エリック・クラプトン、新型コロナ陽性のためヨーロッパ・ツアーを延期

2022年5月18日 / 12:30

 エリック・クラプトンが、新型コロナウイルス陽性となったため、現在開催中のヨーロッパ・ツアーの2公演を延期すると発表した。

 これまで新型コロナウイルスのロックダウン対策とワクチン接種に対して再三にわたり抗議してきたクラプトンは、現地時間2022年5月16日、ヨーロッパ・ツアーのキックオフとなった英ロンドンにあるロイヤル・アルバート・ホールでの公演2日目となる5月8日のライブ後に陽性反応を示したと発表した。

 声明には、「残念ながら、エリック・クラプトンは2日目のロイヤル・アルバート・ホール公演後に新型コロナウイルス陽性であることがわかりました」と綴られている。当初2020年の夏に予定されていたツアーは、620万人以上の死者を出した世界的なパンデミックのため、2021年春に延期され、その後2022年春に再延期された。「移動や演奏の再開が早すぎると、完全な回復が大幅に遅れる可能性があると医療アドバイザーから彼は言われています。また、エリックはバンド、クルー、プロモーター、スタッフ、そしてファンのみなさんに感染させてしまうことを懸念しています」と説明した。

 そのため、5月17日にスイス・チューリッヒのハレンシュタディオンと5月18日にイタリア・ミラノのメディオラヌム・フォーラムで予定されていた公演は延期され、5月20日と21日のイタリア・ボローニャでの2公演からツアーを再開する予定となっている。また、声明は延期された公演は6か月以内に日程を組みなおすとしている。

 さらに、「ロックダウンの期間中、そして渡航制限の中で、新型コロナウイルス感染を避けてきたエリックが、今回新型コロナウイルスに屈してしまったことは非常に悔しいですが、今週末までに彼が十分に回復し、予定している残りの公演を行えることを我々は強く望んでいます」と声明は続いている。

 77歳になるクラプトンは、2020年にロックダウン反対派のヴァン・モリソンと組んで反ロックダウンの曲「Stand and Deliver」を発表し、またソロでもロックダウン反対を訴える「This Has Gotta Stop」をリリースした。さらに、彼はワクチン接種の証明を必要とする公演で演奏することを拒否し、今年初めには、新型コロナウイルスの予防策を集団で順守するよう仕向ける秘密のメッセージがYouTubeの動画には隠されているという広く偽りであると証明され、物議を醸した理論を擁護していた。

 クラプトンは、アストラゼネカのワクチンを接種した結果、指に重度の神経損傷を負い、数か月ギターを弾くことができないほど体調を崩したと主張していた。


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