ジャスティン・ビーバーがH&Mを批判、メタリカ新曲を初披露、マライアが神対応：今週の洋楽まとめニュース

　今週の洋楽まとめニュースは、ジャスティン・ビーバーに関する話題から。ファッション・ブランドのH&Mに対しジャスティンは、自身の肖像や歌詞を使用した商品を無断で発売したと批判した。

　彼は現地時間2022年12月19日にインスタグラムのストーリーに、「H&Mがリリースしたコレクションは一切許可していない」と投稿し、「全て僕の許可や確認無しだ。僕がみんなの立場だったら買わないね」と忠告した。

　その後、H&Mはコレクションの販売を停止している。

ジャスティン・ビーバー、無断で自身の商品を発売したとH&Mを批判
ジャスティン・ビーバーとH&Mのコラボ商品、ジャスティン本人の批判を受けて販売停止

　12月16日、メタリカが、チャリティー・ライブ【Helping Hands Concert & Auction】を開催し、最新シングル「ルクス・エテルナ」を初披露した。

　11月にリリースされた「ルクス・エテルナ」は、米ビルボード・ハード・ロック・ソング・チャート“Hot Hard Rock Songs”チャートで初登場1位を記録し、メインストリーム・ロック・エアプレイ・チャート“Mainstream Rock Airplay”でもトップに上り詰めた。同曲は2023年4月14日にリリース予定の11thアルバム『72シーズンズ』からの先行配信曲となっている。

　当日は「今日のこのギグがあまりにも特別だから、アルバムから“ルクス・エテルナ”を演っちゃおうと思う」とジェイムズ・ヘットフィールドが話すと観客は大歓声で応え、「今日ここでライブ初披露をしようと思うんだけど、どう？」と楽曲の拾う前にさらに観客を煽っていた。

メタリカ、最新シングル「ルクス・エテルナ」をライブで初披露

　マライア・キャリーが、米NYマディソン・スクエア・ガーデン（MSG）で12月16日に行ったコンサート【Merry Christmas to All】に参加したファンの席を最前列にアップグレードする神対応を見せた。

　ことの発端は、ジョーダン・ファソ（Jordan Faso）というTwitterユーザーが、怪我をしているにもかかわらず、マライアのライブに参加する予定だと投稿したことだった。「足を捻挫していても、金曜日の@MariahCareyのライブを見逃すわけにはいかない！MSGまで這ってでも行くよ」と、ジョーダンは笑う絵文字を複数添えて、ツイートしていた。

　この投稿を見たマライアは、「這ってだなんて!!代わりと言ってはなんだけど、明日のライブで最前列に座るのはどう？」と提案している。マライア本人からの返信に大喜びしたジョーダンは、「ちょっと、めちゃくちゃ驚いたよ。大笑」と書き込んでいる。

マライア・キャリー、足を捻挫したファンの席を最前列にアップグレードする神対応

　さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、そのマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が通算10週目の首位を獲得した。

　ホリデー・シーズンの到来により先週約1年ぶりに返り咲いた「恋人たちのクリスマス」は、今週の集計期間中（2022年12月9日～15日）ストリーミングが14％増加の4,140万回、エアプレイが11％増加の3,310万回、セールスが86％増加の11,000にそれぞれ上昇し、今シーズン2週目、通算10週目の首位を獲得した。

　3位には、シザのニュー・アルバム『SOS』から、前述の「キル・ビル」が初登場。本作からは、10位に「ノーバディ・ゲッツ・ミー」の2曲がTOP10入りを果たしている。今週2曲がランクインしたことで、シザはTOP10タイトル数を7曲目に更新し、初登場の順位としては最高位を記録した。なお、これまでの最高位は「アイ・ヘイト・ユー」と「キス・ミー・モア」が初週で獲得した7位だった。

【米ビルボード・ソング・チャート】マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」通算10週目の首位、シザTOP10に2曲送り込む

　そして、アルバム・チャートでは前述のシザ『SOS』が1位に初登場した。同作は、2017年6月にリリースした1stアルバム『コントロール』以来約5年半ぶり、2枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200でのTOP10入りは最高3位をマークした『コントロール』に続く2作目、首位獲得は自身初の快挙となる。

　なお、前作『コントロール』は初登場から今週まで288週連続でチャートインを果たし、これまでのストリーミング総数は51億回、通算390万ユニットを獲得している。『SOS』のリリース効果により、今週のチャートでは35位から28位に再浮上した。

　また、モーガン・ウォレンの『デンジャラス：ザ・ダブル・アルバム』は7位から10位に順位を下げたが、今週でTOP10のランクイン総週が100週目に達し、サウンドトラックを除く最長記録をさらに更新した。　

【米ビルボード・アルバム・チャート】シザ自身初の1位、モーガン・ウォレンTOP10総週100週超え

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