チャーリー・プース、オンラインイベントで届けた豊かな歌声とファンへの愛＜ライブレポ＞

　チャーリー・プースが3月25日に行ったオンラインイベント【humy presents: the Charlie Puth Livestream Experience】より、ライブレポートおよび本人コメントが到着したので下記にお届けする。

　チャーリー・プースが、2023年3月25日にオンラインイベント【humy presents: the Charlie Puth Livestream Experience】を開催した。ファンコミュニケーションプラットフォーム「humy」の無料会員向けに配信されたほか、冒頭10分間はチャーリー・プース公式YouTubeチャンネルでも同時生配信。レイドバックな雰囲気で、豊かな歌声とファンへの愛を届けた。

　2015年公開の映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の主題歌となったウィズ・カリファ「See You Again」にフィーチャリング参加し、たちまちスターの座に躍り出たUS出身のシンガーソングライター、チャーリー・プース。ポップネスの中に切なさの香るメロディアスな楽曲、その世界観を増幅させる甘いヴォイスで世界的な人気を博し、近年はTikTokで楽曲制作のプロセスを公開するなど、SNSを通じたファンとの交流も積極的に行っている。

　そんなチャーリーの魅力が存分に発揮されたのが、ギタリストと2人で実施した今回のオンラインイベントだ。クラシカルな空間でのライブパートで最初に披露されたのは、2022年にリリースされた最新アルバム『CHARLIE』の収録曲「Light Switch」。タイトル通り“ライトみたいに僕のスイッチをオンにする” 自由奔放な君について歌い上げると、軽い挨拶を挟み、今度は自身の“火遊び”を彼女に問い詰められる「How Long」へ。リズミカルなアコースティック・ギターと柔らかなキーボードの音色、伸びやかなハイトーンのボーカルが絶妙に絡み合っていく。

　セットリストは事前投票で決定しており、曲間では数回に分けてQ&Aセッションも行われた。ホワイトボードに貼られた付箋をランダムでピックアップし、日本を含む世界中から寄せられた質問を読み上げていくチャーリー。「ピッチを上手く合わせる方法は？」（A：とにかく音楽を聴く）、「作曲する上で難しいと感じることは？」（A：同じようなことの繰り返しを避けること）など、創作に関連した質問も多かったのは、チャーリーの活動が多くのファンをより深い音楽世界へと導いているからだろう。

　ライブは引き続き穏やかな空気感の中で進行し、チャーリーは時折笑顔を覗かせながら、JUNG KOOK（BTS）とのコラボ楽曲「Left and Right」、セレーナ・ゴメスとのコラボ楽曲「We Don’t Talk Anymore」も披露。序盤に「音源とは違うけど楽しんでくれてるといいな」と話したチャーリーはすっかりリラックスしているようだが、歌唱力は圧倒的だ。愛しい相手に“電話一本で君の元へ向かうよ”と歌う「One Call Away」では、チャーリーのヘッドフォンから音が出なくなるトラブルが発生するも、それを全く感じさせない歌声を披露してみせた。

　パフォーマンスを生で体感したい、という内容のメッセージも寄せられており、チャーリーは「ずいぶん行ってないな」と日本にも想いを馳せた。そして丁寧に感謝を述べ、「ファンと繋がっていたい」という気持ちを明かす。先ほど「みんなスクリーンに向かって歌ってるかな」と呟いていたが、それを期待しているかのように「Attention」では1フレーズを視聴者に委ねるなど、親密さを感じさせるステージを展開していった。

　最後の楽曲は、前述した「See You Again」。Q&Aセッションにて読み上げられた「ミュージシャンとして一番思い出深かった瞬間は？」という問いの答えは「初めて「See You Again」をラジオで聴いたとき」だった。チャーリーはこちら側にも「歌って」と呼びかけつつ、自身にとってもファンにとっても特別な一曲をエモーショナルに歌い上げ、近い再会を願いながら約一時間のイベントに幕を下ろした。

◎チャーリー・プース コメント
ライブストリームをご視聴いただき、ありがとうございました！皆さんの質問に答えたり、コメントを読んだりするのがとても楽しかったです。皆さんの曲のリクエストに全部応えられたらよかったのですが！私同様、楽しんでいただけたなら幸いです。これからもhumyで繋がっていくことを楽しみにしています。

◎配信情報
【humy presents: the Charlie Puth Livestream Experience】
2023年3月25日（土）START12:00
＜セットリスト＞
1.Light Switch
2.How Long
3.Left and Right
4.We Don’t Talk Anymore
5.One Call Away
6.Attention
7.See You Again