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SNSでウクライナ支援アクション、テイラー・ホーキンス死因調査へ、ウィル・スミスが謝罪:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースはウクライナ支援アクションの話題から。現地時間2022年4月8日に、エンターテインメントとスポーツの各分野で活躍するスターたちが、【スタンド・アップ・フォー・ウクライナ】と題されたSNS上のムーブメントに参加する。ビリー・アイリッシュ、ザ・ウィークエンド、レディオヘッド、U2などを含む40組以上のアーティスト/著名人が参加者として名を連ねている。

 当日はSNSにログインした全ての人に対し、芸能人や活動家から発信されたウクライナへの具体的支援の呼びかけと、2月24日にロシア軍が侵攻してから拡大し続けている人道的危機の解決を求めるメッセージが殺到することが期待されている。SNS上で人々を集め、政府や企業のリーダーたちに、ウクライナへの侵攻やイエメン、南スーダン、アフガニスタンなど世界各地の紛争により避難している数百万人の人々を助ける追加の緊急財政支援を提供するよう圧力をかけることが意図されている。

B・アイリッシュ/ザ・ウィークエンド/レディオヘッド/U2など、人気アーティストたちが一斉にウクライナ支援アクションをSNSで展開へ

 1997年からフー・ファイターズのドラマーとして活躍したテイラー・ホーキンスが50歳で死去したというショッキングなニュースが、現地時間の3月25日夜にバンドのSNSで発表された。ホーキンスの死因は確認されていないが、コロンビア検察局は26日夜、尿毒物検査でTHC(マリファナ)、三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン、オピオイドなど10種類の物質の痕跡が体内から検出されたと報告。検察局は、国立法医学研究所が「テイラー・ホーキンスが死に至った経緯の全容解明」に向けて医学的調査を継続すると言及しており、今後の結果については検察局から報告されるとのこと。フー・ファイターズは25日夜に、ボゴタの【フェスティバル・エステレオ・ピクニック】に出演予定だった。

フー・ファイターズのテイラー・ホーキンスが50歳で死去、体内から薬物10種を検出

 3月28日、ウィル・スミスが公式インスタグラムを通じて、現地時間の日曜夜に開催された【アカデミー賞】でクリス・ロックの顔を平手打ちしたことを謝罪する声明を発表した。ウィルは、「あらゆる形態の暴力は有害であり、破壊的です。昨夜の【アカデミー賞】での私の振る舞いは受け入れ難く、弁解の余地がないものでした。私を犠牲にしたジョークは仕事の一環ですが、ジェイダの病状についてのジョークは私には耐え難く、感情的に反応してしまいました」と長文のメッセージで綴り、「クリス、君に公に謝罪したいと思います。私はやり過ぎてしまいましたし、間違っていました。恥ずかしく思っていますし、自分の行動は自分がなりたい男性像を示していませんでした。愛と優しさの世界に暴力の余地はありません」と続けた。

 クリスは、【アカデミー賞】授賞式の舞台上で、ウィルの妻であるジェイダ・ピンケット・スミスの坊主頭を揶揄。ジェイダは2018年から自己免疫疾患による脱毛症に悩まされていることを公表しているが、クリスは彼女の外見について、「ジェイダ、愛してるよ、“G.Iジェーン2”、早く見たいよ」とジョークを言った。

 ジェイダがこのジョークにあきれた表情を浮かべたあと、ウィルが客席からステージに乱入しクリスを平手打ち。クリスは目に見えて動揺しながらも、当初予定していた漫談を続けようとしたが、ウィルは着席してからもクリスに対し、「妻の名前をお前の汚い口で言うな」などと牽制した。

ウィル・スミス、【アカデミー賞】でクリス・ロックを平手打ちしたことを謝罪「恥ずかしく思っています」

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、グラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」が4周目の首位をキープした。英国出身のグループによる楽曲が4週以上首位を獲得したのは、スパイス・ガールズの「ワナビー」(1997年)以来、約25年ぶり。

 先週2位に再浮上したジャスティン・ビーバー&ザ・キッド・ラロイの「ステイ」は、今週も同位をキープしている。同曲は3位に初登場した2021年7月24日付からトップ10にチャートインし続けていて、今週で通算記録を37週目に更新した。初登場からの連続記録としては、歴代トップの38週を記録したポスト・マローンの「サークルズ」(2019年~20年)に次ぐ2番目の長さだ。

 9位には、先週の12位からドージャ・キャットの「ウーマン」が上昇し、自身5曲目のトップ10入りを果たした。同曲を収録したアルバム『プラネット・ハー』からは、「キス・ミー・モア」「ニード・トゥ・ノウ」に続く3曲目のランクインとなる。

【米ビルボード・ソング・チャート】 グラス・アニマルズ4週連続1位、ドージャ・キャット「ウーマン」TOP10入り

 そして、アルバム・チャートでは、Stray Kidsの『Oddinary』が2022年最大の週間セールスを記録してNo.1デビューを飾った。Stray Kidsはこれまで、その週最も人気のある世界のアルバムをランク付けしたワールド・アルバム・チャートで10回トップ10入りしている。JYPとインペリアル/リパブリック・レコードのパートナーシップによる米国でのリリースは本作『Oddinary』が初めてで、Billboard 200でのチャートインも首位獲得も初の快挙となる。また、英語以外の歌詞を主としたアルバムがBillboard 200で1位を獲得するのは、全編スペイン語によるアルバムとして初の首位を獲得したバッド・バニーの『El Último Tour Del Mundo』(2020年12月12日付)以来、約1年4か月ぶりで、史上13枚目だ。

 7位にはチャーリーXCXの新作『クラッシュ』が初登場。2020年5月にリリースした前作『ハウ・アイム・フィーリング・ナウ』から約2年ぶり、5枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200で初のトップ10入りを果たしている。

【米ビルボード・アルバム・チャート】Stray Kidsが今年最大の週間セールスで初登場1位、チャーリーXCX初のTOP10入り

 

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