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小説・ライブ・アニメ・ゲームのメディアミックスアイドルプロジェクト『シャインポスト』のライブイベント【シャインポストTINGS LIVE JOURNEY ep.02 “Re-Live” with HY:RAIN & HOTARU】が、2023年3月11日に開催された。
会場となったのは、2022年7月から10月に放送されたTVアニメ『シャインポスト』や小説でも重要な舞台となったあの中野サンプラザ。作中と同じように小規模の会場からスタートしてきたTINGSにとって、ついにたどり着いた場所だ。そしてそれを祝うように開場では満員のホールでLIVEを終えたであろうアンサービジュアルが公開されていた。
出演者は、TINGSの鈴代紗弓(青天国春役)、蟹沢萌子(玉城杏夏役)、夏吉ゆうこ(聖舞理王役)、長谷川里桃(祇園寺雪音役)、中川梨花(伊藤紅葉役)、HY:RAINの芹澤 優(黒金 蓮役)、高瀬くるみ(唐林青葉役)、久保田未夢(唐林絃葉役)、高柳知葉(氷海菜花役)、香里有佐(苗川 柔役)、そして絶対アイドルを演じる大橋彩香(螢役)。2022年5月に開催された【TINGS LIVE JOURNEY ep.01 ~Departure~ Mini Live Event “Black or White? SPRING BOUT”】に続いてHY:RAINとの共演、さらに“絶対アイドル”として君臨する螢がステージに集結する夢の舞台となった。
なお、本ライブは「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」の一部改定に伴い、不織布マスクを着用の上での観客の声出しを解禁。観客の戻ってきた歓声やコールが響く中、それぞれのアイドルを演じる11人が輝くパフォーマンスを披露した。
開演前の影ナレを担当したHY:RAINが、中野サンプラザを埋め尽くした満員の観客のテンションンをあげると、「さぁ!輝こう!」とオープニングを飾ったのは、TVアニメ第1話冒頭でのハイクオリティな映像で度肝を抜いた螢の代表曲「Sweet Surrender」だ。アニメと同様にダンサーを背に大橋が、一面ピンクに染まった会場でまさに“絶対アイドル”と言わんばかりの圧倒的なパフォーマンスでみんなを魅了していく。
大興奮に包まれた会場に、続けて登場したのはTINGS。そのままライブ前半はTVアニメの物語に沿って主題歌や挿入歌を次々と披露していく。まずは、ライブ初披露となるオープニングテーマ「ワンダー・スターター」を爽やかな歌声と見事なフォーメーションダンスとともにパフォーマンス。さらに、「TOKYO WATASHI COLLECTION」(第2話挿入歌)ではオシャレで可愛いパフォーマンスをみせた。2曲歌い、改めて挨拶したTINGSの5人は、解禁された歓声に「すごい!」と大興奮。蟹沢からは杏夏お得意の“お茶目なジョーク“も飛び出しつつ、みんなの声援を受けてライブが出来る嬉しさを胸に、今度はアニメ第4話で「誰かにとって特別な存在になりたい」と願うもそうなれない葛藤に苦しんだ杏夏の初センター曲「一歩前ノセカイ」へ。センターに立つ蟹沢は、投げキッスも決まってみんなの心を撃ち抜いていく。そして、第6話での理王がセンターに立つ映像から、「Yellow Rose」(TVアニメ第6話エンディングテーマ)を、優しいビブラートをきかせた夏吉をメインとして情感たっぷりに歌い上げる。しかも、1番はBメロも理王が担当するTVアニメバージョンで歌い、2番はCDバージョンというライブならではの特別なステージとなった。
大きな拍手に包まれる中、再び大橋がステージ上段に登場して、アニメでも随所で流れていた「前奏曲」を披露。ノスタルジックで切なさを感じられる楽曲で、ライブ冒頭とはまた違った魅力で観客を引き込んでいった。歌い終えた大橋がそのままステージに残り、ここからはTINGSとHY:RAINを加えた出演者全員による、アニメ振り返りトークを実施。「シャインポストなシーン」として「輝いている」「道標になっている」と思うシーンを、昼の部と夜の部それぞれ5人ずつが紹介。昼の部では、香里、夏吉、蟹沢、芹澤、久保田がそれぞれシーンを紹介した。
香里が挙げたのは、第2話より「3人でチケットを完売させるシーン」。ゆらゆらシスターズのライブ会場での販売許可を取るマネージャーが優秀なことなどの理由を述べると、大橋がこのシーンは「輝いている」と判定を下す。さらに、夏吉はTINGSが本来の5人に戻るべく雪音と紅葉を説得した第7話より「紅葉をアイスで説得して確保するシーン」、蟹沢は第9話より「春のステージにみんなが食らいついた後のシーン」を紹介して、どちらも同じように「輝いている」認定を受けていた。
