【深ヨミ】4作連続で初週ハーフミリオン獲得 なにわ男子のシングルの販売動向を調査

　2023年3月20日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、なにわ男子『Special Kiss』が512,690枚を売り上げ、首位を獲得した。（集計期間2023年3月6日～3月12日）。

　『Special Kiss』は、前作『ハッピーサプライズ』から約3か月半ぶりのリリースとなった4枚目のシングルで、表題曲はメンバーの高橋恭平の主演映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」の主題歌となっている。

　ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し、なにわ男子のシングルの販売動向を調査した。

　まず、なにわ男子のシングル4作『初心LOVE（うぶらぶ）』、『The Answer/サチアレ』、『ハッピーサプライズ』、『Special Kiss』の発売初週の実店舗での地域別の販売比率を調査し、グラフ化したものが図1（http://www.billboard-japan.com/d_news/image/123093/2）である。一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2023年の1月2日から3月12日までに発売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。

　全シングルと比較すると、なにわ男子のシングル4作ともに言える特徴は、関東地方で低く、他の地方で高い傾向にある事だ。特に、地元である近畿地方の比率は高くなっている。また、北海道地方、北陸地方、中部地方、中国地方、九州地方と実に日本の半数にあたる五つの地方で、2作目以降すべて前作の販売比率を超える結果となっている。東北地方、甲信越地方についても単純に『初心LOVE（うぶらぶ）』と『Special Kiss』を比較すると『Special Kiss』の方が販売比率を伸ばしており。これらの結果からも全国への人気が拡大傾向である事がわかる。

　デビュー以来4作連続の初週ハーフ・ミリオンを達成して、ますます勢いに乗るなにわ男子だが、彼らの今後の活躍に注視したい。