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マドンナが、長年のコンサート・プロモーションのパートナーでありプロデューサーのライブ・ネイションと音楽マネージャーのガイ・オシアリー(Guy Oseary)と共に、2023年中に大規模な40周年記念ツアーを計画していると、情報筋が米ビルボードに語った。
64歳のポップ・アイコンは、1983年のセルフタイトル・デビュー・アルバムから2019年の最新スタジオ・アルバム『マダムX』まで、自身の全カタログから音楽を披露するという。このワールド・ツアーはマドンナにとって初のキャリア回顧となり、40年間に渡る彼女の最大のヒット曲が披露され、英ロンドンのO2での複数回公演も予定されていると伝えられている。
彼女の計画をよく知るある幹部は、「彼女がこれまでに行った中で最大のツアーになる」と米ビルボードに語っている。このツアーにはスタジアムとアリーナでの公演が含まれ、「マテリアル・ガール」的なキッチュさと、時にはとんでもないセックス・アピールの両方を提供する大げさな演出が含まれ、SNS向けの名場面の数々が予定されていると、この関係者は述べている。
このツアーの話題が浮上する数か月前、マドンナはリミックス・コンピレーション・アルバム『ファイナリー・イナフ・ラヴ:50ナンバー・ワンズ』をリリースした。これはダンス/クラブ・ミュージックのアーティストとしての彼女のキャリアを完全に網羅し、初公開となる貴重な音源20曲を含むトップ・プロデューサーによるリミックスを収録した作品だ。2021年、マドンナはワーナー・ミュージック・グループと契約を結び、“彼女を世界的なアイコンにした画期的な音楽を再訪する、大規模で複数年にわたるカタログ・リリース・シリーズ”を展開することになった。
マドンナが最後にツアーを行ったのは2019年から2020年初頭にかけてのシアター・ツアー【マダムX・ツアー】だったが、製作の遅れやマドンナの股関節と膝の怪我の再発に悩まされた。このツアーはマスコミからは高評価を得たが、習慣的になった開始時間の遅れはしばしばチケット所有者を怒らせ、2件の集団訴訟を起こされた。
マドンナは米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に57曲を送り込んでおり、TOP10ヒットは38曲、No.1は12曲もあることから、この新しいツアーの毎晩のセットリストの選曲に困ることはないだろう。首位を獲得した楽曲の中には1990年の「ヴォーグ」と2000年の「ミュージック」が含まれているが、この2曲は10年違いでリリースされ、それぞれ24週“Hot 100”にとどまった。1984年に発表された「ボーダーライン」は30週にわたって“Hot 100”にチャート入りしている。その10年後に発表したバラード曲「テイク・ア・バウ」は、“Hot 100”で7週1位をキープした。
米ビルボード・ツアー・チャート“Boxscore”によると、2008年から2009年にかけて開催されたマドンナの【スティッキー・アンド・スウィート・ツアー】は、女性アーティストによるツアーとしては史上最高額の4億700万ドル(約518億円)の興行収入を記録している。最近の【マダムX・ツアー】では、12万4,655枚のチケット販売で3,640万ドル(約46億円)の興行収入を記録した。
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