故デヴィッド・ボウイが、自身のキャリアを変えたアルバムにちなんだバービー人形として登場した。ボウイのアルバム『ハンキー・ドリー』の50周年を記念し、Barbie Signature Collectionが、“Barbie as Bowie”（バービー・アズ・ボウイ）と名付けられたコレクター向け人形の第2弾を2022年6月29日に限定発売した。
この粋な人形は、ミック・ロックが製作・監督した「ライフ・オン・マーズ？」のミュージック・ビデオでボウイが着用したパウダー・ブルー・スーツのレプリカを着ている。ボウイのユニークなスタイルを表現したこの衣装は、箔プリントのピンストライプ・シャツ、水玉模様の派手なネクタイ、そしてブラウンのプラットフォーム・シューズで彩られ、彼の70年代のグラム時代にふさわしい真っ赤な髪と、大胆なブルーのアイシャドウで、その象徴的なファッションを演出している。
デヴィッド・ボウイのバービー人形は高さ11.5インチ（約30cm）で、価格は50ドル（約6,800円）だ。Amazon、Walmart、Targetなどの大手小売店やMattel Creationsで販売されている。
Mattel（マテル）社は、3年前にもボウイの分身であるジギー・スターダストを再現し、宇宙服やオリジナルと同じ細かいメイクが施された人形で音楽界のレジェンドに敬意を表した。他にも故エラ・フィッツジェラルド、エルトン・ジョン、故マイケル・ジャクソン、シェール、故エルヴィス・プレスリーなどのアーティストが、バービー人形として発売されたことがある。
ボウイのアルバム『ハンキー・ドリー』は、彼のディスコグラフィーで最も重要なアルバムのひとつに位置付けられている。1971年にリリースされ、ボウイとケン・スコットがプロデュースした。ボウイは1999年に米誌ローリング・ストーンに対し、「“ハンキー・ドリー”のアルバム全体が、私に開かれた、ある新大陸に対する新たな熱意を反映しているんです。本当の外部の状況が、僕の書き方や物の見方を変えるほど100％影響したのは、あれが初めてでした」と振り返っていた。