米トーク番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』の企画で、番組司会のジェームズ・コーデンが、ハリー・スタイルズの最新アルバム『ハリーズ・ハウス』に収録されているバラード曲「Daylight」のMVを監督することになった。
気の知れた仲であるジェームズとともに、米ブルックリンにて予算300ドル（約38,000円）、3時間以内にMVを撮影することになったハリー。まずロケーションを探し始める2人だが2度断られ、3度目でやっと撮影を行えるアパートを見つけた。複数の若い女性が暮らすアパートで、どのアーティストのためのMVか知ると、1人の女性は顔を覆いながら、「現実じゃないみたい！」と驚きを隠せない様子で話した。
この女性はハリーとワン・ダイレクションのファンで、MVのために小道具を探していたジェームズが彼女の部屋で様々なハリーのグッズやハリーがハリー・ポッター風に描かれた絵などを見つけると、「君はクレイジーなサイコパスじゃないよね？」と心配そうに確認している。
最初は乗り気だったハリーだが、バスタブでの“死ぬほどセクシーな”ショットが撮りたいなど、新人監督のジェームズの要望や演出は次第に理不尽で馬鹿げた内容になっていく。痺れを切らしたハリーは「もう辞めない？これから“カープール・カラオケ”を撮影するのにはもう遅い？」と問い、クリストファー・ノーラン監督の映画『ダンケルク』に出演経験があることに触れ、「これは強調したいんだけど、これは全てジェームズのアイディアなんだ」と嘆いた。
住人の女性たちが友人たちを招き、盛り上がったパーティー・シーンの撮影に続いて、ロケーションをアパートの屋根を移すと、ジェームズはVFX用のグリーン・スーツで登場。歌詞に合わせて、ハリーの頭の周りを鳥が飛ぶというシーンで、鳥のぬいぐるみを持つジェームズを編集で後から消すというのだが、ハリーは彼の下半身が気になってしまう。ぴったりとしたグリーン・スーツの下にプロテクティブ・カップをしたジェームズは、「そうなんだ、（番組が放送されている）米CBSでは、男性器の形を見せたらいけないんだ」とカップを叩きながら説明。するとハリーも、ジェームズのカップを試しに叩いている。
様々な困難と困惑を乗り越えて完成した「Daylight」のMVとその撮影模様は、番組の公式YouTubeチャンネルで公開されている。