIN / 長谷川白紙 / 羊文学

ITACA BAND / JATAYU / KOTORI / Nariaki Obukuro with Melodies International

オレンジスパイニクラブ / ROMY / Saucy Dog / TESTSET

THE TOYS feat. Ichika Nito / TSHA Live / UA / WEYES BLOOD

優河 with 魔法バンド

■7/30(日)

LIZZO

LEWIS CAPALDI / WEEZER

ASGEIR / FKJ / カネコアヤノ / YUKI

BALMING TIGER / BLACK MIDI / THE BLESSED MADONNA / ドミコ

G.LOVE & DONAVON FRANKENREITER / GINGER ROOT / GRYFFIN

Homecomings / JOHN CARROLL KIRBY / きゃりーぱみゅぱみゅ

民謡クルセイダーズ / NEAL FRANCIS / never young beach / NIKO NIKO TAN TAN

OKI DUB AINU BAND / 100 gecs / ROTH BART BARON / SIRUP

スターダスト・レビュー / SUPER BEAVER / YARD ACT / YUNG BAE

and more artists to be announced

<チケット第2次先行販売受付中〜6/1(木)まで>

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現在、入場券は先行予約特別価格で受付中です。

販売チケット

◆入場券

3日通し券 ¥52,000

1日券 ¥22,000

1日券 Under 22 ¥18,000

・入場券1枚につき1名様のみ有効

・中学生以下無料 保護者の同伴に限り入場無料となります

・Under 22チケット 高校生以上〜2023年7月30日までに満22歳以下の方が対象になります

・規定枚数に達し次第販売終了となります

・越後湯沢駅から会場までのシャトルバスを運行いたします

◆キャンプサイト券

¥5,000

・キャンプサイト券1枚につき1名様のみ / 開催期間中有効

・中学生以下無料 保護者の同伴に限り入場無料となります

◆駐車券

3日通し券 / S駐車券 ¥18,000 ※完売

3日通し券 / A駐車券 ¥16,000

1日券 ¥5,000

・駐車券のみの販売はございません 2名様の入場券と合わせてご購入ください

・S駐車券 場内第1駐車場

・A駐車券 会場近隣・徒歩圏内 

・1日駐車券は場外駐車場となります

◆ムーンキャラバンチケット

4輪(車両)チケット 専用駐車券¥20,000(1台) + 専用キャンプサイト券¥5,000 (1名)+ 3日通し入場券(1名)

2輪(バイク)チケット 専用駐車券¥10,000(1台) + 専用キャンプサイト券¥5,000(1名) + 3日通し入場券

・オートキャンプ施設「MOON CARAVAN」専用のチケットです

・専用駐車券 + 専用キャンプサイト券 + 3日通し入場券のセット販売のみとなります

・4輪(車両)チケットは、2名様より受付となります

・4泊の施設のため、車の入出庫時間が限定されます

・他のキャンプサイトエリアでテントの設置はできません

・イープラスのみの取り扱いとなります

◆FUJI ROCK PLUS

PLUS(1) Bus & Food Pass ¥20,000(お1人様/ 1日)

場内でも距離のある2つのステージを結ぶ専用シャトルバス、飲食ファストレーン、専用休憩スペースへのアクセスがセットになったパス。購入されたパスの対象日は、上記3つのサービスが、1日中何度でもご利用いただけます。

PLUS(2) Stage & Goods Pass ¥15,000(お1人様/ 1日)

3つのステージに設置される専用Viewing Areaと、物販ファストレーンへのアクセスがセットになったパス。購入されたパスの対象日は、上記2つのサービスが、1日中何度でもご利用いただけます。

・PLUSパスだけではご利用いただけません。入場券が別途必要です。

・中学生以下は、パスをお持ちの保護者の同伴に限り無料でご利用可能です。

・取り扱いは、イープラスと岩盤のみとなります。

<その他>

・オートバイ

当日、入庫の際に¥2,000(現金のみ/開催期間中有効)をお支払いのうえ、場内第1駐車場に駐輪可能です。

・ふるさと納税

ふるさとチョイスでは、フジロックの開催地:新潟県湯沢町への返礼品としてFRF’23のチケットを取り扱っております。

https://www.furusato-tax.jp/feature/a/fujirock2023_0112

受付

販売中 〜 6/1(木)23:00 まで

各券種とも規定枚数に達した場合販売を終了させていただきます。
店頭:渋谷PARCO B1F
店頭:セブン-イレブン店頭マルチコピー機
店頭:ローソン、ミニストップ店頭設置 Loppi
■海外からの申込
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