『FUJI ROCK FESTIVAL’22』で絶対聴きたい! 洋楽5曲

2022年6月27日 / 18:00

『FUJI ROCK FESTIVAL’22』で絶対聴きたい! 洋楽5曲 (okmusic UP's)

各地でフェスが開催されはじめ、以前に戻れそうな兆しがようやく見えてきました。一方、海外では大型フェスもノーマスクで開催されるケースがほとんどで完全にコロナ禍以前に戻っています。ルールを守れる人が多い日本だからこそ、必要な場面以外でのマスク着用からは解放されてもいいのでは…? さて、今回は7月29日から開催される『フジロック』で聴きたい洋楽5曲をピックアップ! 昨年は海外勢ゼロだっただけに期待が高まります。
「The Tradition」(’21)/Halsey

ヘッドライナーとして『フジロック』初出演を果たすホールジー。意外なポジショニングだったというのが正直なところですが、それだけ期待値の高いアーティストなのでしょう。近年は俳優にビジネスにと広範囲で活躍を見せていますが、アーティスト活動としては14年からシンガーソングライターとしての道を歩んでいます。また、ホールジーは“客演の女王”という異名を持つほど成功と実績をおさめてきており、過去客演したアーティストはジャスティン・ビーバー、ザ・チェインスモーカーズなど。しかし、個人的にはNINのトレント・レズナーとアッティカス・ロスがプロデュースした4thアルバムから、強力で強烈な「The Tradition」をぜひとも苗場で響かせてほしいです。
「Take Me Back」(’21) /Jack White

「これぞロックンロール、これぞ『フジロック』」。ジャック・ホワイトがザ・ホワイト・ストライプス時代から『フジロック』に登場するたびに聞こえてきたフレーズですが、ここにきてヘッドライナーとして登場するとは意外でした。彼と『フジロック』と言えば、12年のグリーンに目の覚めるようなブルーのジャケット姿で登場した時。あの日のことを鮮明に覚えているほど大きなインパクトを残すパフォーマンスでした。あれからもう10年経ち、その間、ザ・ラカンターズ、ザ・デッド・ウェザーラストとしても活動してきたジャック。そして、コロナ禍を経験したことで「生まれ変わった」と語っている彼が、この新曲を苗場でどう届けるのかに注目です。
「Cousins」(’10) /Vampire Weekend

ファンでなくとも世代の音楽ファンならば耳にしたことがあるはずのこの作品。イントロを耳にしただけで体が反応してしまう人はきっと30代から40代でしょう。18年のグリーンでは御大ボブ・ディランの後に登場し、この日一番の盛り上がりと言っても過言ではないほどオーディエンスを大いに湧かせていた彼ら。メンバー脱退直後にも関わらず派手にぶちかますサウンドで、それまで大人しく観ていたオーディエンスの身も心も1000パーセント踊らせて、会場の隅々までハッピーなバイヴを届けていました。そこからの「A-Punk」への完璧な流れがこれまた最高すぎて、思わずステージに向かって駆け出しちゃった人も今回初めて観る人も、期待の上を行く彼らのステージは必見!
「Love$ick (feat. A$AP Rocky)」 (’16)/Mura Masa

デビュー翌年の16年に深夜のレッドマーキーに出演していたムラ・マサ。当時も注目株でしたが、今回は最終日のホワイトステージに堂々の登場です。イギリス王室属領のガーンジー島という孤島で生まれ育った環境が彼の音楽性をユニークにさせたと本人が語っているように、島もさることながらサウンドも独特。ムラ・マサという名前の由来には日本の文化が根底にあるなど気になるポイントをたくさん持っています。今回ピックアップしたのは、原曲「Lovesick Fuck」を気に入ったエイサップ・ロッキーがコンタクトしたことで生まれた作品で、ゴリラズのデーモン・アルバーンらが参加した楽曲とともに自身の名を冠したアルバム『MURA MASA」に収録されています。
「Take Me Somewhere Nice」(’01) /Mogwai

“どこか素敵なところへ連れて行って”。タイトルからすでにうっとりしてしまうこの曲は今から20年以上前にモグワイが世に放った作品です。コロナ禍でぐったり疲弊した心に「今年、11年ぶりに苗場に帰還する彼らのどの曲が聴きたい?」と尋ねたところ、この楽曲が真っ先に浮かびました。轟音のインストバンドとして知られているので聴かず嫌いな人もいるのではないかと想像しますが、筆者に音楽が自然と融け合う瞬間の不思議な気持ちよさを教えてくれたのは他でもない彼らでした。オープンエアーで彼らの音を聴いてみてください。皮膚から音がジワジワと浸透してくる未知の経験をさせてくれますよ。今回はレッドマーキーなので美しい異次元の世界を見せてくれるでしょう。
TEXT:早乙女‘dorami’ゆうこ

早乙女‘dorami’ゆうこ プロフィール:栃木県佐野市出身。音楽を軸に、コンサート制作アシスタント通訳、音楽プロモーション、海外情報リサーチ、アニメや人形劇の英語監修及び翻訳、音楽情報ウェブサイトにて執筆。


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