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モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』が8週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
初登場の2023年3月18日付から今週(5月6日付)まで8週連続で1位をキープした『ワン・シング・アット・ア・タイム』は、前週から10%減少したが登場8週目としては異例の149,000を維持して、8週連続で10万ユニットを突破する快挙を達成した。
3月18日 501,000
3月25日 259,000
4月1日 209,500
4月8日 197,000
4月15日 173,000
4月22日 167,000
4月29日 166,000
5月6日 149,000
今週獲得した149,000ユニットの内訳は、アルバム・ストリーミングが141,000(8%減少)、アルバム・セールスが5,500(52%減少)、トラックによるユニットは2,500(5%減少)で、週間ストリーミングは全36曲で1億8,851万回を記録している。
8週連続で首位を獲得したのは、2022年1月29日~3月19日まで同8週(通算記録は9週)を記録したディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラック以来で、初登場から8週連続をマークしたのは、2021年1月23日~3月27日まで10週を記録した自身の前作『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』以来となる。
今後『ワン・シング・アット・ア・タイム』が『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』と同率の10週に並べば、2枚のカントリー・アルバムが10週以上首位を獲得した史上初のアーティストとなる。
さらに、『ワン・シング・アット・ア・タイム』が10週連続で1位を獲得できれば、男性ソロ・アーティストとしてはエルヴィス・プレスリー、ヘンリー・マンシーニに続く3組目の快挙を達成することになる。
エルヴィス・プレスリー
10週『エルヴィス・プレスリー登場!』(1956年)
10週『さまよう青春』(1957年)
10週『G.I.ブルース』(1960~61年)
20週『ブルー・ハワイ』(1961~62年)
ヘンリー・マンシーニ
10週『ピーター・ガン』サウンドトラック(1952年)
12週『ティファニーで朝食を』サウンドトラック(1962年)
続いて今週2位には、BTSのSUGAによるAgust D名義の1stソロ・アルバム『D-DAY』が初登場。ソロとしては自身初のTOP10入りで、BTSのメンバーではRMの『Indigo』(2022年 / 3位)、JIMINの『FACE』(2023年 / 2位)に続く3組目のランクインを果たした。なお、BTSとしては7作がTOP10入りしていて、そのうち6作が首位を獲得している。
SUGA
2位『D-DAY』(2023年)
JIMIN
2位『FACE』(2023年)
RM
26位『Mono』(2018年)
3位『Indigo』(2022年)
J-HOPE
38位『Hope World』(2018年)
17位『Jack in the Box』(2022年)
『D-DAY』の初動ユニットは140,000で、その内訳アルバム・セールスが122,000、アルバム・ストリーミングが12,500(1,790万回)、トラックによるユニットは5,500をそれぞれ記録した。週間セールスとしては今週のトップ・アルバムで、2023年では4番目に高い売上を記録している。
多くのK-POPアルバムと同様に、『D-DAY』も特典の異なる数種類のパッケージによるCDの売上がセールス全体の90%を占めていて、デジタル・ダウンロードは10%程度だった。なお、フィジカルはCDのみでアナログ盤(LP)とカセットテープは現時点ではリリースしていない。
TOP3にはもう1作、3位にテイラー・スウィフトのライブ・パフォーマンス作品『フォークロア:ロングポンド・スタジオ・セッション』がランクインしていて、テイラーは通算14作目のTOP10入りを果たしている。
本作は、2020年11月にディズニープラスで配信されたライブ・パフォーマンスを中心としたドキュメンタリーの音源が抑えられており、4月22日に開催された【レコード・ストア・デイ】にアナログ盤(LP)限定でリリースされた。今週獲得した75,000ユニットはすべてアナログ盤による売上で、2023年のLP週間セールスとしては最高記録を更新している。
2020年8月にリリースされた『フォークロア』のアコースティック・ライブ・アルバムは、これまで本作のデラックス盤(デジタル・ダウンロード)およびストリーミングのボーナス・トラックとしてのみ入手可能だったが、アナログ盤およびフィジカルとしてリリースされたのは前述の【レコード・ストア・デイ】が初めてで、全75,000枚が即完売となった。
【レコード・ストア・デイ】限定でリリースされるアナログ盤の枚数は、アメリカで10,000~20,000枚が一般的で、昨年も10,000~18,000枚でリリースされたタイトルが10作あったが、それ以上はなく、『フォークロア:ロングポンド・スタジオ・セッション』の生産数および売上枚数は異例で、いずれも過去最高を更新した。なお、今年2番目に多く生産されたアナログ盤は、パール・ジャムのライブ・アルバム『Give Way』で、15,500枚がプレスされた。
テイラーは、今週4位に『ミッドナイツ』、10位に『ラヴァー』もランクインさせていて、同週に3作を送り込んだ。Billboard 200で同週に3作以上をランクインさせたのは、訃報を受けて故プリンスの過去作品が5作同時ランクインした、2016年5月7日付以来約7年ぶりで、プリンスは翌5月14日付でも3作をランクインさせている。それ以前には、2014年6月21日付にデラックス盤のリリース効果でレッド・ツェッペリンの旧作が3作ランクインしたことがある。
チャートに戻り、今週5位にはヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの新作『Don’t Try This at Home』がデビューして、今年2作目、通算14作目のTOP10入りを果たしている。
スタジオ・アルバム
7位『Until Death Call My Name』(2018年)
1位『Top』(2020年)
1位『Sincerely, Kentrell』(2021年)
2位『The Last Slimeto』(2022年)
9位『I Rest My Case』(2023年)
5位 『Don’t Try This at Home』 (2023年)
ミックステープ
1位『AI YoungBoy 2』(2019年)
2位『Still Flexin, Still Steppin』(2020年)
1位『38 Baby 2』(2020年)
10位『Until I Return』(2020年)
2位『Colors』(2022年)
6位『Realer 2』 (2022年)
7位 『Ma’ I Got a Famil』 (2022年)
コラボレーション・アルバム
10位『Better than You』(2022年)
『Don’t Try This at Home』の初動ユニットは60,000で、その内訳アルバム・ストリーミングが59,000(全33曲 / 8,771万回)、アルバム・セールス1,000、トラックによるユニットは残りのわずかだった。
新作の登場により、シザの『SOS』(59,000ユニット / 10%減少)が3位から6位、モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(48,000ユニット / 2%減少)が5位から7位、ルーク・コムズの『ゲッティン・オールド』(39,000ユニット / 9%減少)が6位から8位、メトロ・ブーミンの『Heroes & Villains』(37,000ユニット / 1%減少)も7位から9位にそれぞれダウンした。前述の『ラヴァー』も9位から10位に順位を下げたが、週間ユニットは8%増加の36,000に上昇している。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは5月5日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
2位『D-DAY』Agust D
3位『フォークロア:ロングポンド・スタジオ・セッション』テイラー・スウィフト
4位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
5位『Don’t Try This at Home』ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン
6位『SOS』シザ
7位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
8位『ゲッティン・オールド』ルーク・コムズ
9位『Heroes & Villains』メトロ・ブーミン
10位『ラヴァー』テイラー・スウィフト
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