イェーことカニエ・ウェストが、約5か月ぶりにステージでパフォーマンスを披露した。2022年7月8日に米ロサンゼルスのザ・ノヴォで行われたザ・ゲームのコンサートにサプライズ出演したカニエは、1月にリリースした二人のコラボ曲「Eazy」をライブで初披露した。
ザ・ゲームのライブは、近日発売される10thアルバム『Drillmatic: Heart vs. Mind』のリリース記念コンサートだった。二人がラップした「Eazy」は、カニエの元妻であるキム・カーダシアンの現在の恋人で人気コメディアンのピート・デヴィッドソンを盛大にディスっている楽曲だ。
8日のパフォーマンス映像では、カニエがフルフェイス・マスクと全身黒の服を着て人前に出るという最近のスタイルを踏襲し、事前に録音されたオリジナル曲のトラックに合わせてラップしている様子が映っている。ファンによる別映像では、自身のパートをラップしたあとにザ・ゲームと握手を交わしている場面も捉えられている。
パフォーマンスのあとにザ・ゲームは、「こいつはパフォーマンスをしに来たわけじゃないんだ。そこははっきり言ってた。ブラザーの（俺の）ために来てくれたんだ。3分遅刻するって言ってたんだよ、野暮用があるからバースの途中になっちまうかもって言ってた」と述べ、「俺は“ライブの終わりに来てハグしてくれるだけでもいい”って言ったんだけどさ。こいつの友情ってのは揺るがないんだ。俺がこいつに何をしても、何を言っても、ただ愛してくれる。こいつはまるで……Yeezus（カニエ）みたいだ！いつも側にいてくれてありがとう。お前は俺のブラザーだ。まあ、こいつは知ってるだろうけど、みんなの前であえて言うよ」と、カニエに感謝した。
カニエは1月に「Eazy」をリリースしたあと、2種類のミュージック・ビデオを公開したが、どちらもデヴィッドソンに暴力を振るうイメージがクレイメーション・アニメで表現されていた。