【第65回グラミー賞】開催、マドンナとドージャ・キャットがそれぞれアンチを一蹴:今週の洋楽まとめニュース

2023年2月11日 / 16:15

 今週の洋楽まとめニュースは【グラミー賞】に関する話題から。

 日本時間2023年2月6日に、米ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで【第65回グラミー賞授賞式(R)】が開催された。

 <年間最優秀レコード>はリゾの「About Damn Time」、<年間最優秀楽曲>はボニー・レイットの「Just Like That」がそれぞれ受賞。ハリー・スタイルズの『Harry’s House』は<年間最優秀アルバム>と<最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム>に輝いた。また、<最優秀新人賞>はサマラ・ジョイが受賞した。

【第65回グラミー賞授賞式(R)】全受賞アーティスト&作品リスト

 【第65回グラミー賞】で、マドンナがステージに立ち、サム・スミスとキム・ペトラスが<最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)>を受賞した楽曲「Unholy」のパフォーマンスを紹介し、音楽において大胆で挑発的、論争的で危険であり続ける二人に拍手を送った。

 しかし、授賞式の放送後にネット上で目立ったのは、彼女の力強いスピーチに関する内容ではなく、整形手術に失敗したのではなどと彼女の外見を攻撃する投稿だった。

 こうした中、2月7日にインスタグラムを更新したマドンナは、様々なアーティストと一緒に授賞式を笑顔で存分に楽しんでいる自身の動画を共有しながら、アンチへの反論メッセージを綴った。サムとキムの偉業を称えた後、「多くの人が、報道カメラマンによって長い(望遠)レンズのカメラで撮られた、誰の顔も歪ませるような私のアップ写真についてだけ話すことを選びました。またしても、私たちの住む世界に蔓延する年齢差別や女性差別の目にさらされてしまったのです。45歳を過ぎた女性を祝うことを拒否し、彼女が強い意志を持ち、勤勉で冒険的であり続けるなら、彼女を罰する必要があると感じる世界です」と、自身に対する批判に反論した。

マドンナ、自身の容姿に対する批判は“年齢差別や女性差別”であると反論

 ここ数週間、ドージャ・キャットは、赤く塗った肌に隙間なくスワロフスキー・クリスタルを貼り付けたり、つけまつげで作ったあごひげなどをつけたりして公の場に姿を見せていた。常に一歩先を行く彼女は一転して“普通”の格好をした写真をSNSに投稿した。

 最近のインスタグラムの投稿で彼女は、軽くウェーブがかかったブラウン・メッシュのロングヘアに、メイクはスモーキーなアイシャドウとニュートラルなリップカラーでシックにまとめ、服装はエレガントでレーシーな黒のトップスを披露している。だが、彼女にしてはおとなしめな格好の写真のキャプションには、「世の中のあんたたちみたいな超退屈なレモン・ウォーター・ビッチズのために、きれいなビートをやってやろうって思ったんだよ。だからもうマジで黙って私のこと放っておいてくれないかな。チャオ」と添えられている。

 この辛辣なメッセージに、他ならぬセレーナ・ゴメスが注目し、「爆笑。(ドージャのことが)大好き、あと気持ち分かるよ」とコメントを残している。

ドージャ・キャット、自身のファッションを批判する“退屈な”アンチに“放っておいて”と投稿 セレーナ・ゴメスも反応

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、マイリー・サイラスの「フラワーズ」が3週目の首位を獲得した。同楽曲はストリーミング・ソング・チャートとデジタル・ソング・セールス・チャートでもそれぞれ3週目の1位をキープ。エアプレイ・チャートでは11位から6位に上昇し、自身4曲目のTOP10入りを果たした。その他には、「ザ・クライム」(2009年 / 最高7位)、「パーティー・イン・ザ・U.S.A」(2009年 / 最高8位)、「レッキング・ボール」(2013年 / 最高4位)の3曲があり、「レッキング・ボール」以来約10年ぶりのランクインとなる。

 また、10位にはリル・ウージー・ヴァートの「ジャスト・ワナ・ロック」が先週の12位から上昇し、通算7曲目のTOP10入りを果たしている。

【米ビルボード・ソング・チャート】マイリー・サイラス「フラワーズ」3週連続首位、リル・ウージー・ヴァート7曲目のTOP10入り

 そして、アルバム・チャートでは、TOMORROW X TOGETHERの『The Name Chapter: TEMPTATION』が1位に初登場した。同作は2023年1月27日にリリースされた全5曲収録のミニ・アルバムで、Billboard 200でのTOP10入りは、2021年6月19日付で5位をマークした『The Chaos Chapter: FREEZE』、2022年5月28日付で4位に初登場した『minisode 2: Thursday’s Child』に続く3作目、首位獲得はグループ初の快挙となる。

 また、今週7位にはサム・スミスの新作『グロリア』が初登場し、デビュー作から4作連続でのTOP10入りを達成した。また、9位にはリル・ヨッティの新作『レッツ・スタート・ヒア』がデビューし、3作目のTOP10入りを果たした。

【米ビルボード・アルバム・チャート】TOMORROW X TOGETHER初登場1位、サム・スミス/リル・ヨッティがTOP10デビュー

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