ビヨンセの最新アルバム『ルネッサンス』が2022年7月29日にリリースされることが明らかになった。
この発表の数時間後、ビヨンセが表紙を飾る英ヴォーグ誌の最新号のプレビュー記事が公開され、新作にファンが何を期待できるか予告した。絶賛された2016年のアルバム『レモネード』以来の正式なソロ・アルバムで、彼女の7枚目のスタジオ・アルバムとなる新作は、長期におよぶ新型コロナウイルスのロックダウン中に誕生し、一つの時代を再び決定付ける作品だと説明されている。
同誌編集長エドワード・エニンフルは、記事のプレビュー版で、アルバムからは「舞い上がるボーカルと激しいビート」を聞くことができ、そして細部にこだわる彼女が“考え、再考”を重ねた新型コロナウイルスの影響を受けた長い期間から生まれた期待通りの強烈さがあると表現した。
英ヴォーグの表紙で、ビヨンセは足元まである黒いガウンと放射状に広がる羽のようなヘッドドレスを身に着け、ダンスフロアで馬にまたがって座っている。他の写真では、ビヨンセがきらびやかなブーツとシルバーのパンツを履き、印象的なヘッドピースと共に巨大なディスコボールの上に座る姿や、彼女が巨大な襟のついた金色のコートに惑星の形をしたイヤリングを合わせ、JUNYA WATANABEの飾りびょう付きのレザー・ジャケットを着こなした近未来的な姿を見ることができる。
今回のプレビューで、アルバム『ルネッサンス』について、「ビヨンセのこれまでで最も野心的な音楽プロジェクト」とエニンフルは表現したが、その内容については多くを明かさなかった。しかし、ビヨンセの夫ジェイ・Zと3人の子供たちが暮らす米ロサンゼルスの家でのリラックスした夕食を通じて、ビヨンセの日常生活の一端を伺うことができる。一家は、ビヨンセに内緒で同誌の撮影現場に登場し、その2日後、エニンフルは“白い壁、輝くガラス、美しいアートが何エーカーも広がる”夫婦の“印象的なミニマル”な自宅で、家族の夕食に参加し、リブ肉、クリームコーン、豆、マッシュポテトを食べたそうだ。
6月15日に「act i」を準備しているとSNSで示唆したビヨンセは、エニンフルに「新しい音楽がリリースされます。たくさん」と述べた。Apple Musicのプレアド機能によると、この作品は16曲で構成されている。ファンはビヨンセの公式サイトでCD、Tシャツ、ポスター、28ページの写真集が含まれた『ルネッサンス』のボックス・セットを予約することができる。
前作『レモネード』以降、ビヨンセは2018年にジェイ・Zとのジョイント・アルバム『エヴリシング・イズ・ラヴ』を発表し、サウンドトラック『ライオン・キング：ザ・ギフト』、『ホームカミング：ザ・ライブ・アルバム』に続き、【アカデミー賞】にノミネートされた『ドリームプラン』のシングル「ビー・アライヴ」をリリースした。また、メーガン・ザ・スタリオンとコラボした「サヴェージ」では【グラミー賞】を受賞した。
英ヴォーグ誌は、デジタル版も含め6月21日に発売される。