芹澤と久保田の2人はやはりHY:RAINに関連する春と蓮のシーンが印象的だったようで、それぞれ第10話より「春と蓮が対面するシーン」、第11話より「春に会いにいった蓮をみんなで迎えにいくシーン」を挙げる。蓮が着ていたSpringパーカーに春への愛が溢れていたと芹澤が語り、久保田はHY:RAINの普段の日常が見られたのが嬉しかったと選んだ理由を説明したのだが、芹澤だけは大橋から「輝いている」ではなく「切腹」と判定されていた。
夜の部では高瀬が第1話の「螢のライブシーン」、中川が第7話の「ゆきもじの衣装のシーン」、長谷川が第8話の「HY:RAINのライブシーン」、高柳が同じく第10話の「ファンの熱量のおかげでTINGSのチケットの売れ行きが伸びるシーン」、鈴代が第12話の「ライブの終った会場で螢と会えたシーン」を紹介していた。
ライブは中盤戦に突入。再びTINGSのステージとなり、雪音と紅葉をメインとした「Snow Leaves」、杏夏と理王がメインとなるアップテンポな「Life goes on!」、さらに軽快なクラップも響いて会場に爽やかな風が吹き抜けた春のセンター曲「春風に乗って」を畳み掛けていく。
多彩な魅力でTINGSが観客を引き込むと、いよいよTINGSの最強のライバルであるHY:RAINの出番だ。私たちはこんなものじゃないと言わんばかりに、先日発表されたばかりの新曲「Rain of BulletsXX」でラップパートや間奏のダンスを交えながら、圧巻のステージをみせる。そんな抜群の格好良さに大歓声が沸き起こる中、挨拶したHY:RAINのメンバーも観客の熱量のすごさに驚きと嬉しさいっぱいの様子だ。中野サンプラザという『シャインポスト』の聖地とも言える場所でライブが出来る嬉しさを口にしていた。そして、「Misty=Missing You」で色気も感じる格好良さでみんなの心を盗んでいけば、HY:RAINを代表する楽曲「GYB!!」へ。さらに圧倒的な格好良さとスタイリッシュさ、指先までビシッと決まるダンスを遺憾なく見せつけ、どんどん自分たちの世界に引き込んでいった。
「GYB!!」のラストにはダンサーも登場して一緒にステージを彩ると、その後方にはアニメ最終話での衣装にチェンジしたTINGSが姿を現し、TINGS初の5人揃っての楽曲「Be Your Light!!」を熱唱。最初のワンフレーズはHY:RAINと一緒に歌い、一段と気合いの入ったTINGSが熱く激しいステージを披露して、会場は最高潮の盛り上がりとなった。そのまま本編ラストは、アニメ最終話でまさにこの衣装を着て中野サンプラザで披露した「On Your Mark!!」。5人とも笑顔を絶やさず、希望にあふれる未来へと進むように綺麗な歌声を響かせた。
アンコールでは、ライブTシャツを着たTINGSの5人が、自己紹介ソング「Be Happy Time!!」をハイテンションで楽しく披露し、観客は大歓声で応える。さらに、アニメで彼女たちが登場前に行っている円陣パフォーマンスの「猪突猛進」「獅子奮迅」「豪華絢爛」「威風堂々」「日進月歩」「全身全霊TINGS!」をステージで行い、オシャレに作品を彩ったTVアニメのエンディングテーマ「パレットガールズ」をダンサーとともに可愛く歌い上げた。そして、代表して大橋、芹澤、鈴代から感謝と今後の意気込みが語られ、ラストはモバイルゲーム『シャインポスト Be Your アイドル!』のテーマ曲「LOOK AT ME!!」を披露。本来はFFF(フライ)とゆらゆらシスターズを加えた16人での楽曲だが、今回は11人でのスペシャルバージョン。別のユニットが並んで歌う仲睦まじい姿は、『シャインポスト』のこれからにとっての道標となるような輝くステージとなった。
終演後の影ナレは、螢、蓮、春が担当し、最後はみんなで一緒に螢のCMの決め台詞「まんまるドーナツ、いっしょに食べて!」「丸くなる!」と叫んで、ライブは大成功のまま幕を閉じた。
◎公演情報
【シャインポストTINGS LIVE JOURNEY ep.02 “Re-Live” with HY:RAIN & HOTARU】
2023年3月11日(土)
東京・中野サンプラザホール
<セットリスト>
M1.Sweet Surrender
M2.ワンダー・スターター
M3.TOKYO WATASHI COLLECTION
M4.一歩前ノセカイ
M5.Yellow Rose
M6.前奏曲
M7.Snow Leaves
M8.Life goes on!
M9.春風に乗って
M10.Rain of BulletsXX
M11.Misty=Missing You
M12.GYB!!
M13.Be Your Light!!
M14.On Your Mark!!
EN1.Be Happy Time!!
EN2.パレットガールズ
EN3.LOOK AT ME!!
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