ピンク、隔離生活と手術を乗り越えた自分を『バイオニック・ジェミー』に例える

　ピンクが、現地時間2023年2月17日に公開された米バラエティ誌とのインタビューで、コロナ禍の隔離生活、そして最近受けた手術について赤裸々に語った。

　「休みがあるのは自分の声にとってはすごくいいことだけど、身体に関してはそうでもない」とピンクは話し、「コロナ禍なんて特にそう。16キロ以上も体重が増えたの。サワードウ（・ブレッド）を作っては食べをずっと繰り返してた。そこにさらに股関節と首の頚椎椎間板の手術も行う必要があったからね」と説明した。

　そして、ピンクは「だから今の私は“バイオニック・ジェミー”。増えた体重もなくしたし、人生で今までにないくらい強くなってる。もう動き出す準備は万端だし、さっさとここから出たい。もう家はたくさんだね」と付け足した。

　インタビューの中でピンクは新しいアルバム『トラストフォール』における作曲プロセスについても明かしている。「私は常に考えすぎてる。だから心配や悲しみ、渇望や怒りはもちろんアルバムで表現されてるけど、同時に“もううんざりだから音量を最大にして。皆黙って踊れ”っていう部分も含まれてる」と説明している。「それらの楽曲をごちゃ混ぜにせず、A面をダンス・パーティー、B面を“キッチンから刃物を避難させたほうがいいかも”という風に分けることもできただろうけど、人生ってそうじゃないからね。人生っていうのは“最高の朝だった、最悪の午後だった、一杯飲みたい、抱きしめられたい、とりあえず泣きたい”が一日の間に起きるんだ」と語った。

　アルバム『トラストフォール』は13曲入りで、シングルとしてリリースされている「Never Gonna Not Dance Again」「Trustfall」「When I Get There」などが収録されている。