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【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』のVol.10に、UAが登場した。
1995年にデビューして以来、その存在感ある歌声で、「情熱」「悲しみジョニー」など数々のヒットを放ち、女優やDJなどとして幅広く活動するUA。アーティストとして最初にファンになったのは、故アレサ・フランクリンや故ジャニス・ジョプリンだったという彼女は、世の中にはステージに立って歌う人とそれを見る人の2種類がいると知り、“できるならば、自分は、ステージの上に立って歌えるようになりたい”と思うようになったそうだ。
自身のキャリアについては、「ろくに“アマチュア時代”もなく、音楽に本格的に携わるのとデビューをするのが同時だったような状態だったので、全てがわからなかった。だから毎回、作品を作ることに必死でした。プレッシャーもあって、いつも緊張していたし、でもそれに向き合って克服して、また次の真っ白い紙を目の前に広げて歌を作って……今振り返ってみても、そうするしかなかったな」と振り返ったものの、「でも、歩んできた道のりは1つも間違っていなかったように思えますね」と明かした。
一方プライベートでは4人の子供たちの母である彼女は、ステージに立つUAと家庭でのUAの2面があると話し、「そのバランスがうまく取れている状態ってどんなふうなんだろうって、自分もこの27、8年かけてずっと向き合ってきたわけなんですけど、今もなおその取り組みの最中という感じがします」と続けた。
また、日本の女性がもっと活躍しやすい世の中にするために必要なこととして、「キャリアによって“子供を産むのをやめよう”という選択肢が浮上してしまうのは、国が子供を産む・育てる期間のサポートや保証が不十分だからだと思うんです。私自身が出産や妊娠を経験できて良かったと思っているからこそ、女性たちが産む選択についてもっとポジティブになれるような環境が整うと良いのにと思います」と自身の見解を述べた。
インタビュー全文は特集ページにて公開されている。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることが可能だ。
2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2022年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。
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