コールドプレイ、次のアルバムの完成が間近と明かす

　コールドプレイのクリス・マーティンが、カナダ・トロントのTV番組『CityNews』とのインタビューで、2021年のアルバム『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』に続く作品が完成間近であると明かした。

　クリスは、「“Moon Music”と題したアルバムを完成させている最中です」と語り、「“ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ”のVol. 2になりますが、リリースは少し先の予定です」と明かした。また、クリスは、いくつかの新曲を「年内に（コールドプレイの）コンサートで演奏するかもしれない」と続けた。

　10枚目のスタジオ・アルバムにゲスト・アーティストが参加するかは現時点では不明だ。インタビュアーが必要であれば木琴や知っている3つのギター・コードの演奏、下手なコーラスを喜んで提供すると述べると、クリスは、「あなたは私たちの印象を悪くするつもりですね」とジョークを飛ばした。

　「そこが問題なんです……ここ最近アルバムやツアーに素晴らしいゲストを迎えることができました。でも、“ああ、この人の方がもっと才能があるんだ”と気づいて、いつも少し意気消沈します」とクリスは笑った。【ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ・ツアー】のオープニング・アクトを務めたH.E.R.を、“主な例”として挙げたクリスは、彼女は“才能のレベルが違う”と話した。

　コールドプレイは、最新アルバム『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』で、セレーナ・ゴメス（「レット・サムバディ・ゴー」）、ウィー・アー・キングとジェイコブ・コリアー（「ヒューマン・ハート」）、そして米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得した「マイ・ユニバース」でBTSと共演している。

　2022年3月18日にコスタリカで【ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ・ツアー】をキックオフしたコールドプレイは、今年後半に行われる新たな北米公演の日程を発表したばかりだ。北米公演は、9月20日に米シアトルのルーメン・フィールドで始まり、10月1日に米カリフォルニア州パサディナにあるローズ・ボウルで幕を閉じる。また、彼らは今週末ペドロ・パスカルが初めて司会を務める『サタデー・ナイト・ライブ』に、音楽ゲストとして出演する。