【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト『ミッドナイツ』2週連続首位、ザ・ビートルズ『リボルバー』が4位

2022年11月8日 / 09:30

 テイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』が2週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 先週、2022年最大の週間ユニット(1,578,000)を記録して1位に初登場した『ミッドナイツ』は、今週ストリーミングが46%減少の224,000(2億9,400万回)、セールスが90%減少の114,000、トラックによるユニットが79%減少の4,000にそれぞれ大きく数字を落とし、週間ユニットは78%減少の342,000に下降した。

 初週に凄まじい記録を叩き出したため減少率が大きくなってしまったが、2週目の記録としては異例の高さで、2015年12月19日付でアデルの『25』が2週目で打ち出した1,162,000ユニット以来、過去7年間の最高記録を更新している。また、2022年の週間ユニットとしても、先週『ミッドナイツ』が記録した1,578,000ユニット、6月4日付でハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』が記録した521,000ユニットに続く3番目に高い記録を塗り替えた。

 今週『ミッドナイツ』が記録した342,000ユニットは、2位から7位にランクインしているアルバムの週間ユニットを合計した数よりも高く、先週初登場した際も、2位から88位までのアルバムの週間ユニットを合計した数よりも『ミッドナイツ』の記録が上回っていた。

 2位は先週に続きリル・ベイビーの『イッツ・オンリー・ミー』 (81,000ユニット / 26%減少)が、3位もバッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』 (62,000ユニット / 7%減少)がそれぞれ同位をキープして、TOP3は先週と同じタイトルがランクインした。

 続いて4位には、ザ・ビートルズの『リボルバー』がリエントリーを果たしている。本作は1966年8月に発表した7枚目のアルバムで、同年9月10日~10月15日付の6週間1位を獲得した言わずと知れた名作だが、未発表のセッション・レコーディングやデモ音源等を収録したスペシャル・エディションが2022年10月28日にリリースされたため、今週TOP10に再登場した。

 スペシャル・エディションのリリース効果により、セールスが6,346%増加の46,000、ストリーミングが280%増加の7,000(878万回)、トラックによるユニットも1,237%増加の1,000にそれぞれ急上昇し、週間ユニットは1,963%増加の54,000を記録した。なお、それぞれの記録には新たにリリースしたスペシャル・エディションのみならず旧作の記録も含まれている。

 『リボルバー』以前には、1967年リリースの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』が2017年、1968年にリリースした『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』が2018年、1969年にリリースした『アビイ・ロード』が2019年、1970年にリリースした『レット・イット・ビー』が2021年に、それぞれリミックス&拡張版のスペシャル・エディションとしてリリースされ、4作いずれも再TOP10入りを果たした。

 先週4位にランクインしていたモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』 (41,000ユニット / 6%減少)は5位に、5位にランクインしていたザ・ウィークエンドの『ザ・ハイライツ』 (41,000ユニット / 3%増加)も6位にそれぞれ一つ順位を下げ、7位には米カリフォルニア州出身の新人ラッパー=ベイビー・キームの『ザ・メロディック・ブルー』が、先週の105位からジャンプアップしてTOP10にに再ランクインした。

 『ザ・メロディック・ブルー』は昨年9月にリリースしたベイビー・キームのデビュー・アルバムで、2021年9月25日付で5位に初登場した後TOP10にはランクインしていなかったが、2022年10月28日に10曲を追加したデラックス・エディションとアナログ盤がリリースされたため、約1年ぶりにリエントリーを果たした。

 デラックス盤とアナログのリリース効果により、週間ユニットは前週から267%増加の37,000に上昇。その内訳、26,000がアルバム・ストリーミング(3,576万回)、11,000がアルバム・セールスで、セールスのほとんどがアナログ盤による売上だった。

 続いて8位にはコダック・ブラックの新作『Kutthroat Bill: Vol. 1』が初登場し、以下に続く5作目、今年2作目のTOP10入りを果たした。

3位『Painting Pictures』(2017年)
2位『Project Baby 2』(2017年)
1位『Dying to Live』(2018年)
2位『Back for Everything』(2022年)
8位『Kutthroat Bill: Vol. 1』(2022年)

 『Kutthroat Bill: Vol. 1』の初動ユニットは37,000で、その内訳アルバム・ストリーミングが34,000(4,567万回)、アルバム・セールスが2,500をそれぞれ記録した。本作からはリード・シングル「Walk」がR&B/ヒップホップ・チャートでTOP40入りし、プロモーションに繋げている。

 以下、ハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』 (31,000ユニット / 3%減少)が8位から9位にワンランクダウンし、ビヨンセの『ルネッサンス』 (26,000ユニット / 12%減少)が10位をキープした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは11月11日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
2位『イッツ・オンリー・ミー』リル・ベイビー
3位『Un Verano Sin Ti』バッド・バニー
4位『リボルバー』ザ・ビートルズ
5位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
6位『ザ・ハイライツ』ザ・ウィークエンド
7位『ザ・メロディック・ブルー』ベイビー・キーム
8位『Kutthroat Bill: Vol. 1』コダック・ブラック
9位『ハリーズ・ハウス』ハリー・スタイルズ
10位『ルネッサンス』ビヨンセ


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