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TOMORROW X TOGETHERの『The Name Chapter: TEMPTATION』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
『The Name Chapter: TEMPTATION』は、2023年1月27日にリリースされた全5曲収録のミニ・アルバムで、Billboard 200でのTOP10入りは、2021年6月19日付で5位をマークした『The Chaos Chapter: FREEZE』、2022年5月28日付で4位に初登場した『minisode 2: Thursday’s Child』に続く3作目、首位獲得はグループ初の快挙となる。
『The Name Chapter: TEMPTATION』の初動ユニットは161,500で、その内訳アルバム・セールスが152,000、アルバム・ストリーミングが9,000(全5曲で1,324万回)、トラックによるユニットが500だった。ストリーミングを除く週間セールスの記録としては、2022年11月5日付でテイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』が記録した114万枚以来の高記録を打ち出している。
週間セールス152,000枚の内訳、デジタル・ダウンロードはわずか2%の3,500で、全体の98%がCDによる売上148,500枚だった。高セールスを記録したCDには、異なる特典が封入された数種類のパッケージがある。なお、現時点でアナログ盤(LP)やカセットテープは販売していない。
TOMORROW X TOGETHERのアルバムがBillboard 200(200位内)にランクインしたのは通算7作目だが、ソング・チャート“Hot 100”にチャートインした曲は現時点ではない。Hot 100にランクインしたことがないアーティストの作品が、過去1年間でBillboard 200で首位を獲得したのは、昨年『Oddinary』(2022年4月2日付)と『MAXIDENT』(2022年10月22日付)の2作をNo.1デビューさせたStray Kidsに続く2組目のアーティストで、いずれもK-POPのグループが達成している。
『The Name Chapter: TEMPTATION』に収録された5曲には英語の歌詞も含まれているがメインは韓国語で、主に英語以外で構成されたアルバムとしてはBillboard 200史上17作目のNo.1タイトルとなる。その17作のうち、前述の『Oddinary』と『MAXIDENT』(韓国語)、BTSの『Proof』(韓国語)、バッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』(スペイン語)の4作が2022年に1位を獲得していて、歴代17作中10作が韓国語によるアルバムだった(BTSが6作、 Stray Kidsが2作、SuperMが1作、TOMORROW X TOGETHERが1作)。
先週まで7週連続で首位をキープしていたシザの『SOS』は今週2位にダウンしたが、週間ユニットは初登場から7週連続で10万を突破している。
2022年12月24日 318,000ユニット
2022年12月31日 180,000ユニット
2023年1月7日 128,000ユニット
2023年1月14日 125,000ユニット
2023年1月21日 125,000ユニット
2023年1月28日 119,000ユニット
2023年2月4日 111,000ユニット
2023年2月11日 100,000ユニット
テイラー・スウィフト『ミッドナイツ』も2位から3位に順位を下げたが、週間ユニットは1%増加の(68,000に上昇した。一方、ドレイク&21サヴェージの『ハー・ロス』は6位から5位に上昇したが、週間ユニットは4%減少の44,000に若干数落ちている。モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』は、5%増加の42,000ユニットを記録して先週の8位から6位に再浮上した。
続いて今週7位にはサム・スミスの新作『グロリア』が初登場。初動ユニットは39,000で、その内訳23,000がアルバム・ストリーミング、14,000がアルバム・セールス、2,000がトラックによるユニットだった。週間ストリーミングは全13曲で3,075万回を記録している。
本作『グロリア』は、2020年10月にリリースした前作『ラヴ・ゴーズ』から約2年ぶり、通算4作目のスタジオ・アルバムで、デビュー作から4作連続でTOP10入りを果たした。本作からのリード・シングル「アンホーリー feat. キム・ペトラス」がソング・チャート“Hot 100”で自身初の1位を獲得し、アルバムのヒットに繋げている。
2位『イン・ザ・ロンリー・アワー』(2014年)
1位『スリル・オブ・イット・オール』(2017年)
5位『ラヴ・ゴーズ』(2020年)
7位『グロリア』(2023年)
バッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』(39,000ユニット / 5%減少)を8位に挟み、9位にはリル・ヨッティの新作『レッツ・スタート・ヒア』がデビューした。初動ユニットは36,000で、その内訳アルバム・ストリーミングが31,500(4,134万回)、アルバム・セールスが4,500、トラックによるユニットは残りのわずかだった。TOP10入りは『ティーンエイジ・エモーションズ』(2017年 / 5位)、『リル・ボート2』(2018年 / 2位)に続く3作目のランクインとなる。
10位は、ザック・ブライアンの『アメリカン・ハートブレイク』(31,000ユニット / 4%減少)が先週の9位からダウンした。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは2月10日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『The Name Chapter: TEMPTATION』TOMORROW X TOGETHER
2位『SOS』シザ
3位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
4位『Heroes & Villains』メトロ・ブーミン
5位『ハー・ロス』ドレイク&21サヴェージ
6位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
7位『グロリア』サム・スミス
8位『Un Verano Sin Ti』バッド・バニー
9位『レッツ・スタート・ヒア』リル・ヨッティ
10位『アメリカン・ハートブレイク』ザック・ブライアン
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