稲垣潤一/尾崎裕哉/CHEMISTRY/小柳ゆき/タケカワユキヒデ/NOKKO/八神純子 ポップスとオーケストラの競演シリーズ「ビルボードクラシックス」10周年記念フェスティバルが閉幕

　ポップス・ロックの名手たちと名門オーケストラとの夢の競演シリーズ「ビルボードクラシックス」10周年を記念したフェスティバルが、3/8の東京文化会館に続き3/29に兵庫県立芸術文化センターで開催された。指揮は東京公演と同じく齋藤友香理、管弦楽は大阪交響楽団がつとめた。

　兵庫公演では、小柳ゆきにかわりCHEMISTRYが出演。昨夏初めてビルボードクラシックス公演を開催し、この春にはアンコール公演も決定している彼らは、自身の代表曲「You Go Your Way」、「PIECES OF A DREAM」に加えて、井上陽水（作詞）/玉置浩二（作曲）による「夏の終りのハーモニー」を披露した。優しい二人の歌声と重厚なオーケストラのハーモニーが重なったとき、会場全体には暖かく爽やかな夜空が広がっていくようであった。

　2016年からビルボードクラシックス公演に出演してきた尾崎裕哉は、東京公演とは曲目を変えて、ついに初の音源化が決定した、父・尾崎豊の曲のカバー「I LOVE YOU」と、自身のオリジナルナンバー「Lighter」を披露。継承される不朽の名曲から、新時代へ光を灯すような楽曲へとつながるこの選曲は、幅広い世代が集まる会場に大きな感動を生み出していた。

　日本の音楽シーンに大きな功績を残し、これまでにもビルボードクラシックス公演に数多く出演してきた稲垣潤一、タケカワユキヒデ、NOKKO、八神純子は、今もなお色あせない名曲を壮大なオーケストラ編曲に乗せて、元来の歌唱力を余すことなく発揮した。

　名曲が立ち並ぶ豪華なプログラムと、オーケストラと実力派アーティストによる大迫力の演奏は、J-POPの輝かしい歴史を一挙に感じられる贅沢な時間となっていた。

写真：山本成雄

 

◎上演曲

3月8日　東京芸術劇場コンサートホール
第1部
アントニン・ドヴォルザーク　スラヴ舞曲集　第1集 第1番 Op.46-1 ハ長調
Mr.ブルー ～私の地球～
みずいろの雨
ドラマティック・レイン
夏のクラクション
卒業
Glory Days

第2部
アラム・ハチャトゥリアン　組曲「仮面舞踏会」より ワルツ
be alive
Cry Baby
あなたのキスを数えましょう ～You were mine～
フレンズ
人魚
ガンダーラ
銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)

3月29日　兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

第1部
アントニン・ドヴォルザーク　スラヴ舞曲集　第1集 第1番 Op.46-1 ハ長調
Mr.ブルー ～私の地球～
みずいろの雨
ドラマティック・レイン
夏のクラクション
You Go Your Way
夏の終りのハーモニー
PIECES OF A DREAM

第2部
アラム・ハチャトゥリアン　組曲「仮面舞踏会」より ワルツ
I LOVE YOU
Lighter
フレンズ
人魚
ガンダーラ
銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)

◎公演情報
【Daiwa House presents billboard classics 10th Anniversary festival】
※全公演終演

【東京】2023 年 3 月 8 日（水）OPEN 17:30 / START 18:30 東京芸術劇場 コンサートホール 
【兵庫】2023 年 3 月 29 日（水）OPEN 17:30 / START 18:30 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

出演（50音順）：
【東京】稲垣潤一、尾崎裕哉、小柳ゆき、タケカワユキヒデ、NOKKO、八神純子
【兵庫】稲垣潤一、尾崎裕哉、CHEMISTRY、タケカワユキヒデ、NOKKO、八神純子

指揮：齋藤友香理
管弦楽：【東京】東京フィルハーモニー交響楽団
　　　　【兵庫】大阪交響楽団

主催：ビルボードジャパン（阪神コンテンツリンク）
企画制作：ビルボードジャパン（阪神コンテンツリンク）
特別協賛：大和ハウス工業株式会社
後援：米国ビルボード

公演公式サイト： https://billboard-cc.com/classics/10thbbcf/